森永卓郎氏、暴落前に株をすべて売り抜けていた。「最終的には日経平均が10分の1になっても不思議でない」。じゃあ空売りすればいいじゃん。

2024年8月25日

日経平均は暴落する、と息子さんが生まれたときから30年ぐらいずっと言っているおじさんの森永卓郎氏ですが、
今回の株価の乱高下前に、保有していた資産はすべて売り抜けていたそうな。

「バブル崩壊に備えて株を処分していたことに加えて、今年、終末期の原発不明がんと診断され、治療費の自己負担は毎月100万円を超えています。がんとの闘いでいまの膠着状態が続くと、とてつもない負担がかかってくるため思い切って投資資産を処分することにしたんです。ここまでの大暴落は予測できませんでしたが、結果的に株高と円安のピークで売り抜けることができ、数千万円の大金を確保できた」

　高値で売ることに成功した森永氏は、今後の日経平均についてこう見る。

「今回の株価乱高下はバブル崩壊の序章にすぎません。暴落がこれから本格化し、最終的には日経平均が現在の10分の1になっても不思議ではない。個人投資家は、傷の浅い現段階で投資から全面撤退するのが望ましい」
森永卓郎氏、株価大暴落前にすべての投資資産を処分「今回の乱高下はバブル崩壊の序章。最終的には日経平均が10分の1になっても不思議でない」（マネーポストWEB） – Yahoo!ニュース

まぁこのお方の場合は、暴落を予見してというよりそもそも末期がん患者ですので、
終活のための資産の整理というケースに該当します。

また、「最終的には日経平均が現在の10分の1になっても不思議ではない。」とおっしゃっていますが、
その根拠は全く明らかにされていません。

仮に日経平均が10分の1、つまり3000円代になるのであれば、PERやPBRはどうなるのでしょう。
バーゲンセールどころか、完全に誤記価格ですね。日本人や外国人がこぞって買いまくるでしょう。

そして本当に暴落すると思っているのであれば、売りから入ればいいじゃない。

よく日経平均はバブルと言われますが、全体のPERで見ると10－15倍をうろちょろしているだけで、
管理人は別にバブルとは思えないんだけどな・・・本当のバブルの時は数十倍を付けていましたし。
日経平均株価：PERチャート｜投資の森

そして日経平均は指標として、ユニクロや東京エレクトロン、ソフトバンク、KDDIの寄与度が高く、
特にユニクロの影響が10％前後を占め、実質的にユニクロ平均、などと揶揄されています。
この日経平均だけを用いてバブルか、バブルではないか、を考察するのもあまり意味がないかと。

という訳で、あまり外野のノイズに惑わされずに、淡々と外国株インデックス投資を行いましょう。
個人が市場に勝たずに投資で利益を出す方法は、市場全体のポートフォリオを有するインデックス投資を
ドルコスト平均法で行い、インデックス投資を永久に保有する、です。

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