【悲報】au、ソフトバンクがテザリング料金を月額500円で課金開始。ドコモは未定。2018年4月~。
また気が狂ったような改悪が発表されました。KDDIとソフトバンクが、この度テザリングオプションに対して、
これまで月額1000円、ただし2018年3月まで無料としてきたサービスを、2018年4月より、
500円に「値下げして」提供すると発表しました。
期間:2018/4/1~。
※ソフトバンクは締め日(10日、20日、末日)により請求開始日が異なります。
2018/3/2:テザリングオプション利用料、au Wi-Fi SPOT利用料の改定について | スマートフォン・携帯電話 | au
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なお、ドコモについては2017年7月31日に「ウルトラパックのテザリング無料キャンペーンを延長」する旨を
発表しています。
関連記事:ドコモがウルトラパック利用時のテザリング使用料1000円を引き続き無料へ。金を取る気だったのか。
ドコモ2017年7月31日時点で「現時点で当社ネットワーク設備に対し大きな影響が発生していない」との理由で、
課金はしなくて結構です、とのこと。通信インフラに設備投資を行うのが社会的責任であり使命である、
NTTドコモ社はそれから更に半年以上、設備投資を行っているはずなので、
多少トラフィックが増加している可能性はあるにせよ、2018年4月以降の課金の根拠にはならないでしょう。
対象プラン:
au、ソフトバンクとも:
・20GB以上のプラン:500円
・1GB/2GB/5GB:無料
なお、上記ソースの編集部が問い合わせした課金の理由についてはこちら。
KDDI広報部
「テザリング機能については、たくさんのニーズがあり、技術的な進化もあり、弊社としては今後も提供を続けていきます。auでは新プラン『auピタットプラン』『auフラットプラン』により通信費自体を抑える取り組みをしております。テザリングを利用される際には、オプションという形でご加入いただきたいと考えております」ソフトバンク広報部
「弊社としては、通信機をアクセスポイントとして利用するための費用としてオプション料金をいただいています。2018年3月分まではより多くの方に、この機能の利便性を体験していただくためのキャンペーンとして無料にしてきました。ワイモバイルとしては、ブランドとしての方針の違いもあり、無料とさせていただいております」https://www.businessinsider.jp/post-163168
KDDIの説明の「テザリング機能については、たくさんのニーズがあり、技術的な進化もあり、
弊社としては今後も提供を続けていきます」は分かります。(テザリング機能は端末の機能であり、
KDDI社が直接的に関わる部分ではない、という異論もあります。)
しかし、「新プラン『auピタットプラン』『auフラットプラン』により通信費自体を抑える取り組み」は
理解できません。通信費は相変わらず高止まりし、家計を圧迫しています。
ソフトバンクは、、、この回答はやっちゃいましたね。この回答を行ったのが部下だったら、
真っ先にクビにするべきでしょう。
まず、通信機は利用者の所有物です。今の割賦販売の約款上は不明ですが、新スーパーボーナスの
割賦販売においては、一括販売のみならず、割賦販売時においても所有者は利用者に属するものでした。
よって「通信機をアクセスポイントとして利用するための費用として」に関して合理的妥当性は成り立ちません。
そもそも、テザリングは端末の機能の一部です。SIMフリー機は当然のごとく搭載されています。
キャリアがその施策によって恣意的に機能を制限し、開放することを有料オプションと称しています。
果たしてこれがまかり通るのか。
また、消費者は月間の通信量に応じて、既にパケット代という形で料金が課金されています。
テザリングオプションを利用しても、月間の通信容量は増える傾向にあるでしょうが、
高速通信容量を超過した場合は128kbpsに減速されるのですから、
「増える傾向分も織り込んだ形で、現行の料金プランに反映されている」と解すべきでしょう。
電気代で例え話をすると次の通り:
Aさんは東京電力と契約し、自分の持ち家にコンセントを増設しました。電気の口が増えたほうが、
より便利に生活できると思ったからです。もちろん、コンセントの増設費用は自分でDIYしたり、
工事業者に頼んで自分で支払いしました。
Aさんの家はより電気が使えるようになり、生活が豊かになりました。
使用する電気代もその分増えますが、その分豊かになりましたから、Aさんも納得です。
ところが、ある日東京電力からお手紙が来て、こう書いてありました。
「2018/4/1から電気のコンセント増やした分の月500円を課金するで!
増えた分の電気代はもちろん今まで通り払うんやで!よろしくやで!」
果たしてこれがまかり通るのか。課金の正当性はあるのか。
同じことを東京電力が行った場合、世論から袋叩きにあうでしょう。
公平性から1GB/2GB/5GBにも課金すべきか:
という訳で、消費者側からすると、テザリングオプションの有料化(auは「値下げ」と位置づけたいようですが)を
容認することは出来ないでしょう。もっとも、各社課金する側には、社内のおじさんを食わせ、
企業をゴーイングコンサーンに導くという別の論理があるのでしょうが。。。
そうであれば、現行発表されている課金体系では「20GB以上のプラン:500円」と
「1GB/2GB/5GB:無料」となっていますが、平等に一律課金するべきです。
20GB以上のプランで課金するのは、「金払いが良い顧客から更にむしり取ってやろう、
1GB/2GB/5GBのプランで契約しているユーザーから更に500円取るとなると、目立つし反感を買う」、
という浅ましくも卑しい性根から来たとしか思えない状態です。
また、曲がりなりにも監督省庁として総務省があるのですから、総務省も一括0円などを抑制していないで、
健全で頑健な国民生活の発展に資する監督行為を、偶にはやるべきかと。
それにしても、こんなアホみたな課金を続けるようでは、ますますキャリア離れは進み、
MVNOへの以降が加速するでしょう。
キャリアに愛想が尽きた人はこちら。
といいますが、テザリングに500円払うのであれば、UQモバイル3GBが1000円で買える時代、
別SIMとして買うので運用の幅も広がります。