高市首相、進撃の巨人のセリフ「いいから黙って全部オレに投資しろ」を引用してサウジアラビアからのオイルマネーを呼び込む。

2025年12月2日

ちょっと前に当時の岸田首相が「Invest in Kishida（岸田に投資を）」　と海外投資家を引き込んでいましたが、
高市首相はサウジアラビア主催の国際会議でマンガ「進撃の巨人」のセリフを引用し、
日本に投資を呼びかけたそうな。

高市首相は1日、東京都内で開かれた、サウジアラビアの投資研究所「FII」が主催する国際会議で挨拶し、サウジアラビアでも人気の日本の漫画・アニメ作品「進撃の巨人」に登場するセリフを引用して、日本への投資を呼びかけた。さらに中国が世界的シェアを誇るレアアースの調達についても「レアアースをはじめとする重要鉱物の代替供給ルートの確立など、サプライチェーン強靭化のための施策をさらに強化していく」と述べた。

（中略）

高市首相は、スピーチの締めくくりにあたり、「サウジアラビアでは日本の漫画・アニメが非常に人気だと伺ったた。キャプテン翼、ワンピース、鬼滅の刃などあるが、本日は』進撃の巨人』の有名なセリフを借りて、私のスピーチの結びとします」と述べ、進撃の巨人のセリフと、安倍元首相も使った言葉になぞらえ、次のように呼びかけた。

「Just shut your mouths！ And invest everything in me.（いいから黙って　全部私に投資して！）　皆さん、もうお願いしたいことはお分かりだと思います。Japan is back. Invest in Japan.（日本は戻ってきた。日本に投資してください）」。
高市首相「いいから黙って全部オレに投資して」“進撃の巨人”のセリフで対日投資呼びかけ…レアアースの調達網強化も強調｜FNNプライムオンライン

緑文字は管理人による。

以下、進撃の巨人のネタバレアリ。

ちなみに、原作を読んでもらうと分かりますが、この主人公（エレン・イエーガー）は漫画の世界では「地ならし」を発動し、
地表の8割を破壊し、世界史に残る大虐殺者として名を馳せます。まぁあくまでも漫画の世界の話ですが。

さて、世界から見て、日本は投資環境としては良好でしょうね。

弱い通貨（円安）なので買い叩けますし、民主的で安定した政治（いきなり軍事クーデターが起きることもない）ですし、
夏は電力の安定供給すら怪しかったのですが、ようやく原発も再稼働しそうです。治安も世界でトップクラスに良好です。
国民はマイナーな言語の日本語の読み書きは出来ますし、かつては世界中でも勤勉なほうと言われていました。
基礎的な技術力は相変わらずありますし、必要なものは資源以外は揃っているでしょう。
自然災害は多いですが、その分、水資源も豊富です。

日本人にとっては当たり前で、基本的なことのように思えますが、
世界にはこの基本的なことすら満たされていない国の方が遥かに多いのです。

ただ、投資家から見て魅力的か？と言われると、どうでしょうね。投資家は儲かるから投資するのであって、
老いて朽ちる国に金を捨てる慈善事業家ではありません。

増える老人、減る子供、意思決定能力と成長意欲に欠ける国、しょうもない足の引っ張り合いが続く国に投資したいか、
と言われるとちょっと考えものかも。