Amazonで買うべきコスパが良くて軽いモバイルバッテリーおすすめはこれ。バッテリースコアリングによるモバイルバッテリー選択方法。
Amazonやら楽天で数多くのバッテリーが販売されていますが、容量やら重さやら、
どれを買えばいいのか悩むと思います。
ただ大容量なものを買えばいいかというと、そうではありません。
必要以上に大容量なモバイルバッテリーはやたら重く、旅行先でiPhoneなどのスマートフォンを
ちょこっと充電するぐらいにはオーバースペックなものも巷に溢れております。
また、ドコモショップなどのキャリア公式ショップでおしゃれ(笑)に陳列している商品や、
家電量販店などの店頭で適当に買うと、エレコムとかのコスパが悪いものを掴まされてしまいます。
そこで、アマゾン売れ筋ランキングからmAh、値段、重さをそれぞれ考慮し、
適当にバッテリースコアを算出してみました。
モデル名 | mAh | 値段 | 重さ(g) | mAh/値段 | mAh/重さ | バッテリースコア |
EC Technology 22400mAh | 22,400 | 3299 | 470 | 6.8 | 47.7 | 323.6 |
cheero Power Plus 3 Premium 20100mAh | 20,100 | 3780 | 375 | 5.3 | 53.6 | 285.0 |
Jackery Zen プレミアム 10000mAh | 10,000 | 1490 | 238 | 6.7 | 42.0 | 282.0 |
cheero Power Plus 3 13400mAh | 13,400 | 2980 | 245 | 4.5 | 54.7 | 245.9 |
Anker PowerCore 13000 | 13,000 | 2899 | 259 | 4.5 | 50.2 | 225.1 |
Anker PowerCore 10000 | 10,000 | 2499 | 180 | 4.0 | 55.6 | 222.3 |
Anker PowerCore 20100 | 20,100 | 3799 | 481 | 5.3 | 41.8 | 221.1 |
RAVPower モバイルバッテリー 6700mAh | 6,700 | 1699 | 136 | 3.9 | 49.3 | 194.3 |
(パワーアド)Poweradd Pilot 2GS 10000mAh | 10,000 | 1999 | 258 | 5.0 | 38.8 | 193.9 |
cheero Power Plus 3 mini 6700mAh | 6,700 | 1980 | 130 | 3.4 | 51.5 | 174.4 |
イングレス公式cheero Ingress Power Cube 12000mAh CHE-058 |
12,000 | 3180 | 275 | 3.8 | 43.6 | 164.7 |
(パワーアド)Poweradd Slim2 5000mAh | 5,000 | 1199 | 127 | 4.2 | 39.4 | 164.2 |
Anker PowerCore+ 13400 | 13,400 | 3999 | 308 | 3.4 | 43.5 | 145.8 |
cheero Power Plus DANBOARD version 10050mAh |
10,050 | 3650 | 190 | 2.8 | 52.9 | 145.6 |
Anker Astro E1 | 5,200 | 1899 | 119 | 2.7 | 43.7 | 119.7 |
cheero Power Plus 3 stick 3350mAh | 3,350 | 1480 | 70 | 2.3 | 47.9 | 108.3 |
Anker PowerCore+ mini (3350mAh | 3,350 | 1799 | 80 | 1.9 | 41.9 | 78.0 |
【初音ミク】 cheero Energy Plus mini 4400mAhHATSUNE MIKU version |
4,400 | 2900 | 110 | 1.5 | 40.0 | 60.7 |
cheero Power Plus 4200mAh DANBOARD version -plate- |
