橋下徹さん、今度は英国ジョンソン首相のウクライナ訪問にケチをつける。「安全になったから行ったのかな」。

橋下徹さん、今度は英国ジョンソン首相のウクライナ訪問にケチをつける。「安全になったから行ったのかな」。

最近はネット上でおもちゃにされて壊れかけている橋下徹さんですが、
今度はイギリスのジョンソン首相がウクライナを電撃訪問した件について、ケチを付けているそうです。

　ジョンソン首相のスタンスは「仕方ないと思います。自分の命は大切だから」と認めた上で、「政治家は一般市民の命についても、それぐらい微妙な判断をしてもらいたいんですよ」と求めた。ロシアのウクライナ侵攻で、政治家から「一般市民の犠牲やむなし」「とにかくロシアを倒す」といった類いの声が出てくると不満顔。「政治家だって、自分の命のことになったら、いつ（キーウに）行くかっていうことを微妙に判断してるじゃないですか」と苦言を呈した。

　「一番ミサイルが飛んでいる時」には「誰も行かないわけですよ。自分の命の安全」と“危険を顧みない”政治家はいないと指摘。「そういう政治家の感覚は違和感を覚えるし、納得できないですね」と切った。

4/11(月) 17:48配信
橋下徹氏「違和感を覚える」英ジョンソン首相のウクライナ訪問タイミング（デイリースポーツ） – Yahoo!ニュース

うーん、この人がなぜ違和感を感じるのか理解できないな・・・
この人、自分で発言して納得しているじゃないですか。
「政治家だって自分の命が惜しい、だからキーウが比較的安全な場所になったので行った」と。

国民の命についてもそのぐらい慎重な判断をお願いしたいとおっしゃりますが、
ロシアが過去に犯してきた罪を見ると、降伏すると今以上に悲劇が訪れることが
歴史的にみて明らかなので、ウクライナは戦うという判断をして戦っているのでしょうね。

70年前の日本人を襲った悲劇：

例えば、ソ連に侵略された満州における悲劇だ。ソ連は逆らう者、逆らう可能性のある者を虐殺し、無抵抗な婦女子を強姦し、奪える限りの財を略奪した。さらに日本軍捕虜、民間人をシベリアに強制連行し、奴隷的な待遇で強制労働に従事させた。多くの人々が祖国の地を踏むことなく異国の地で斃（たお）れた（＝厚労省調べ、約５万５０００人）。２０世紀の悲劇の１つだ。

日本の一部コメンテーターは「祖国を占領される」意味を知らないのか　橋下徹氏、玉川徹氏ら「ウクライナ譲歩」の意見　過去に人工的な飢餓の教訓（夕刊フジ） – Yahoo!ニュース

ウクライナを以前に襲った悲劇：

外貨獲得のため、スターリンはウクライナの穀物を徹底的に収奪し、売り払った。ウクライナでは大飢饉（ききん）が発生し、数百万人という人々が殺された。自然災害ではなかった。人工的に作られた飢餓だったのだ。

引用元：同上

という訳で、橋下氏がおっしゃる「国民を真っ先に逃がす」「降伏する」「命を大事に考える」と言うのは
理想的ではありますが、なかなか現実的には難しいかも。

こういう時事ネタにいちいちケチを付けてちゃちゃを入れるのが、この人の弁護士生命、
政治家生命にどういうプラスの影響を与えるのか、どう試算してこの人が発言をしているのか、
イマイチ図りかねるところがあります。

この発言で票が取れるのだろうか、維新に風が靡くのだろうか・・・
それとも単なるコメンテーターになったのか。うーん、謎。