タワマン文学を2年半書き続けた男、ネットの闇を暴露してしまう。

タワマン文学を2年半書き続けた男、ネットの闇を暴露してしまう。

俗に言うタワマン文学とは、世帯年収数千万円のパワーカップルや退職金で小銭が入ったおっさんが
深く考えずにキラキラしたタワーマンションを購入し、悠々自適の生活を送っていたところ、
妻の妊娠や鬱や転勤や会社が首など不幸が積み重なってタワーマンションを売らざる得なくなり、
後悔する、唖然とする、絶望してしまう、という物語です。

なんでこの手のクソ記事がYahoo！トップなりネットニュースサイトに溢れているのか、
管理人はずっと疑問に思っていましたが、「タワマン文学を2年半書き続けた話」ということで、
Webライターの人が内情を暴露しています。

なぜタワマン文学の需要があるのか
タワマン文学をあらゆるウェブメディアが求めている。2025年１月現在でも続いている。なぜ、こんな荒唐無稽の煽り記事が欲しいのか。メディア運営者は読者に危機感を煽って何かを売りたいと考えているからなのか。

実はそうではない。ウェブメディアの煽り記事は何かの物販や勧誘には直接つながっていない。ウェブメディアが欲しいのは、PV（ページビュー）数とそれにともなうSEO（検索エンジン最適化）、その先の広告収入なのだ。

（中略）

タワーマンション＝成功者だと考えている人も多いだろう。実際はそうではないのだが、世の中のイメージはそうだ。
ここに残念ながら全国から嫉妬の感情が向けられている。自分がコロナ禍で苦しい生活をしているのに、世帯年収が2,000万円の夫婦があんなタワーマンションなんて買いやがって、という嫉妬を脊椎反射的に持ってしまう。

「どうせ田舎者なんだろう」
「どうせ無理してマンションを買っているに決まっている」
「いつか自己破産するぞあいつら」
「タワマンが停電したら愉快だな」
「投資マネーが引き上げられたら価格が大暴落して人生詰むぞ」

など、とにかく悪口を言いたくて仕方ない人が多いわけだ。その心理をウェブメディアはよく知っている。解像度が低い転落の物語を創作して、過激なタイトルをつけて、タワーマンションを叩く。そうすることでPVが集中するという流れだ。求められているのは正確さでも解像度でもない。煽ること、そのもの。
タワマン文学を2年半書き続けた話｜アキラ師

細部はリンク先のnoteをぜひとも読んで欲しいところ。

仕組みとして、Webライターに無償または格安でタワマンを煽る文章を書かせ、
Webメディアはそれを掲載して大衆を煽り扇動し、PVを稼いで広告収入につなげるビジネスモデル、
とのこと。

確かに物語としてはよく出来ています。概ね起承転結がほぼ同じで、最後には購入者が
後悔する、唖然とする、絶望してしまう、という点もほぼ同じ。最近はNISA関連で同じような
物語が量産されましたが、ツッコミどころ満載で速攻で消されていましたね。
関連記事：幻冬舎「新NISAで5年間で500万円も損失が出てしまい、愕然としました」。今年1月スタートなのに？ | 節約速報

でもついつい面白いから読んでしまいますし、色々と突っ込んでしまいます。
「湾岸タワマンは今どきその年収じゃ買えないよ」とか「妻が妊娠出産でローンが返せなくなったとしても、
ここ10年は相場爆上げでどう考えても大儲けだろ」とか、ライターが不動産市場を知らないのか、
ツッコミどころ満載です。

それでも管理人はタワマンに住みたい：

批判もあるタワマンですが、管理人はそれでもタワーマンションに住みたいです。
新築ならプラウドタワー池袋やグランドシティタワー池袋、パークシティ中野に住みたい。
中古ならパークコートシリーズに住んでみたい。

駅チカ利便性を享受し、ピッカピカのダイレクトウィンドウの前に業務用机と椅子を並べて、
下駄履きの商業施設で買ってきた半額惣菜とやっすいPBの缶チューハイで喉を潤しながら、
節約速報の記事を執筆したい。タワマンから夜景を見る暇？そんな時間あるわけない。
そんな時間があれば読者を煽る記事を書く。

そんなクソみたいな人生を歩んでみたい。

でも現実はそんな上記のようなタワーマンション（1.5億円～2億円以上、高ければ3-4億円もする）を
買うお金もローンを引っ張る与信もないため、もうちょっと安い板状マンションでしこしこと更新しています。

これからも節約速報をよろしくお願いします。