密になりそうな岐阜県の馬籠宿の聖火リレーは、自宅前や２階から見物しては行けない。私権の制限、まるで戦時中の防諜体制だな。

密になりそうな馬籠宿の聖火リレーは、自宅前や２階から見物しては行けない。まるで戦時中の防諜体制だな。

岐阜新聞が話題にしていますが、4/3，4/4で岐阜県の観光名所、旧中山道馬籠宿前を聖火リレーが走る予定と
なっています。さて、馬籠宿前は道幅が狭く、密になりやすいのと、2Fからの見学では落下物の懸念、
例えばペットボトルをうっかり落としたり、国旗などを振り回しているとうっかり飛んでいったりするため、
地元の住民は自宅前や２階から見物しては行けないそうな。

ランナーが走る石畳のコース沿いには店舗や民家が立ち並ぶ。聖火リレー県実行委員会は住民の協力を得て店先などに２７カ所の観覧エリアを設定しており、当日は観覧エリアを明示するために景観に配慮した竹柵を設置する。密集対策で人数制限が行われ、馬籠宿下入口から上入口の間にある観覧エリアで見るには午前８時２０分ごろまでに移動しておく必要がある。

中略

住民からは「自宅での行動制限はやりすぎ。外に出たり窓を開けたりした時に『見るな』と言われたら気分が悪い」との声も聞かれた。

まぁ観光地の一等地の住民というのもなかなか既得権益まみれでしょうけど、
「家から見るんじゃねぇ」「2階から見るのもダメだぞ」と言われたら気分が悪いでしょうね。
勝手に家の前走ってんじゃねぇよ、私権の制限かよ、と言いたくなります。
法的根拠を明らかにされたい、と質問したくなりますね。

これではまるで戦前にワシントン海軍軍縮条約を秘密裏に破って、
極秘に世界最大の戦艦「大和」を建造するため、諸外国のスパイの眼をかいくぐるべく、
造船することになった広島の呉造船所の付近を通る鉄道はカーテンを閉めることを憲兵が強要したり、
造船所を見下ろせる山に登るには入山許可が必要であり、
勝手に登ると逮捕⇒取り調べ時代を彷彿とさせるものです。

ここに住んで商売を営んでいる人は、コロナ前は「人が集まって祭りや！儲かるわ！ワッショイワッショイ！」と
絵に描いた餅で浮かれていたかもしれませんが、現実は「外に出るな、見るな、見るなら指定の場所で」とのこと。
ちょっと悲しい聖火リレーでした。