南海トラフ地震の臨時情報でかき入れ時の旅館に“キャンセル約1300件”。また給付金ばらまくの？

南海トラフ地震の臨時情報でかき入れ時の旅館に“キャンセル約1300件”。また給付金ばらまくの？

8/8に発生した宮崎県で発生した最大震度6弱を観測したマグニチュード7.1の地震を受けて、
気象庁は南海トラフ巨大地震臨時情報「巨大地震注意」を発表しています。
ただ、特に何も起きず、日々が過ぎていきます。

結果として、何もなくて良かったね、となれば一般人はハッピーハッピーですが、
観光業の方はそうでもない模様です。

お盆休みを直撃した今回の臨時情報、かき入れ時の観光地にも影響が広がっています。

　三重県紀北町では、町が管理する海水浴場4カ所が8月15日まで閉鎖となりました。

ニュースONE

　尾鷲市でも、磯釣り客などを案内する渡し船の組合が休業することを決めました。

川端渡船の川端徹さん：
「（Q.予約やお客さんは？）キャンセルしました。僕らは人を預かる商売なのでしょうがないです」

ニュースONE

　また、宿泊施設にも影響が出ています。鳥羽湾を臨む三重県鳥羽市の老舗旅館「戸田家」は例年、お盆の時期はおよそ170ある客室がほぼ満室となりますが、キャンセルが相次いでいるといいます。

ニュースONE

戸田家の寺田順三郎社長：
「キャンセルが非常に多くなりました。平日で約5倍から、多い時は10倍近くキャンセルがございます。（地震への）取り組みをどのようにしているか、やはり皆さん心配なようでございまして」

　巨大地震注意の臨時情報を受けて、すでにおよそ1300件のキャンセルが入り、売上は数千万円のマイナスだといいます。予定通り宿泊した人に話を聞きました。
お盆休みを直撃…南海トラフ地震の臨時情報でかき入れ時の旅館に“キャンセル約1300件” 備えも再確認（東海テレビ） – Yahoo!ニュース

という訳で、釣り業者やホテルなどではキャンセルや休業対応に追われているそうな。
コロナを乗り切ってもこんな感じですから、観光業も大変ですね。

さて、今回の南海トラフ巨大地震臨時情報で、被害を被った場合は観光業は保証されるのでしょうか。
観光業の方からしてみると、「地震なんて起きたときは起きたときだし、気象庁が営業妨害すんなよ、
ましてやお盆の時期だぞ、ふざけんなよ、こっちは従業員や下請けへの支払いがあるんだよ」
というところでしょう。

ただ、そもそも地震が来ても、地震保険ぐらいしか貰えませんし、流石に今回は何も貰えないかと。
いちいち天災を保証していたらキリがないですしね。

またGoTO事業もどきみたいなものを、各自治体が予算をつけて行うかも知れませんが、
その程度でしょう。結局原資は税金ですし。じゃあ台風が来て農作物が吹き飛んだら、
お金が貰えますか？と。それは普段から農業保険に入っておけ、という話ですしね。

行政は国民に注意喚起するとともに、観光業などへの影響を配慮しなければならない。
さじ加減が難しいところです。