4,200 | 2980 | 105 | 1.4 | 40.0 | 56.4 |
参考:ドコモ公式 ポケットチャージャー 03 | 6,200 | 4320 | 184 | 1.4 | 33.7 | 48.4 |
バッテリースコア=(mAh/値段)×(mAh/重さ)
mAh/値段:コストパフォーマンスを計算します。1円辺りのmAhです。多いほど有利。
大体1円=3mAh以上が購入妥当ラインかと。
※当然mAhが1-2万と多いタブレットも充電可能な機種ほど有利になります。
mAh/重さ:重さの割に電池容量があるものを計算します。多いほど有利。
※同様に、mAhが1-2万と多いタブレットも充電可能な機種ほど有利になります。
最後にこれらの指標を掛けあわせたものをバッテリースコアとします。
※数学的に正しく、意味があるかどうかは全く不明です。まぁ暇つぶしみたいなもんです。
結果は20000mAHのEC Technologyが1位。ただしスマホ充電にはオーバースペック。
一番高いバッテリースコアはEC Technologyとなりました。でも重量は470g,22400mAhと、
持ち運びにはかなり重たく、22400mAhはスマートフォンの充電に明らかにオーバースペックです。
砂漠の真ん中を一週間ぐらい彷徨う旅行にはぴったりですが、まぁ鳥取砂丘ではそこまで
彷徨えませんし、海外だと砂漠の真ん中では電波が飛んでいませんから圏外ですし、
意味が無いですね。
個人的には10000mAhあれば十分だと考えますので、Jackery Zen プレミアム 10000mAhが
バランスが取れていていいかと。
重さも238g。バッテリー容量は10000mAhです。
モバイルバッテリーは容量の6-7割しか使えない。理由は昇圧/降圧ロスによる。
ただし、モバイルバッテリーの容量を全部使って充電することは出来ません。
どういう事かというと、上記のJackery Zen プレミアム 10000mAh、iPhoneSEは1624mAh、
単純に数学で考えると、10000/1624≒6回ほど充電出来そうなものですが、それは無理です。
なぜならば、バッテリーの電圧の昇圧ロスがあり、どんなメーカーでも容量の6-7割しか充電として
使えないためです。
※理由:
モバイルバッテリーの電圧は3.7V、スマホ側のUSB端子が5V、スマホ側のバッテリーが3.7Vであるため、
モバイルバッテリーから出力される電力は一度3.7V⇒5Vに昇圧されてスマホUSB端子から突入し、
さらに3.7Vに降圧されてスマホ側のバッテリーに蓄電されます。
この時の変換ロスが3-4割になるため、結果的にモバイルバッテリーの6-7割しか使えないわけ。
このJackery Zen プレミアム 10000mAhも、実際は6000mAh程度しか充電には使えないでしょう。
そのため、実際に充電できる回数は10000*0.6/1624=3.7回となります。
まぁ実際の生活においては、スマホの電池残量が2割まで使ったら8割まで充電するというサイクルが
バッテリーには一番やさしいので、ここでいうiPhoneSE側の6割ほどの充電を繰り返すことになります。
1624*0.6=974.4mAhが1回の充電に必要な電力量となりますので、実際の生活で充電できる回数は、
10000*0.6/974.4≒6回、という結果になります。
6回出来れば、2-3日の旅行でも大丈夫でしょう。実際には宿で充電出来るため、
RAVPower モバイルバッテリー 6700mAhあたりが136gで持ち運びも便利かも。
さて、このバッテリースコアによるバッテリー機種選定ですが、こういった計算による理論立てに
普段から慣れておけば、間違って地雷機種を買う可能性が少なくなりますし、もし間違って買っても
涙目になりながら自分を納得させることが出来るかもしれません。
また、嫁さんの決裁にも通りやすくなるかと思います。
それにしても、参考までに載せた ドコモ公式 ポケットチャージャー 03は酷いですな・・・
コスパ悪いし重い割にmAhが少ない。利点はドコモポイントの消費が出来るぐらいですね。
バッテリースコアが悪めの初音ミクモデルやダンボーエディションは、デザインに価値が有るため、
まぁそんなもんでしょう。
この記事が皆様のバッテリー選びの参考になれば幸いです。