【t検定追加】UQ-mobileのチラシ広告で家電批判2017年1月号で「格安SIMランキング2017」が公開中。時間帯別の格安MVNO・SIMのベンチマーク結果を計測。

2017年8月5日

UQ-mobileのチラシ広告で家電批判2017年1月号で「格安SIMランキング2017」が公開中。時間帯別の格安MVNO・SIMのベンチマーク結果を計測。

※5/9：テキスト化して平均値で並び替え、t検定を実施。

以前員紹介した家電批評 2017年05月号にて「格安SIMランキング2017」が見れるという話ですが、
UQ-mobileの店舗で配っていたチラシ広告に、同様の表が載っていました。

無料で配っているチラシ広告の著作権の扱いがちょっと微妙ですが、
とりあえずアップロードしてみます。問題ありましたら削除します。

色々判例があって、広告の掲載は問題ない。。。のか？？
ちょっと不明です。

計測環境：

謎。記載がありません。家電批評の本冊を参照しないと見れないかも。

テストSIM：

テストされたSIMは全部で15枚。以下の通り。

イオンモバイル、IIJmio(D)、mineo(D)、mineo(A)、DMMモバイル、楽天モバイル、DTISIM、
OCNモバイルONE、Nifmo、FREETEL、hi-ho、BIGLOBE、U-mobile、Y!mobile、UQモバイル
ドコモ純正、au純正、ソフトバンク純正

なーんでauのMVNOのIIJmio(A)が無いんでしょう。同じくauのMVNOのUQ-mobileということで、
カリバニゼーションを考慮したのでしょうか。

テスト結果：

問題あれば削除します。
問題なければ、独自にテキスト化して平均値を加えたり、一対の標本による平均の検定(t検定）を
行って、統計的に本当にどれが速いのかを検証したいと思います。

周りの解説。

チラシの表紙。

テキスト化して平均値で並び替え、t検定を実施：

時間帯	DTI	OCN	Umobile	mineo(A)	BIGLOBE	DMM	IIJmio	イオン	Nifmo	FREETEL	mineo(D)	楽天	UQmobile	Ymobile
0	0.73	19.97	20.23	22.8	22.1	25.52	22.18	23.82	26.15	18.01	21.38	21.79	50.32	49.66
1	2.28	15.84	24.68	7.87	16.71	16.02	17.41	20.96	15.31	16.21	22.43	22.3	54.49	52.29
2	5.89	11	10.66	20.39	15.6	13.58	14.57	16.02	15.96	14.88	16.49	23.01	47.5	52.33
3	10.47	9.74	19.61	39.61	19.12	12.26	21.89	18.17	16	11.03	13.8	10.58	50	55.76
4	7.96	17.51	12.04	7.66	12.59	12.32	17.05	19.34	17.01	17.5	12.81	11.39	42.1	58.85
5	6.8	12.94	24.39	9.32	8.37	15.92	17.1	17.6	17.35	9.66	14.72	11.9	42.47	54.75
6	2.36	15.97	13.13	36.43	10.88	14.35	13.6	19.11	10.58	14.49	11.29	14.54	42.65	56.3
7	1.16	6.44	11.61	4.29	10.54	11.59	12.61	11.64	10.43	14.82	15.1	22.67	40.19	48.57
8	1.97	2.24	1.86	1.89	9.62	3.64	3.45	2.88	3.1	10.77	11.21	13.51	47.3	52.03
9	2.32	11.91	10.16	16.99	7.84	20.11	18.31	18.69	18.39	10.71	13.46	17.25	40.86	54.86
10	3.29	21.25	17.47	28.46	18.7	25.31	19.08	18.87	13.5	12.55	26.68	13.07	44.32	54.12
11	1.33	13.85	10.51	7.68	9.45	15.24	17.59	14.85	15.99	13.25	12.98	18.21	45.98	53.19
12	1.55	5.05	4.35	4.29	3.18	5.59	3.15	2.25	4.48	21.92	3.44	4.27	39.83	48
13	2.46	9.48	8.82	4.99	12.9	11.9	11.96	15.19	12.3	14.35	17.88	13.58	51.64	50.43
14	4.97	13.33	12.78	17.86	21.03	14.07	21.73	21.39	19.45	13.66	19.97	12.87	38.03	54.31
15	2.14	13.41	8.97	4.63	16.7	13.9	21.93	24.65	22.23	16.6	13.14	13.17	49.32	49.82
16	1.38	5.92	4.87	6.66	15.5	11.62	8.27	10.21	15.72	11.68	34.03	24.29	47.89	49.39
17	1.28	2.39	0.87	0.82	7.26	4.31	4.13	6.24	7.57	15.55	16.96	24.81	56.89	39.75
18	0.76	0.83	0.93	0.38	1.46	1.7	1.48	1.27	1.27	16.58	2.55	6.37	44.87	53.08
19	0.6	0.91	0.76	0.3	1.74	1.8	1.68	1.99	2.04	14.17	3.25	6.6	50.65	57.88
20	0.43	0.89	1.19	0.58	1.67	2.05	2.21	2.17	2.93	15.61	7.45	18.62	44.6	59.08
21	0.49	1.05	1.83	0.48	1.67	2.53	2.41	2.29	6.31	14.91	5.39	24.14	50	53.76
22	0.39	1.33	1.76	0.51	1.83	3.77	2.76	2.55	16.38	12.14	17.25	23.68	55.84	52.04
23	0.55	2.08	3.66	2.46	8.22	11.53	4.24	4.84	16.84	12.01	21.09	29.7	37.61	50.33

平均	2.65	8.97	9.46	10.31	10.61	11.28	11.70	12.37	12.80	14.29	14.78	16.76	46.47	52.52
有意水準		***						*				*	***	***
P(T<=t) 片側		1.44E-05	0.28	0.32	0.43	0.24	0.30	0.056	0.33	0.17	0.39	0.088	7.04E-16	0.0004

条件：
一対の標本による平均の検定を実施した。
有意水準***は記載の列と左側列の検定を実施し、有意水準1%にて統計的に有意な差があったことを示す。
例えば、DTIとOCNでは統計的に有意な差がある、つまりOCNの方が速度が速いと言えるが、
OCNとUmobileでは統計的に有意な差があるとは言えない。

mineo(A)とUQ-mobileのピアソン相関から、このベンチマークテストがUQ-mobileに意図的に
有利に操作された数字であるかどうかを検証しようと試みましたが、
管理人のインテリジェンスを超えるのでやめます。

例えば、同じMNO（キャリア）の回線を使用するmineo(A)とUQ-mobileだけ相関係数が低ければ、
それは何かがおかしいことを指し示すのではないかという仮説です。

ただ、au系MVNOは数が少ないため、統計的に検証しづらく、そして検証するための時間を掛けても
誰も幸せにならないでしょうね、ということで断念。

なお、このチラシは2016年12月2日発行時点でのMVNOのベンチマークスピードテストの情報であり、
最新号である2017/5月号は、より最新の情報を反映した表が載っています。
楽天などででも販売中ですので、気になるの人はポチッてみましょう。