新紙幣「渋沢栄一」Verが発行へ。新紙幣がタンス預金を引き出し、インフレを加速させる？

2024年7月4日

2024/7/3、20年ぶりに新一万円札が発行され、長く親しまれた福澤諭吉の1万円札は
旧1万円札となります。

慶應義塾出身者は少し寂しい思いがするでしょうし、韓国は配慮が足りない、
といつも通り反対しているようですが、ゴミが騒いでいるだけなのでいつも通り無視しましょう。

昨日は朝早くから~~暇な人~~新紙幣が必要な人が銀行に並んで両替を楽しんだそうですが、
現代ビジネスだと、新紙幣がタンス預金のあぶり出しに繋がるかも、とのこと。

つまり、物価上昇が進んでいる時に現金を継続保有するという行為は、物価上昇分だけ資産価値を失ったことと同義になる。このメカニズムに気付かない人も少なくないが、マネーの動きに敏感な人は、インフレが進むと現金保有が損であることを理解し、現金を手放して、株式や不動産、外貨など価値が毀損しない資産への乗り換えを行う。そうなるとタンス預金も市場に出てくることになり、これが他の実物資産に入れ替わる現象が発生しうる。

紙幣はデザインが変更されても旧紙幣は引き続き利用できるので、新紙幣の発行が直接的にタンス預金のあぶり出しにつながるわけではない。だが人間の心理として、インフレが進み、現金保有の効果が疑問視される中、紙幣のデザインが変わると、タンス預金を引き出す動機になる可能性はそれなりに高い。
損したくない人は気づいている…「新紙幣切り替え」で起こる「意外な効果」（現代ビジネス） – Yahoo!ニュース

具体的なメカニズムやロジックは全く無くて、なんとなく危機を煽るのがいつもの現代ビジネスっぽいですが、
「旧紙幣はそのまま使えるものの、紙幣のデザインが変わるのでタンス預金が引き出される可能性が高い」
とのこと。

タンス預金の引き出しが、インフレを加速する？

このままインフレが続いた場合、多くのタンス預金の保有者が、現金保有は損であることに気づき始め、実物資産に切り替える動きが加速してくるだろう。そうなると、ただでさえ現金が余剰となる中、現金を手放す動きが顕著となるため、さらにインフレが加速する可能性が否定できない。
損したくない人は気づいている…「新紙幣切り替え」で起こる「意外な効果」（現代ビジネス） – Yahoo!ニュース

風が吹けば桶屋が儲かる並の論理の飛躍が見られます。

紙幣のデザインが変わる⇒なんとなく現金を引き出して使いたくなる⇒現金はインフレに弱いと気がつく⇒
現金で現物資産を買う⇒それがデマンドプル型インフレを呼び起こす・・・

うーん、現金はインフレに弱いと理解している人は、タンス預金なんてせずに、
すでに現物資産を買ってそうです。投資もしてそうです。
住宅ローンを組んで都心部にタワーマンションなどを買うのもいいでしょう。

紙幣のデザインが変わろうがどうなろうが、あまり消費者の行動は変わらないかと。
むしろ、最初のうちは新紙幣を両替などで入手し、それがピン札だったら、なんとなく使いたくないかも。
まぁ物珍しいのは最初だけでしょうね。数ヶ月もすれば生活に馴染むでしょうし、
そもそもキャッシュレス社会ですし。
現金なんてラーメン屋の券売機やら頑なに対応しないお店でしか使いませんし。

という訳で、新札が手元に回ってきたら、しげしげと眺めてみましょう。