ドコモが「スマホおかえしプログラム」の提供を開始へ。36回払いで25－36ヶ月目に携帯を返却すると残債無料。iPhoneも対象。Androidはお得かも。6/1～。

ドコモが「スマホおかえしプログラム」の提供を開始へ。36回払いで25－36ヶ月目に携帯を返却すると残債無料。iPhoneも対象。Androidはお得かも。6/1～。

※誤記修正：iPhoneも対象です。失礼しました。
ただし、iPhoneは綺麗に使えば2年後に1/3以上で売れる事から、このプログラムは使わなくてもよいかも。
画面もヒビ割れそうですしね。

ドコモが36回払いにして、25－36回目に端末を返却すると、残債が免除される
新しい端末サポートの形の「スマホおかえしプログラム」を開始します。

期間：2019年6月1日（土曜）より

スマホおかえしプログラムの条件：

・例えば10.8万円の機種を36回払いで買うと（買わねーよ）、1回3000円ですが、
25ヶ月目に返却すると72000円が自己負担で、残り3.6万円の残債は免除となります。

・なお、返却時にはドコモ基準の審査があり、破損や水濡れ等が見られる場合は
2万円の罰金、またはケータイ補償サービス（月額使用料：330円～1,000円）に加入していると、
2000円の罰金となります。

おそらく画面割れなどは罰金の対象となります。怖いなぁ。

なお、12回払いが2万円の以下の端末の場合、画面割れの罰金を払うよりも、
36回完走して、またはするふりで支払いを続けつつ、画面を修理した後にジャンクで売ったほうが、
元が取れるかと。ただ、それを考慮して対象端末はある程度お高いハイエンド端末に
限定されています。

これならば、普通に月々サポートで24ヶ月完走すれば実質価格は結構安く、
端末の没収もなく、ドコモ基準の審査も無かったのに、総務省がしょーもない横やりを入れるから・・・

・また、36回払いを最後まで完走すれば、端末の返却は不要となります。

・端末返却後は、回線を解約しても、機種変更しても、どっちでもOK。
再度このプログラムを使わなくてはいけない4年縛り、6年縛り、一生縛りなどもありません。

ドコモ回線の維持も必要ではない：

このプログラムにおいて、ドコモ回線の維持も必要条件には入っていません。
ドコモを解約しても、24回までしっかり払えば、残り25－36回目の支払い時に
端末の没収を条件に引き取ってもらえます。

逆に言うと、契約後に即解約して、端末代はしっかりと支払いし、
端末はそのままでMVNOのSIMを指して運用するのもありかと。
意味があるかは分かりませんが。

Android対象端末：iPhoneも対象。：

で、お得なの？

損な人：
iPhoneは対象外ですが、25ヶ月目以降にお使いのAndroidスマホが購入時の1/3以上で売れる、
売る手間を掛けられる人は、損となります。

得な人：
逆に、25ヶ月目以降にお使いのAndroidスマホが購入時の1/3以下でしか売れない、
または売る手間が掛けられない人は、お得となります。

Androidは一般的にリセールバリューが低いことから、得になる可能性が高いかも。

2年前のXperia XZs SO-03Jでシミュレーション：

例えばXperia（エクスペリア） XZs ドコモ SO-03Jは2017年5月26日発売で、
発売から2年経過しています。

スペックはAndroid7.1/SD820/RAM4GB/ROM32GB/5.2インチのハイエンドマシン（当時）。
価格は85536円、月々サポートでMNPの実質価格1万円台半ば、新規・機種変更は3万円台前半。
当時の記事：ドコモ、2017年夏モデル8機種を発表 – ケータイ Watch

さて、2019年5月における中古Yahoo!オークション相場は美品で2万円ぐらい。
Xperia XZs SO-03Jの平均価格は20,345円

というわけで、月々サポートを考慮しない額面価格85536の1/3は28512円であることから、
中古相場はそれを8000円程度下回っているため、結果としてドコモに買い取ってもらったほうが、
お得になることが分かります。

問題点：必ず25回目に返却しないとロスが出る。

25-36回目でいつ端末を返却しても、残債は残りの分が免除されるだけです。
つまり28回目で返却すると、25，26，27回目が払い損になります。

つまり、24回目で返却の手続きを行い、きっちり返却しないと、無駄になります。
もちろん、端末は別途容易する必要もあり、そのへんを計画的に白ロムを準備出来る人でないと、
ロスが出る可能性があります。

そして、そのへんの購入から25ヶ月後の端末事情を考慮して、計画的に行動できる人間は、
そもそもぼったくりキャリアなんぞに愛想を尽かして、MVNOに移っているでしょう。

というわけで、それでも興味がある人はドコモで契約してみましょう。
管理人としては、5月中にdocomo with回線を作るかちょっと悩み中です。

「スマホおかえしプログラム」で正規の方法で端末を購入することは無いかと。

だって割高なお金で買わされて（当然25－36回目の支払い無料化のツケは誰が払うかというと、
新たに端末を買うユーザーです。ドコモユーザー強制参加のババ抜きですよ、これは）、
間違って落としたら罰金2万円ですからね。