どんな高級なスーツも汗でよれよれになっていたら台無しですが、けれどもスーツのクリーニング代はバカになりませんよね。
その上仕上がりに数日かかるので、替えのスーツも必要です。
しかも、実はドライクリーニングは汗を落とすことはできません。
汚れには水溶性の汚れと油性の汚れがあり、水溶性の汚れとは汗や雨などのことを指します。油性の汚れとは、皮脂の汚れや食べかすの汚れがあります。いわゆるドライクリーニングでは、油性の油汚れを落とし、水洗いは水溶性の汚れを落とします。
ウォッシャブルスーツであれば、自宅で水洗い出来るため、汗を落とせて格安で洗え、すぐに仕上がるのでスペアも必要なく、かなりのコスト削減になりますね。
基本的にウォッシャブルスーツでなくても、自宅洗いが可能なものは少なくないですが、夏場、汗をよくかかれる方はやはりウォッシャブルスーツがよいでしょう。ちなみにウォッシャブルスーツじゃないスーツを無理やり洗うと、変な縮み方をしてしまいますので要注意。
ウォッシャブルスーツの洗い方
用意するもの:
・エマールなどのおしゃれ着用洗剤。
・洗濯ネット(100均に売ってます。
・ドライコースや手洗いコースに対応した洗濯機
洗うときは、おしゃれ着専用の洗剤を使うことが必須です。
上着は型崩れしやすいので、腕の部分にはタオルを丸めて詰めます。
襟は折りしわがつかないように注意してネットにいれます。
ズボンファスナー等は閉じてセンターで折り、2~3回畳んでネットに入れましょう。
ドライコースを選び、すすぎは弱めで行いましょう。
洗い終わったら形を整えて陰干しします。
ハンガーは厳禁です。
そして、大切なのがアイロンかけです。
これが大変で結構手間がかかります。
ズボンはともかく上着は慣れていないと難しいかもしれません。
いくらウォッシャブルスーツでも何度も洗えば型崩れや色落ちは避けられません。大体2週間~月に1回洗うのが目安である、とスーツ売り場のおっちゃんが言っていました。
一番経済的でしかも清潔感を損なわないのは、夏場は上着を基本的に着用しないで、ウォッシャブルのズボンを数枚購入してこまめに洗うことですね。そしてくたびれてきたら、容赦なく捨てましょう。
ウォッシャブルスーツの見分け方
よーし、パパ、日々のどうでもいい労働の時はウォッシャブルスーツを買って洗濯しまくるぞ!こっちのディオールのスーツは合コンとかのキメるときに着よう、と思ってスーツを買いますが、いざ洗濯するときに、どっちがウォッシャブルかわからなくなる場合があります。
そんな時は洗濯のタグを見ましょう。
上着であれば内ポケット周辺、パンツであればケツポケットまたは腰まわりの内側あたりに表示があるはずです。
上記のような表示があれば、ウォッシャブル対応です。手洗いのマークがついている場合もありますが、その場合ももちろんウォッシャブル対応です。