楽天と日本郵政が資本提携へ。これでようやく郵便局が楽天モバイル圏内へ。物流の効率化や電子商取引、金融などのシナジー効果を目指す。

楽天と日本郵政が資本提携へ。物流の効率化や電子商取引、金融などのシナジー効果を目指す。

日本郵政が1500億円を楽天に投じて、資本提携を行うことを発表しました。

日本郵政と楽天は12日、資本・業務提携で合意したと発表した。日本郵政が楽天の第三者割当増資を引き受け、8．32％出資する。出資額は約1500億円。デジタル技術を使った物流の効率化や楽天の携帯電話販売の拡大が柱で、今後金融や電子商取引（EC）などに提携範囲を広げ、両社の事業基盤の抜本的な強化を狙う。

楽天側としては全国24000箇所に存在する郵便局を顧客窓口とし、アマゾンやヨドバシに比べて
脆弱と呼ばれる物流ネットワークの強化を図り、併せて楽天携帯電話の申し込み窓口を設けるそうな。

そして、郵便局屋上に楽天モバイルのアンテナを設置するとのこと。
そのうち郵便局で楽天保険の商品も売り出しそうですね。

残高200兆円という郵便貯金を持つゆうちょ銀行とのシナジー効果も期待できるかも知れません。

ただ、楽天嫌いの人は、なんとなく日本郵便が敵の手に堕ちた感が否めないかも。

年寄ほど「元々国営企業の日本郵便が一民間企業に擦り寄りやがって・・・
よりによって楽天かよ、NTTグループちゃうんかよ、1949年に旧逓信省が郵電分離政策で
郵政省と電気通信省（現NTT）に分割されたよしみを忘れたか。裏切り者め。」
というイメージが湧くかも。

はてさて、シナジー効果が出てくるのはもう少し先でしょう。
事の推移を見守りましょう。