私人逮捕系YouTuber、「5ヶ月946万円」の収入があったことが明らかにされる。

私人逮捕系YouTuber、「5ヶ月946万円」の収入があったことが明らかにされる。

ちょっと前には社会問題となった私人逮捕系YouTuberですが、当の本人が逮捕されて裁判にかけられるという
ギャグ状態になっています。さて、そんな中で私人逮捕系YouTuberの収入も明らかにされています。

私人逮捕系ユーチューバーの問題点：

　2023年下半期から「私人逮捕系ユーチューバー」が相次いで逮捕され、世間を賑わせたわけだが、もちろん「私人逮捕」自体は要件さえそろえば違法ではない。

　逮捕には、大きく分けて「通常逮捕」「緊急逮捕」「現行犯逮捕」の3つの類型があり、特に「現行犯逮捕」というのは誰でも令状なしで逮捕できる。これが俗に言う「私人逮捕」というものだ。

「現行犯」とは、現に罪を行っていたか、罪を行い終わった者を指す。例えば、自分の目の前で犯罪が起きたのに周囲に警察官がいないとき、その場にいる人が逮捕・確保するほかない。そんな“緊急でやむを得ない場合”に認められるのが「私人逮捕」である。

　一方で、「私人逮捕系」とされる動画投稿者らは、再生回数を多く稼いで高い収入を得る目的で、撮影しながら逮捕できるチャンスをあらゆる手を使って演出する。しまいには、相手を追い詰めて金銭を要求したとされる事件まで発生してしまっているのだ。

　このように、「私人逮捕系」とされる人々が作り出すコンテンツは、“制度の趣旨に反する行為”と言えるだろう。
「私人逮捕系YouTuber」裁判で暴かれた“過激演出”の実態。“収益の総額”も明らかに（週刊SPA!） – Yahoo!ニュース

その収入は：

　2023年9月の時点でチャンネル登録者は22.8万人、動画投稿数は285本。そして、同年5月から10月までの5か月間だけで、約946万円の収入があったとのことだ。
「私人逮捕系YouTuber」裁判で暴かれた“過激演出”の実態。“収益の総額”も明らかに（週刊SPA!） – Yahoo!ニュース

なお、この裁判にかけられた容疑者は、性別を偽って女を名乗り、男性に覚せい剤を持ってこさせ、
会いに来たところを警察に通報した、というもの。覚せい剤の所持の幇助の疑いです。

そんなこんなでチャンネル登録者は22.8万人、同年5月から10月までの5か月間だけで、
約946万円の収入があった、ということで、月あたり189万円。そんなに実入りがいいのか。
そしてそんなにそんな動画を見ているやつがいるのか。面白いんか？あれ。

なお、こうしてチャンネル登録者数が増え、収入が伸びていったことから、撮影する側もエスカレートして、
今回のような事件を引き起こしてしまったのでしょう。

私人逮捕事態は条件が揃えば認められますが、犯罪を幇助して私人逮捕するのは、
もはや金儲けのためのリンチですね。法の下に裁かれる必要があります。

Youtubeなどのプラットフォーム側も、そういった低俗で反社会的なコンテンツを野放しにせず、
しっかりと取り締まって欲しいところ・・・なんですが、どいつもこいつも広告料が欲しいばかりに
有名人を名乗る詐欺広告も野放しなのは御存知の通り。

プラットフォームも健全な運営を目指す必要があるでしょう。