日本維新の会の鈴木宗男参院議員「ロシアの侵攻はウクライナにも責任がある」

日本維新の会の鈴木宗男参院議員「ロシアの侵攻はウクライナにも責任がある」

　鈴木氏は「先に手を出した者が悪いというのが道理だ」と指摘。同時に「（侵攻前に）話し合いを断ったのはウクライナのゼレンスキー大統領だ」と主張した。攻撃が迫っていると事前に繰り返し警告を発したバイデン米大統領についても、ロシアに対する「挑発」になったとの認識を示した。

2022年03月13日20時01分
「ウクライナにも責任」　維新・鈴木氏、ロシア侵攻めぐり：時事ドットコム

まぁこの御方は親露派で、日本とロシアの関係樹立に政治生命を捧げていたので、
今回の件で関係が水の泡になってこういうことを言いたくなっちゃったのでしょうね。

また、東スポでの記事では次のように述べています。

　今後も停戦に向けてはまだまだ時間を要するのか。宗男氏は「私はそんなに時間がかからないと思います。今、ロシアの方が一般市民を１人でも犠牲にしてはいけないと慎重なんです。ウクライナは銃を置くべきです。ロシアも置くわけですから。ウクライナは中立化でいい。ロシアにつくこともなければＮＡＴＯ（北大西洋条約機構）につくこともない。中立化なら、プーチン大統領も守るわけですから」との見解を示した。

維新・鈴木宗男氏　ウクライナ、ロシア両国の停戦協議に見解「時間はかからない」 | 東スポの社会に関するニュースを掲載

この発言は2022/2/28時点ですから、その後ロシアが病院や役所など非戦闘員の施設を
爆撃してクラスター爆弾や燃料気化爆弾で市民を皆殺しにするという事態は想像できなかったのかもしれません。

それにしても、アメリカや西側メディアが「ロシアが侵攻するかも！」と危機を煽り、挑発したのではないか、
という持論展開はちょっと謎。
ロシア通の鈴木宗男氏「メディアが公正ではない」とウクライナ侵攻めぐる〝情報戦〟に疑問符 | 東スポの社会に関するニュースを掲載

メディアは公正でない、情報戦で情報が錯綜しすぎていて何が正しいかはさっぱりわからないのは合意します。

テレビ局もコメンテーターなのか軍事評論家に毛が生えたような人なのか、単なる講師なのか、
政治学専門の学者なのか、よくわからない人を適当に選んで2－3日前の情報を元に喋らせていますからね。

海外の大学で専門の軍事学・戦略学を学んで学位をとっている人に、ぜひとも現状のウクライナ戦線を
解説して欲しいところ。

そして、色んな方面の意見を言えるというのも民主主義国家の強みです。宗男さんも色々言えるのは、この国が民主主義だから。
今のロシアや中国や北朝鮮など、独裁体制では、党や政権の見解と違うことを言うと、即座に政治犯として強制収容所送りですからね。

という訳で、今後の行く末を見守りましょう。