ソフトバンク社長「楽天モバイルの最強プランは優良誤認か？キャリアの先輩として、設備投資はちゃんとしとけよ、と忠告しておく」

（リンク先楽天モバイル）ソフトバンク社長「楽天モバイルの最強プランは優良誤認か？キャリアの先輩として、設備投資はちゃんとしとけよ、と忠告しておく」

楽天モバイルがキャッシュフローの悪化、過去最悪の赤字を叩き出す超絶糞決算を連発したことで、
とりあえず目先の設備投資を先送りしよう、とKDDIとのローミングを復活＆強化させた件について、
ソフトバンク宮川社長が懸念を示しています。

優良誤認か・・・？

　8月4日のソフトバンク決算説明会で記者から「Rakuten最強プラン」についての受け止めを問われた宮川氏は、「今のところ実害はないため、静観していた」とコメント。言葉を選びながらも、優良誤認に相当する恐れがあるのではないかという懸念を示した。

――（記者）ローミング協定を変えて「最強プラン」と名乗っているキャリアがある。コメントを。

ソフトバンク 宮川潤一社長：なかなかお答えがしづらい話なんでが、今のところ実害があるかというと、私どものところはないので、静観していたところです。ただし、やっぱりお客さまに誤認をされるようなものはまずかろうということで、私どもの現場の方が、総務省さんと打ち合わせしています。

　プランのお名前を付けられるのはその企業のご自由ですし、他社の話ですから私どもがコメントする立場ではないかもしれませんが、ちょっとなかなか……「しびれるな」という感覚で見ておりました。
楽天モバイル「最強プラン」は優良誤認？　ソフトバンク宮川社長が懸念を示す（ITmedia Mobile） – Yahoo!ニュース

正直、ITmediaの記事では、宮川社長が「楽天モバイルの最強プランは優良誤認では？」
という発言があったのか、確認することは出来ませんでした。

競合する他社に対して、社長が「優良誤認」と発言するのはそれなりに重みがある言葉であるため、
ITmediaがそれをタイトルに設定するのであれば、明確に宮川社長がその旨を発言したのかしていないのか、
その点を明確に記載してほしいところ。

仮にソフトバンク系メディアのITmediaが社長の発言を忖度して「優良誤認」と勝手に書いたのであれば、
それはそれで由々しき事態ですね。

ソフトバンク社長「ちゃんと設備投資しとけよ」

　ただし、キャリアの先輩としてひと言申し上げたい。プラチナバンドは本当に電波がよく届くので、地方のエリアカバーにおいて非常に有効であります。ですから、全国をくまなく整備されていくのではなないかと思います。それで、楽天さんも頑張られるのであればそれで良しと思います。

　一方で、電波の有効利用という通信キャリアという責務がありますから、この責務をまっとうしていただけると期待をしています。「届きやすいから少しの基地局で良いだろう」というのは無しで、獲得したらそれなりにしっかりと設備投資をしていただきたいと考えております。
楽天モバイル「最強プラン」は優良誤認？　ソフトバンク宮川社長が懸念を示す（ITmedia Mobile） – Yahoo!ニュース

ま、それはともかく、ソフトバンク社長は「楽天モバイルがプラチナバンドを手に入れるのはしょうがない、
そしてそれを地方も含めて全国くまなく整備するのは良しとしよう。届きやすいから少しの基地局でいいだろう、
というのはなしだぞ」と釘を差しています。

そりゃそうだ。せっかく国民共通の財産である電波帯をもぎ取ったのだから、楽天モバイルにはできる限り
設備投資に金を支払ってもらって、できる限りカバレッジを増やしてほしいところです。

市町村の役場でのみつながる、そう、なぜなら20年前の人口カバー率は役場で計測したからね、
という言い訳はやめてくださいね。

まぁソフトバンクも旧ボーダフォンから事業まるごと買い取った17年前は相当酷い電波状況でしたが、
今では3大キャリアの古参として、先輩風を吹かせるようになっているのも時代の流れですかね。

というわけで、楽天モバイルはしっかり頑張って頂き、モバイル事業で単独黒字化を実現し、
そしてポイントバラマキの流れを作って欲しいところ。元祖ポイントバラマキの楽天がしっかりしないと、
Yahoo!が調子に乗って改悪ばっかりですからね。適切な競争環境が如何に大事か、ポイント乞食さんは
身にしみているでしょう。