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若者向けにOliveと楽天カードが刺さった理由。でも人間、歳を取るんだよね。

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若者向けにOliveと楽天カードが刺さった理由。でも人間、歳を取るんだよね。

このサイトの読者のボリュームゾーンは40歳以上のおっさんかと思いますが、当然Oliveと楽天カードは保有していますよね。
さて、三井住友FGのOliveの新規顧客の半分は20代で、楽天カードも同様に若者が中心、とのこと。

国内人口の減少が続く一方で、銀行系を中心とした新規参入や事業強化が相次ぎ、顧客獲得競争が過熱しているクレジットカード業界。そうした状況下で重要度が増しているのが、新規ユーザーのボリュームゾーンとなる20代の若者を取り込むための戦略だ。

この分野で先行していると考えられるのが、三井住友フィナンシャルグループが提供する総合金融サービス「Olive」と、ショッピング取扱高で国内首位の「楽天カード」である。

(中略)

「Oliveは、20代の初めての口座としての用途と、30代以上で資産運用を始める方などの両方をターゲットにしている。30代以上の世代がいろいろなネットバンクやネット証券を比較したうえで『お得だから』とOliveを選んでくれているのに対して、20代は銀行、カード、証券とそろっていて、送金や振り込みまで1つのアプリで完結できるのが便利だという観点で利用していただいている方が多い。30代以上は利得性、20代以下は利便性を重視している印象だ」
新規の半分が20代の「Olive」と20代の3人に1人が保有の「楽天カード」、2つの金融サービスが若者に刺さった当然の理由 | 金融業界 | 東洋経済オンライン

目次

一方、楽天カードは:

「国内のキャッシュレス決済比率が増え、お客様にとってクレジットカードがより身近な決済手段になっている。使いやすく貯めやすい楽天ポイントを中心に、楽天グループの各サービスと連携したサービス提供が、楽天カードの強みだと考えている」(楽天カード広報部の担当者)

20代の利用者に感じてもらっている魅力として担当者は、①年会費が永年無料で100円につき1ポイントが貯まる(基本カードの場合)、②楽天カードアプリで支払い金額や利用明細の確認などができる、③推し活や推し色などのニーズにも応える豊富なデザインラインナップを挙げる。
新規の半分が20代の「Olive」と20代の3人に1人が保有の「楽天カード」、2つの金融サービスが若者に刺さった当然の理由 | 金融業界 | 東洋経済オンライン

本当に、言うほど若者に刺さってますかね。

そもそも金融サービスに触れる機会が増えるのが、10代後半~20代前半で、年齢的な制限もあり、
自分で申し込めるのは20歳から。

既に30代以上の人は、就職して家族もあり、金融口座やサービスを1つ2つ持っているのが普通です。

という訳で、本当に若者にOliveと楽天カードが刺さっているかは、若者が申し込んだすべての銀行口座とクレジットカードのうち、
何割がOliveと楽天カードだったのかを調べないと意味がない。

その意味で、Oliveと楽天カードの広報に「なぜ20代で御社のサービスが受けてるのですか?」と聞いて、
その大本営発表を垂れ流す記事を読んでも、何か洞察が深まることはないでしょう。

さて、記事批判はこの辺にしておいて、管理人は、若者とOlive、楽天カードのサービスは属性があっていると思います。
ただし、その分、課題も多いかと。なぜなら、人は永久に若くないからです。

若者とOlive:

基本的に若手社員は職場でこき使われますから、長時間残業は当たり前です。
そうなると必然的にコンビニ飯やファーストフードで食事を簡潔に終わらせる頻度が多くなってくるのです。
その点、セブン-イレブンやローソン、ミニストップで7%バックとなるOliveは圧倒的に強い。
むしろ残業戦士でコンビニ飯で生きているような若手が、Oliveを作らない理由が不明です。

