石破新総裁の誕生で金融市場は大荒れ。1ドル146円⇒142円後半まで急落。日経先物は2000円超の下落に。月曜日は株価も大荒れ予報。

2024年9月28日

自民党総裁選の結果として、第28代総裁は石破茂となりましたが、金融市場は大荒れだそうな。

［東京　２７日　ロイター］ – 自民党の石破茂新総裁の誕生に金融市場は、株安・円高・金利上昇で反応した。財政刺激・金融緩和を主張する高市早苗経済安保相の勝利を事前に織り込んでいた反動が強く出た格好だ。目先はこうした「高市トレード」の巻き戻しがいつ収まるのかが焦点だ。

石破氏の勝利を受けて「株式市場では金融緩和を主張する高市氏に期待が高まっていたことから、いったん悲観的なムードが漂うだろう」と、大和証券の末広徹チーフエコノミストは話す。

総裁選の投開票が進んでいた取引時間中には、リフレ的政策を志向すると見込まれた高市氏の勝利を織り込むような動きが広がった。

石破氏勝利が伝わった直後には「高市トレード」の逆回転が生じて、ドル／円は１４６円付近から１４２円後半へと急落。日経平均の先物は現物終値比で２０００円超下落する場面があった。今晩の海外市場の反応を見極める必要があるものの、週明けは株安で始まるとみられている。

市場では石破氏に対し「緊縮財政を志向するのではないかとの警戒感が根強い。ようやく日本経済がデフレを脱しつつある中で、マクロ経済への悪影響が出ないよう期待したい」と、しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンド・マネージャーは指摘する。
アングル：石破新総裁に金融市場の洗礼、円高に株急落　一過性か期待と不安（ロイター） – Yahoo!ニュース

さーどうなるでしょうか。個人資産のほぼほぼをS&P、オルカンで運用している管理人としては、
日経平均株価（いわゆるユニクロ平均）がどうなろうとあまり関係ないのですが、外貨建て運用ですので
為替相場は気になります。

ホリエモン「この先はオルカンより日本株が有望だ。目一杯自社株買いしてきたアメリカ株は限界が近い」

なお、ホリエモンはオルカンより日本株が有望とのこと。

　いま世界の株式時価総額ランキングの上位はほぼアメリカ企業が独占。アメリカの主要な株価指数もどれも見事な右肩上がりで成長している。

　たしかにアメリカのパフォーマンスは他の追随を許さないものだ。しかしこれからもその快進撃は続くのだろうか。アメリカ株はさらなる成長曲線をたどるのだろうか。

　それについて私は懐疑的だ。むしろかなり怪しいと見ている。そもそもアメリカ株の快進撃はあくまで限られた期間の実績だ。アメリカの株式市場の歴史は約200年。そのうちの直近30年間の現象にすぎない。その30年だけを切り取り、成長神話を描くのは短絡的である。率直に言ってリスキーだ。
堀江貴文「この先はオルカンより日本株が有望だ。目一杯自社株買いしてきたアメリカ株は限界が近い」（東洋経済オンライン） – Yahoo!ニュース

管理人は短期的には日本株もずいぶんと上がりましたが、その短期間だけを切り取って
「今後は米国株より日本株が伸びる」という見方には懐疑的です。

ホリエモンは「米国株の直近30年間を切り取って、成長神話を描くのは短絡的」と言っていますが、
その直近30年すらまともに成長していない日本株に希望を抱くのはいかがなものかと。

G7で唯一のマイナスですし、この国が成長する未来が想像できないのですよね。
日本の24年経済成長率はマイナスに　G7で唯一、OECD見通し：朝日新聞デジタル

という訳で、管理人は引き続きS&P、オルカン、そしてちょっぴりインドをスパイスに加え、
あと半世紀は保有したいと思います。