【2018年3月版】Amazonで買うべきコスパが良くて軽いモバイルバッテリーおすすめはこれ。バッテリースコアリングによるモバイルバッテリー選択方法。
Amazonやら楽天で数多くのバッテリーが販売されていますが、容量やら重さやら、
どれを買えばいいのか悩むと思います。
ただ大容量なものを買えばいいかというと、そうではありません。
必要以上に大容量なモバイルバッテリーはやたら重く、旅行先でiPhoneなどのスマートフォンを
ちょこっと充電するぐらいにはオーバースペックなものも巷に溢れております。
また、ドコモショップなどのキャリア公式ショップでおしゃれ(笑)に陳列している商品や、
家電量販店などの店頭で適当に買うと、エレコムとかのコスパが悪いものを掴まされてしまいます。
そこで、アマゾン売れ筋ランキングからmAh、値段、重さをそれぞれ考慮し、
適当にバッテリースコアを算出してみました。
売れ筋 ランキング |
モデル名 | mAh | 値段 | 重さ(g) | mAh/値段 | mAh/重さ | バッテリー スコア |
スコア ランキング |
8 | HuaFu 24000mah | 24,000 | 2,880 | 420 | 8.3 | 57.1 | 476.2 | 1 |
20 | AUKEY 10000 PB-N53 | 10,000 | 1,299 | 180 | 7.7 | 55.6 | 427.7 | 2 |
2 | Poweradd Pilot X7 20000mAh | 20,000 | 2,269 | 440 | 8.8 | 45.5 | 400.7 | 3 |
16 | RuiPu 24000mAH | 24,000 | 2,880 | 531 | 8.3 | 45.2 | 376.6 | 4 |
13 | PURIDEA 10000mAh | 10,000 | 1,190 | 230 | 8.4 | 43.5 | 365.4 | 5 |
25 | KYOKA 15000mAh | 15,000 | 2,480 | 260 | 6.0 | 57.7 | 348.9 | 6 |
12 | KYOKA 11200mAH | 11,200 | 2,280 | 170 | 4.9 | 65.9 | 323.6 | 7 |
9 | AUKEY 10000 PB-N42 | 10,000 | 1,499 | 227 | 6.7 | 44.1 | 293.9 | 8 |
5 | cheero Power Plus 3 13400mAh | 13,400 | 2,980 | 245 | 4.5 | 54.7 | 245.9 | 9 |
18 | AUKEY 12000mAh PB-P24 | 12,000 | 1,919 | 320 | 6.3 | 37.5 | 234.5 | 10 |
11 | MIMIU 10000mAH | 10,000 | 2,399 | 180 | 4.2 | 55.6 | 231.6 | 11 |
14 | Poweradd Pilot 2GS 10000mAh | 10,000 | 1,699 | 258 | 5.9 | 38.8 | 228.1 | 12 |
17 | Anker PowerCore II 20000 | 20,000 | 4,799 | 367 | 4.2 | 54.5 | 227.1 | 13 |
19 | Pisen 10000mAH | 10,000 | 2,270 | 197 | 4.4 | 50.8 | 223.6 | 14 |
3 | Anker PowerCore 20100 | 20,100 | 3,799 | 481 | 5.3 | 41.8 | 221.1 | 15 |
1 | Anker PowerCore 10000 | 10,000 | 2,599 | 180 | 3.8 | 55.6 | 213.8 | 16 |
10 | RAVPower 6700mAh | 6,700 | 1,699 | 124 | 3.9 | 54.0 | 213.1 | 17 |
21 | Anker PowerCore 13000 | 13,000 | 3,199 | 259 | 4.1 | 50.2 | 204.0 | 18 |
31 | Unigear 5000 | 5,000 | 1,199 | 106 | 4.2 | 47.2 | 196.7 | 19 |
29 | Tindon 8000 | 8,000 | 2,198 | 150 | 3.6 | 53.3 | 194.1 | 20 |
33 | Aukey 5000mAh PB-N37 | 5,000 | 999 | 131.5 | 5.0 | 38.0 | 190.3 | 21 |
23 | MOXNICE 8000mAh | 8,000 | 2,299 | 150 | 3.5 | 53.3 | 185.6 | 22 |
24 | cheero Power Plus 3 | 6,700 | 1,980 | 130 | 3.4 | 51.5 | 174.4 | 23 |
22 | Anker PowerCore Speed QC | 10,000 | 2,999 | 206 | 3.3 | 48.5 | 161.9 | 24 |
6 | Anker PowerCore II Slim 10000 |
10,000 | 2,999 | 210 | 3.3 | 47.6 | 158.8 | 25 |
4 | Anker PowerCore II 10000 | 10,000 | 3,399 | 195 | 2.9 | 51.3 | 150.9 | 26 |
15 | KYOKA 6000mAh | 6,000 | 1,680 | 143 | 3.6 | 42.0 | 149.9 | 27 |
7 | Anker Astro E1 5200mAh | 5,200 | 1,699 | 125 | 3.1 | 41.6 | 127.3 | 28 |
27 | TOPVISION 3600 | 3,600 | 1,799 | 60 | 2.0 | 60.0 | 120.1 | 29 |
32 | cheero Power Plus 3 stick | 3,350 | 1,480 | 70 | 2.3 | 47.9 | 108.3 | 30 |
