ダイヤモンド誌「投資信託はオススメしない決定的理由」、が意味不明な理由。

ダイヤモンド誌「投資信託はオススメしない決定的理由」、が意味不明な理由。

管理人として、「本業として投資家である」「投資のセンスがある（実績がある）」人以外、
つまり大多数のサラリーマンや自営業、学生の人は、個別株を買うより投資信託を買うべきではないか、
と思っていますが、世の中にはそうは思わない人もいるそうな。

分散投資には、将来にわたる運用から獲得することが期待できる平均的なリターンをキープしながら、リスクを抑える効果があることが証明されています。

　しかし、それは机上の空論ともいえます。会社員や公務員、個人事業主など、本業を抱える個人投資家が、投資先を分散しすぎることは、私個人としてはまったくおすすめできません。

　なぜなら、数多くの銘柄に分散投資すると、投資先の選び方も、投資したあとのフォローも、結局は雑になるからです。

●　投資信託はおすすめしない

　分散投資の代表例が、投資信託です。投資信託を買うことで、個別株の価格変動リスクを抑えたうえで、市場全体の上昇益を狙うことができるといわれます。

　ただし、あなたがもし10年以内に自分が保有する金融資産の桁を1つでも2つでも増やしたいと思うのならば、その目的を実現するための手段として投資信託は適していないでしょう。

●　ウォーレン・バフェット氏の教え

　保有する金融資産の桁を増やしたいのであれば、選び抜いたごく少数の銘柄に集中的に投資するべきです。

【株ドリル】投資信託はオススメしない決定的理由（ダイヤモンド・オンライン） – Yahoo!ニュース

最近はこういう逆張りの記事が増えてきたなぁ・・・

ほとんどの人が「金融資産の桁を1つでも2つでも増やしたい」というよりは、
「多少なりとも資産を増やしたい、インフレ負けしたくない、損はしたくない」と思ってやるわけです。

大博打に勝って桁を1個か2個増やすことを目指すならば、同時に大博打に負けて桁を1個か2個減らす、
その覚悟も必要です。そして桁を減らす確率のほうが遥かに高い。大部分の人は、そんな人生を
歩みたくないでしょう。

「長期、分散投資」が机上の空論、なのか？

同時に「長期、分散投資」が机上の空論と言われていますが、では究極の分散投資である
オールカントリーの投資信託がなぜ概ね値上がりを続けているのでしょうか。

ｅＭＡＸＩＳ Ｓｌｉｍ 全世界株式（オール・カントリー） | eMAXIS（イーマクシス）

なぜならば、世界経済は成長しているからであり、それ故インフレが起きるからであり、
核戦争でも起きない限り、10年後20年後の株価は概ね上がっているからです。
いわゆる、プラスサムゲームへの投資ですね。

という訳で、普通のサラリーマンで投資に時間を割く人がない人は、
分散化された投資信託を積み立てて購入し、後は10年20年放っておきましょう。
2－3年だと損をする可能性もありますが、10年20年、どうせならば子、孫の世代まで続ければ、
核戦争でも起きない限り、だいぶ儲かる事になるでしょう。