後払いPaidyのApple専用プランが出現へ。どうして貧乏人はアップルを欲しがり羨むのか。

後払いPaidyのApple専用プランが出現へ。アップルは若者の未来にも配慮を。

ペイディあと払いプランApple専用が登場し、口座振替・銀行振込で精算する場合は
分割手数料無料というサービスが開始されています。

なお、コンビニ払いで精算しようとすると手数料が発生しますのでご注意ください。

利用可能な分割払い：
製品に応じて1、3、6、12、24回払いが利用可能です。
プラン開始時に利用可能なプランは3回払い、24回払いとのこと。

そもそもなんで自分の持ち金以上の買い物をするんだ？クレジットカード払いの
概ね1-2ヶ月遅れじゃ駄目なのか？という根本的なところはともかく、
「アップル製品が生活必需品なんだ！リボ払いは嫌だけど、後払いならOKなんだ！」と
思える人は利用してみましょう。

Paidyページがapple.com内に。

それにしてもPaidyの支払いプランのURLがapple.com内にあることが結構衝撃的ですね。
https://www.apple.com/jp/shop/browse/financing

URLはなんだかかっこいいのに、開いた先がPaidyだもんな・・・
アップルも製品が売れれば良いのでしょうか。力をつけつつ有る中国メーカーに
対抗するために、とにかく金が必要なのでしょうね。

後払いシステムをすべて否定することは出来ないけど：

管理人は後払いシステムをすべて否定するわけではありません。
人々がAndroidが真似できない、素晴らしいアップルのプロダクツに憧れるのは必然ですし、
そこで得たエクスペリエンスで生活を向上する、これもまた必然。

アップル製品を触った子供が「俺もこんな人々の感情を揺さぶるモノ・サービスを作りたい」
と一念発起して勉強したり、エンジニアになったりして、また素晴らしいエクスペリエンスを
未来の子どもたちに提供するという、正のフィードバックループも起き得るわけです。

ただし、同時に考えてほしいのが、「なぜ私はアップル製品を一括で買えない環境、状況、
財力、学力、家庭環境、就業状況なのか」と、
「なぜPaidy社は無料で分割払いさせてくれるのだろうか。
Paidy社の収益源は？ビジネスモデルはどうなっているのか？」ということ。

無垢の市民（しかも信用力はほぼゼロ）に無料でお金を貸してくれる業者はそうそう居ない、
ということです。今回のアップル社の例ですと、アップル社が顧客の裾野を広げるために、
金利手数料を負担していることが推測されるため、顧客は金利手数料無料なのでしょうけどね。

アップルはSDGｓだけでなく、若者の未来にも配慮してあげて欲しい。

アップル側も、環境に配慮、SDGｓに配慮、などと言うのであれば、
若者（この手の金融商品に手を出すのはだいたい貧困層の若者）の未来にも
配慮してあげて欲しい。

この手の金融商品に手を出すと、すぐに金銭感覚が狂って自分が大きくなったような錯覚を持ち、
時期にリボ払いなどに手を染め、後はウシジマくんの回収される側となります。

顧客の裾野を広げ、上記の正のフィードバックループを広範囲に起こせれば、
企業も消費者もハッピーハッピーですが、大体はうまく行かなくて、
場合によっては極少数でしょうけど、多重債務者堕ちなのが現実です。

ご利用は計画的に、慎重にどうぞ。