30 | Bonai 5800 | 5,800 | 1,799 | 190 | 3.2 | 30.5 | 98.4 | 31 |
28 | Anker PowerCore 5000 | 5,000 | 1,899 | 134 | 2.6 | 37.3 | 98.2 | 32 |
26 | Anker PowerCore Slim 5000 | 5,000 | 2,499 | 118 | 2.0 | 42.4 | 84.8 | 33 |
34 | 参考:ドコモ ポケットチャージャー 04B |
6,200 | 4,320 | 155 | 1.4 | 40.0 | 57.4 | 34 |
※売れ筋ランキング順に情報を取得したが、ACアダプタ機能付きなどは除外した。
また、20番目以降は1万mAh未満の機種を優先的に取得した。
売れ筋ランキングの低い1万mAh以上の機種を取得しても、どうせ売れ筋ランキングの高い機種に勝てず、
また実用性の高い5000-10000mAh以下の取得漏れを防ぐための処置である。
バッテリースコア=(mAh/値段)×(mAh/重さ)
mAh/値段:コストパフォーマンスを計算します。1円辺りのmAhです。多いほど有利。
1万mAh未満クラスだと大体1円=3mAh以上、1万mAh以上クラスだと1円=5mAh以上が購入妥当ラインかと。
※当然mAhが1-2万と多いタブレットも充電可能な機種ほど有利になります。
mAh/重さ:重さの割に電池容量があるものを計算します。多いほど有利。
※同様に、mAhが1-2万と多いタブレットも充電可能な機種ほど有利になります。
最後にこれらの指標を掛けあわせたものをバッテリースコアとします。
※数学的に正しく、意味があるかどうかは全く不明です。暇つぶしみたいなもんです。
結果はHuaFu 24000mahが1位。ただしスマホ充電にはオーバースペック。
一番高いバッテリースコアはHuaFu 24000mahとなりました。でも重量は420g,24000mAhと、
持ち運びにはかなり重たく、小型のスマートフォンをちょこっと充電するには明らかにオーバースペックです。
砂漠の真ん中を一週間ぐらい彷徨う旅行にはぴったりですが、まぁ鳥取砂丘ではそこまで
彷徨えませんし、海外だと砂漠の真ん中では電波が飛んでいませんから圏外ですし、
意味が無いですね。
個人的にはタブレットを運用せず、スマホ単体であれば10000mAh未満あれば十分だと考えますので、
RAVPower 6700mAhがベストバイだと考えます。
モバイルバッテリーは容量の6-7割しか使えない。理由は昇圧/降圧ロスによる。
ただし、モバイルバッテリーの容量を全部使って充電することは出来ません。
RAVPower 6700mAhはiPhone8(1821mAh)を6700/1821=3.7回充電できそうですが、それは無理です。
実際には、6700*0.6/1821=2.2回前後となります。
なぜならば、バッテリーの電圧の昇圧ロスがあり、どんなメーカーでも容量の6-7割しか充電として
使えないためです。
※理由:
モバイルバッテリーの電圧は3.7V、スマホ側のUSB端子が5V、スマホ側のバッテリーが3.7Vであるため、
モバイルバッテリーから出力される電力は一度3.7V⇒5Vに昇圧されてスマホUSB端子から突入し、
さらに3.7Vに降圧されてスマホ側のバッテリーに蓄電されます。
この時の変換ロスが3-4割になるため、結果的にモバイルバッテリーの6-7割しか使えないわけ。
このRAVPower 6700mAhも、実際は4020mAh程度しか充電には使えないでしょう。
そのため、実際に充電できる回数は2.2回となります。
まぁ実際の生活においては、スマホの電池残量が2割まで使ったら8割まで充電するというサイクルが
バッテリーには一番やさしいので、ここでいうiPhone8側の6割ほどの充電を繰り返すことになります。
1861*0.6=1116.6mAhが1回の充電に必要な電力量となりますので、実際の生活で充電できる回数は、
6700/*0.6/1861*0.6≒3.7回、という結果になります。
3.7回出来れば、2-3日の旅行でも大丈夫でしょう。実際には宿で充電出来るため、
モバイルバッテリー1個を持ち運んでおけば、そこまで神経質にバッテリー管理をしなくても大丈夫かと。
重さも124gで、スマホ1個余分に持ち運ぶ程度の重さですので、そこまで邪魔になりません。
グラム単位で荷物を減らさなくてはいけない雪山登山や、ロードバイク旅行にも
十分お供できるモバイルバッテリーかと。
なお、バッテリーショップによっては、時たまこの「容量の6-7割しか使えない」ことを
知ってか知らずか、容量わずか3000mAh程度なのに3000/1861=1.6回もiPhone8が充電可能、
と優良誤認な広告を謳っているところもございます。
そういうお店で買ってはいけません。店側が意図的に隠していると問題ですし、
仮に知らないのだとしたら、そんなアホショップを相手にしてはいけません。
関わるだけ時間の無駄です。
さて、このバッテリースコアによるバッテリー機種選定ですが、こういった計算による理論立てに
普段から慣れておけば、間違って地雷機種を買う可能性が少なくなりますし、もし間違って買っても
涙目になりながら自分を納得させることが出来るかもしれません。
また、嫁さんの決裁にも通りやすくなるかと思います。
それにしても、参考までに載せた ドコモ公式 ポケットチャージャー 04は酷いですな・・・
コスパ悪いし重い割にmAhが少ない。利点はドコモポイントの消費が出来るぐらいですね。
この記事が皆様のバッテリー選びの参考になれば幸いです。
大事なのは実容量だから、こういう積算電流表示機能がついたUSBハブ
https://amzn.to/38XORrs
なんかを通して計測した値を使った「実測mAh/円」や「質量/円」を計算したランキング表が有ればいいのに。知りません?
全部買って作れってことかー!
知りません?と言っている時点で、全部買って作れというのはさすがに酷だろう事はわかっているハズ。
ま、こういうのは大手のモバイルバッテリの販売業者(どうせ他社製品の研究で1個は購入してるでしょ)が宣伝がてら行なうか、おとく系雑誌やウェブサイトがやるべきことだろうね。
いぜんも、どこかの雑誌があったかウェアのガチンコ番付していたし。