楽天カードがカードフェイスを刷新、のっぺらぼうに。セキュリティコードも同面表示で大丈夫か？

楽天カードがカードフェイスを刷新、のっぺらぼうに。セキュリティコードも同面表示で大丈夫か？

そもそも、なんで表面にカード番号を表示してエンボス加工（凸凹加工）しているかと言うと、
昔はクレジットカードの表面をインプリンターで伝票に転写して決済していたのですが、
最近はそんなことをしているところは殆ど見かけなくなりました。
海外での決済や、本当に古い国内加盟店であれば残っている可能性は否定は出来ませんが。

さて、カード会社側もこのエンボス加工をするとカード発行費用が余計にかかってしまうので、
そろそろ止めたいよね、というのが主流で、三井住友カードのナンバーレスカードを始め、
各種「のっぺらぼう」化したカードが発行されています。

楽天カードも同様に、「カード番号と有効期限を裏面に。
カード情報の盗み見等のリスク低減によりセキュリティを強化しました。」、
ということでエンボス加工無し、番号は裏面表示となりました。

セキュリティコードも同面表示で大丈夫か？

楽天カードの番号は、表面から表示が消えますが、三井住友カードのような「完全なナンバーレス」で、
アプリでのみ番号を確認できる、という仕様ではありません。

カード裏面を見ると、番号が確認できます。

問題は、3桁のセキュリティコードも同時に見えちゃうこと。
以前にレジのバイトで驚異的な記憶力を発揮し、番号16桁、名義、有効期限を瞬時に記憶して
悪用していた人が逮捕されていました。その才能、他に活かせなかったか？才能の無駄遣い、
という指摘はともかく、その人も裏面のセキュリティコードを盗み見るにはカードをひっくり返さなくては
なりませんでした。

今回はカードのすべての情報が裏面に集約されることで、セキュリティコードも同時に見えることから、
セキュリティ的にはどうなんでしょ。ただ、リアル店舗でセキュリティコードを使うことはほぼ無いので、
メモした上で塗りつぶしておくほうが良いかも。

財布が傷つかなくなる：

エンボス加工がなくなることで、ずっと財布の同じ場所にカードを入れていても、
財布が傷まなくなります。これは便利。

ただし管理人のように、カードの凸凹に爪を引っ掛けて取り出していたような人には改悪。
ただしそんな人は数少ないでしょうし、大勢の人からみたらどうでも良い変更でしょう。

1点気になるのは、どう見てもデザインが「現行の楽天カードから番号だけを除いた手抜き」であること。
これは楽天、金かけてないなぁ・・・圧倒的ダササ、とは言いませんが、少なくとも洗練はされていない。

まぁ楽天カードですから、別にステータスを求めるものではなく、単に決済してポイントが付けばいいだけ。
それ故に還元率で差別化して欲しいところですが、現実には改悪の嵐。
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という訳で、興味ある人は利用してみましょう。
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