クレカ投信購入⇒即売りで現金化するポイ活乞食技、ついにYahoo!ニュース記事になる。そろそろ終わりか。

クレカ投信購入⇒即売りで現金化するポイ活乞食技、ついにYahoo!ニュース記事になる。そろそろ終わりか。

各社クレジットカード会社と証券口座において、月5万円まで、また来年からは月10万円まで、
という制限の中でクレジットカードで投資信託の購入が可能です。

そこで、クレジットカードで投資信託を購入し、即時に売却し、売却額は現金で受領し、
更に購入時のポイントをゲットするという技があります。
つまり、ショッピング枠の遠回しの現金化に加えて、ポイント分が儲かる、という乞食手法ですね。

この技について、セゾンカードが「購入して、その月の月末まで保有した場合にポイント付与する、
即時売却する乞食にはポイントを付与しない」とルールを変更していました。
関連記事：大和コネクト証券とセゾンカードで「クレカ積立」の上限額を10万円に拡大へ。ただし即売り野郎には厳しい制度改悪。2024/1/5～。 | 節約速報

さて、本件がYahoo!ニュースにも載ってしまったのでご紹介。

2024年からの方式では、投資信託の純増金額がポイント付与対象になります。たとえば10万円を買い付けて4万円分を売った場合、6万円分がポイント付与の対象になります。全額ポイントをもらうには月末まで売らずに持ち続ける必要があります。

純増金額のみがポイント付与対象になる（大和コネクト証券の発表資料より）
ルール変更の理由について、大和コネクト証券は「クレカ積立はお客様の長期投資をサポートするためのサービス」との位置付けから、「長期投資を目的とされるお客様に還元できるよう、条件を一部変更した」と説明しています。

直接的にポイ活に対策した、とは言っていないものの、最近流行っている「投資信託の積み立てをした直後に売却し、ポイントだけもらう」手法は、これで封じられることになります。

こうした即売りでは値動きの少ない銘柄が好まれる傾向にあります。たとえば「eMAXIS Slim 国内債券インデックス」は、月初に純資産総額が不自然に増減しており、カード投信積立と即売りが影響している可能性があります。
ポイ活で人気 投資信託「即売り」いつまで続く？（山口健太） – エキスパート – Yahoo!ニュース

赤い部分が管理人が丸をつけた箇所です。

確かに記事が言う通り、月初に残高がぴくっと増えて、その後すぐに下落する、という傾向が
続いているように見えます。

ただ、それにしても、一つのピークは5億円程度の山があり、これが即売りされているのでしょうか。
仮に全額が即売り乞食によるものだとすると、5億円に付与されるポイントは1％として、
500万ポイントが各会員に付与されている計算に。

必ずしも山は元に戻らず、概ね右肩上がりですので、半分としても2.5億円、250万ポイントが
乞食の手に渡っているわけです。そりゃセゾンカードの割合がどの程度なのかは分かりませんが、
クレカ会社も対策するわな・・・

という訳で、各社ともに「購入した投資信託を月をまたいで保有した場合のみ、月末残高に対して付与」
という流れになるかも。この手の話は、広まりすぎると終わりです。

ただ、管理人としては、即売りせずともそもそも右肩上がりの投資信託を20年ぐらい保有すれば、
もらえるポイントなんて比じゃないぐらい儲かると思いますけどね。
という訳で、とりあえずは脳死でオルカン＆S&P500＆インドを買い増しし続ける毎日です。