三菱UFJ銀行が定期預金金利を100倍に引き上げ。0.002%から0.2%に。うーん、ゴミ金利。

三菱UFJ銀行が定期預金金利を100倍に引き上げ。0.002%から0.2%に。うーん、ゴミ金利。

日本のメガバンクは本当に雀の涙のような金利で預金を集めようとしますが、
三菱UFJ銀行が定期預金を100倍に引き上げたのでご紹介。

三菱UFJ銀行は1日、6日から5年以上の期間の定期預金の金利を引き上げると発表した。10年で0.2%と、変更前の0.002%に比べて100倍の水準となる。期間10年の定期預金の引き上げは12年ぶり。日銀の長短金利操作（イールドカーブ・コントロール）の修正に伴う長期金利の上昇を反映する。将来的な金利上昇を見据えて預金を確保する。

三菱UFJは5年から10年の定期預金の金利を0.002%に設定してきた。5〜6年の金利は0.07%、7〜9年の金利は0.1%に引き上げる。5年未満の定期預金の金利水準は0.002%で据え置く。10年の定期預金の金利は2012年以来の水準となる。
三菱UFJ銀行、定期預金の金利引き上げ　10年は0.2%に – 日本経済新聞

そもそも、10年ものの定期預金の金利0.002％って、桁がバグってるでしょ・・・
まぁそれだけ日本がデフレ経済に喘いでいた証拠なのですが。

0.002％ですと、1000万円を預けても、税引き後で160円。10年預けても1600円。本当に鼻くそ金利です。
これが0.2％ですと、1000万円で預け入れて年16000円。10年で16万円。

S&Pは10年で2.38倍へ。

一方、米国株式指標であるS&Pは10年前の1800から、4300へと2.38倍となっています。
％ではなく、倍です。文字通り桁が違うリターンです。

これを考えると、多少為替レートの変動があろうがなかろうが、10年定期なんてアホらしくてやってられない・・・
有り金は日本の銀行に預け入れずに、全額海外株の投資信託へ・・・
というのはちょっとまってほしい。

日本で生きる以上は決済は円となります。また、仮に大病やいきなり会社が首になっても、
1－2年は生きていける生活費を安定資産として円で保持する必要があります。

よって、普通預金の金利が0.2％のあおぞら銀行やauじぶん銀行（条件あり）などがありますので、
どうせ持っておくならば出来ればそちらにしましょう。

これならば引き出し自由ですし、後々に余剰資金が出てきたら、他の金融商品に回すことが出来ますしね。
三菱UFJ銀行の定期預金にしておいて、途中解約すると、三菱UFJ銀行の普通預金のゴミ金利が適用されて、
雀の涙になってしまいます。

残り2つの三井住友とみずほも追随するのか：

また、日本で最大のメガバンクが定期預金金利を0.2％に引き上げた、という意味も結構大きいかも。
これに右にならえで、残り2つのメガバンクも遅かれ早かれ追随するでしょう。
そうなると、各行ともに預金金利を引き上げに動くかも？

今後の動向に注目ですね。管理人個人的には、住宅ローンの変動金利の動向が気になります。
果たして0.2％代でサラリーマンに数千万円を貸してくれる（ただし住宅が担保）という優れた金融商品は、
いつまで提供されるのか・・・