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東洋新薬の「葛の花由来イソフラボン」(機能性表示食品)で一斉聴取。課徴金制裁の恐れ。業者よ震えて眠れ。

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東洋新薬の「葛の花由来イソフラボン」(機能性表示食品)で一斉聴取。行政処分&課徴金制裁の恐れ。業者よ震えて眠れ。

打ち消し表示、つまり「このサプリメントを飲むと痩せました(※消費者の感想です)」という
表記が問題視され、景品表示法違反である疑いとの姿勢を消費者庁が表明していますが、
今回は機能性表示食品に対する初の行政処分が下る模様です。

対象商品:
東洋新薬が26社にOEM配給する「葛の花由来イソフラボン」

疑惑:
・「1日9000歩の運動」「2000カロリーの摂取」という条件下で臨床試験を行い、
その条件下での体重減少が認められました。そういった、適切な食事制限と、適度な運動という、
特定の条件下で臨床試験を行った場合に認められたという「打消し表示」が目立つ表示になっていなかった。

・BMI25~30という割りとデブ向けの臨床試験を行ったが、その臨床試験の対象者の表示が
明確に行われていなかった。

東洋新薬の関与:
東洋新薬が営業ツールとして、OEM配給先にプレゼンテーション資料を配布しており、
その中で「販促表現例」としてDHCやライオンなどの他社販促表現例を挙げる資料を提供してたそうな。
販売業者は、このプレゼンテーション資料を参考とし、消費者に販売していたそうな。

一斉聴取の実施:
一斉聴取は6月末から行われ、メーカ担当者1人へ消費者庁への来庁を要請され、
製造会社である東洋新薬の関与があったのか、取り調べもしくは調査が行われたそうな。
併せて、広告作成に至る経緯、意図および内容を聴取され、供述調書が作成されたそうな。

あくまでも任意ですが、果たしてこの出頭要請に応じなかった場合、どんな報復を受けるのか、
分かったものではないのがお上の権力の怖いところ。

ちなみに、OEM先だけでなく、製造元の東洋新薬のゴールデンクロスという商品も、
楽天24といういわゆる楽天公式サイトにて、普通に販売中です。

確かに、楽天24のサイトでは打ち消し広告は見られませんね。
適切な食事制限と、適度な運動で行った実験(そりゃ痩せるの当たり前だろというツッコミもありますが)や
BMI25-30のデブ向けという表現もありません。

正直、この手の打ち消し表示を行わない販売ページで売っている業者なんて星の数ほどありますので、
ここで景品表示法違反の行政処分である処置命令、及び課徴金の制裁が課せられると、
影響範囲はかなり大きく、業界全体、及びネット広告やサプリメント販売に多大なる影響を及ぼす、
前例となります。

サプリメント業界は今こそ戦うべきですし(ちゃんと痩せるというエビデンスが示せるならば)、
国民としては曖昧な表記や不当な広告表示などは糾弾する良い機会でもあります。

「朝スッキリ」や「らくな動きをサポート」、「考える力をサポート」など、曖昧な表現で売上を伸ばしている
クソ業者を叩き潰し、今一度二重盲検法やエビデンスベイスドな医療、科学に立ち返り、
広告表示に踊らされる一億総白痴化された日本人に適切な知識と教育を与える機会になりますので、
いっちょ消費者庁には頑張って欲しいところです。


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