また、サイゼリヤやガスト、吉野家など低価格帯でサクッと飯が食えるチェーン店も7%バックなのが熱い。
まさにOliveが狙い撃ちしているのが若者層なので、そこにぴったりとハマるわけ。

若者と楽天:

楽天カードはお得でもなんでもないのですし、公共料金支払いでポイントバックが激減、電子マネーチャージでポイントバックが対象外、
などの罠が至るところに仕掛けてあります。

ただ、ポイ活ライト層や初めてネットショピングをする層がとりあえず持っておいて損はないですし、年会費無料ですしね。
リアルお店で見て、ネットで買う、という層にも向いているでしょう。
0と5の付く日にはポイントバックで安いですし。

ただ、Oliveも楽天も、年を取ると段々と使わなくなってくるのが現実です。
年を取るとコンビニ飯が減って家で家族と飯を食う機会が増え、
「Oliveでやっすいファミレスに行く機会も減ったな、メインカードを変えるか」
とふと思い立つこともあります。

楽天カードも、ポイ活が進むと「もうちょい還元率が良いカードはいくらでもあるし」と気が付き始めます。
また、アマゾンやヤフーショッピングなどを活用し始めると、楽天カードの優位性は少なくなります。

という訳で、取り込んだ若者層をどうやって顧客としてつなぎとめるのかが、これらの会社の課題となりそうです。

まぁ一旦取り込んだ客層はある程度は惰性で使ってくれると思いますが、積極的に高額を決済する層が離脱して、
残ったのがポイント乞食ばっかり、ではビジネスに持続可能性がありません。
10年後には今獲得した若手の顧客も中堅になるでしょうから、引き止め策を考えなければいけないかと。


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>基本的に若手社員は職場でこき使われますから、長時間残業は当たり前です。
今時、若手社員ほど(私生活重視で)残業しない・(離職が怖くて)させないぞ。
タイパ重視でコンビニ等利用が多いとは思うが。

意外とコンビニ年配の方も使ってると思うんだけどなぁ。
そうか、こどおじは一般人のうちに入らないか・・・

楽天カードは審査が1番緩いから、作りやすいのもあるけどね。
楽天市場自体がジジババメインのサイトで、若い人程Amazon使ってる。
楽天ユーザーの高齢化は、楽天関係者から聞いた話。

若いからオリーブ油と三木谷油が好きなんだ

Oliveは選べる特典で毎月200ポイント貰うための道具、楽天カードは投信即売りで毎月1000ポイント貰うための道具だろ

楽天カードというかクレカで直接買い物をする機会が皆無になった
JAL→WAON経由した楽天ペイの方が高還元だしクレカタッチが使えるならJAL→ANAPay
リアルカードが必要ならJAL→auPayプリペイドで事足りてしまう

最期のプリペイドが使えないケースがあって、やっぱりリアルカードは1枚は手放せん。

楽天カードは、楽天に新卒入社する同期や先輩がノルマ抱えてて、むりくり作らされた思い出。意外と若い人持ってそう。

意外でもなんでもなく若い人は持ってるぞ

リテラシーのある若者は警戒心があるから、手数料とか不正利用とかを恐れてなかなかカードを作らない
でも友人が使ってるのを見て話を聞いて初めてカードを作るって人が多い
その時にCM乱発で知名度の高い楽天カードが最初のポケモン最有力候補に上がってくる

その友人が使ってるカードも楽天が多いだろうし、学生の交友関係で広がるのはまず楽天カード
スーパーやイオンのカードも作りやすいけど名前も券面もジジババ臭いしね

楽天カードマンはオーキド博士だった…?

全部まとめて、プラチナプリファード1枚でいいんだぜ

なんで?

そりゃ年会費無料技が使えなくなったからっしょ。俺も辞めようかと思ってる。

付帯サービスや基本性能が平均よりもちょっと稼いでる程度のビジネスマンやちょっと成功してる程度の個人事業主程度の内容だから
ワイも3万円の年会費払うなら別のカードにする

嫌って言っても使うんだよ
プラプリを

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