日本国「普通の保険証、利用率に関わらず廃止な。お前らマイナ保険証使えよ」。2024年12月～。

日本国「普通の保険証、利用率に関わらず廃止な。お前らマイナ保険証使えよ」。2024年12月～。

結構便利なマイナ保険証ですが、利用率は5.47％にとどまっているそうです。
さて、武見敬三厚生労働相が「利用率に関係なく健康保険証廃止　マイナカード一本化」という発言を
したことがニュースとなっています。

　民意無視のゴリ押し発言が大炎上だ。武見敬三厚労相が18日の参院厚労委員会で「利用率にかかわらず、12月に現行の健康保険証を廃止し、マイナ保険証に一本化する」との考えを表明。この答弁を野党議員らがSNSで紹介すると、瞬く間に拡散され、〈国民の声を聞こうとしない〉〈なぜ使われないか、本気で考え直したほうがいい〉など批判の声が広がっている。

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　そりゃそうだ。3月のマイナ保険証の利用率は5.47％。トラブル続きで、昨年4月の6.3％を一度も超えられないまま。利用率低迷の理由は単純で、国民が必要性を感じていないからだ。無用の長物を四の五の言うなと押し付けるなんて「この国は独裁国なのか」と言いたくなるが、やり口までかの国に似てきた。
マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上（日刊ゲンダイDIGITAL） – Yahoo!ニュース

元々2024年12月2日にマイナ保険証へ一本化することが閣議決定（2023年12月22日）されているので、
今更何を騒いでるんだろう、というのが正直な感想ですね。

それにしても、なぜマイナ保険証を使わないのだろうか？という理由を考えると、
単純に「カード型や紙の保険証がまだ使えるため」です。
これが使えないとなると、マイナ保険証に移行する、ただそれだけです。

当たり前ですが、カード型や紙の保険証と、マイナ保険証の2本運用をすると、
現場のオペレーションが煩雑になり、発行コスト、運用コストも掛かる。
これを1本化して合理化・スリム化することは当たり前です。

怖いのはシステムトラブルで一斉に使えなくなること。こればっかりは怖いので、
何重にもフェールセーフをするしかないのですが、起きる時は起きるでしょう。
かと言って、それを気にしていつまでも旧来のやり方に固執するのは非文明人でしょうし、
ある程度は突き進むしかない。

今どき飛行機が堕ちるかも、自動車が事故るかも、と言って馬に乗るやつは、そうそういないでしょう。

利用率が低いから廃止したらダメ（笑）

「利用率が低いから、従来保険証は廃止したらダメ」という人は、利用率が高いほうが便利で合理的だとか
思っちゃっているのでしょうか。残念ながら、現行の利用率なんてあまり関係ないのですよ。

制度や規格というのは、皆が使っているから便利、とは限らないのです。
なんかわからんけどQWERTY配列が普及した、とか、当時の歴史的に50Hzと60Hzの電気の周波数が混じっている、
など、今考えると非合理的極まりないものが普及率100％というのはザラですし。
（※キーボードは意外と効率的やんこれ、という研究も最近は出ています。）

それにしてもマイナ保険証、便利ですよ。最近は小さい個人病院でも結構読み取り機が置いてありますし、
読み取らせることで初診時の診察カードの手書き用紙が省略できるところもあります。
機械に入れてさくっと認証し、あとはすぐに手元に戻ってきます。帰る時に返却ではないので、
もらい忘れも防止できます。デジタル化が少しずつ進んでいるな、と思います。

反対している人は、ひょっとしてマイナ保険証を使ったことがないのでは。
身分証明書としても当然使えますので、財布に1枚入れておくと便利ですよ。

興味ある人は利用してみましょう。