ETCカード貸与業者、ポイントのピンハネがバレて3万9000個のIDと1億1000万ポイントがBANされて消滅へ。
信用がない個人事業主や中小企業に法人としてETCカードを貸与したり、大口割引を受けたい零細企業に
大口割引を適用したコーポレートETCカードを貸与して、その代わり手数料を5%~8%受け取り、
利ざやを抜く、という協同組合が存在します。
さて、同事業を営む民間企業「未来」(北九州市)が、利用者に無断でETCマイレージサービスを登録し、
勝手にポイントを得ていたことがバレ、利用規約違反で抹消される模様です。
ETC(自動料金収受システム)カードを事業者向けに貸与している民間企業「未来」(北九州市)が、ETCマイレージサービスのポイントと割引分の一部を顧客に還元せず、自社の収益にしていたことが高速道路関係者への取材でわかった。同サービスを運営する高速道路会社は、利用規約に違反すると判断。29日にも、未来が保有する約3万9000件のマイレージ登録(ID)全てと、約1億1000万円相当のポイントを抹消する。同サービスは、高速道路の利用促進のため料金負担の一部を利用者に還元する制度。不適切な利用があれば制度の信頼を損ないかねず、高速道路会社は今後、ほかにも同様の事例がないか調査する方針だ。
ETCカード貸与業者、ポイント還元せず収益に…1・1億円分抹消へ(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース
そもそもこの貸与会社のサービス内容である、利用者から高速道路利用代+手数料を貰い、
高速道路会社に高速道路利用代を支払い、利ざやを稼ぐという、ビジネススキームそのものが
利用規約違反なのであれば、なんでこの会社名義の大量のETCカード発行を認めていたのか。
あまり目立たない規模なので見て見ぬふりだったけど、流石に見逃せない規模になってきたのと、
マイレージのかすめ取りがたれ込まれたので調査したら初めてわかったのか。
それともETCカードを発行するのはクレジットカード会社側なので知らんぷりだったのか。
ここまで大事になる前に分からなかったのか、という疑問もありますが、
無事にバレて3万9000個のIDと1億1000万ポイントが消滅することになりました。
この会社、大丈夫なのでしょうか。主要ビジネスの1つがまるごとひとつ消滅することになりますが。
事の推移を見守りましょう。
悪いのはビジネスモデルではなくてマイレージサービスの不正利用じゃない?
でもこれは他の会社もやってそう
調べれば芋づる式かも
手数料が8%と5%でポイント付与無しの選択肢があって
5%の場合はポイント還元分を3%手数料値引きに回してるって誰でも分かる思うがなぁ
選択肢がなくなるだけ利用者が損するだけだろうに。
ETCコーポレートカード利用約款
(一部抜粋)「第3条 …事業協同組合がカードの利用申込みを行う場合に限り、
事業協同組合の組合員のカードの利用申込みを事業協同組合の名において、一括して行うことができます 」
意味合いとしては、中小企業など単独では大口・多頻度割引を利用できな事業者でも
組合の一員として皆で利用して割引の対象になってもいいよって中小企業支援の一環な感じかな
なので組合によるETCカード貸与は認められた制度みたいね
1年分が1億1000万ポイントかな?
ETCマイレージが始まったのが2005年。今年で18年。
1億1000万×18年=19億8000万ポイントならすごい話だな~。
無断でマイレージの利鞘稼いでたらダメだわな。名目上は協同組合だし。
会社役員で言えば、会社で禁止されているのに役員用決済カードを個人名義でマイレージ登録してマイレージ横領するようなもんか。
わるいやつはだいたい中抜き考えるよね