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13.3インチノートPC最軽量はやっぱり富士通の「LIFEBOOK UH75/B1(761g)」。NECの「LAVIE Hybrid ZERO(769g)」よりキーボード、拡張ポート、電源ボタンがイケてる。

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13.3インチノートPC最軽量はやっぱり富士通の「LIFEBOOK UH75/B1(761g)」。NECの「LAVIE Hybrid ZERO(769g)」よりキーボード、拡張ポート、電源ボタンがイケてる。

平成30年6月3日:買ったぞ、ついに買ったぞ。
関連記事:13.3インチ最軽量クラスの富士通LIFEBOOK UH90/B3を買ってみた。VAIO Pro13との筐体サイズ比較。

2017年1月末から2月上旬にかけて、富士通とNECの間で13.3型Windowsノートパソコンの
最軽量争いがあったのは、世の中にあまり興味を持たれなかったのか、誰も話題にしておらず、
NECに勤めている友人ぐらいしか知らなかったのでご紹介。

目次

最軽量争い経緯まとめ:

2017/1/17:
富士通が世界最軽量モバイルノートパソコン「LIFEBOOK (ライフブック) UHシリーズ」を発表。
その時の公式質量は777g。
個人向けパソコン「FMV」、タブレット「arrows」の新製品を発売 : 富士通

2017/2/7:
NECがLAVIE Hybrid ZEROの新モデルとして、LAVIE Hybrid ZERO HZ750/GA、
HZ550/GA、HZ350/GAシリーズを発表。
2in1タイプとして769gとして世界最軽量とのこと。
ちなみに2in1タイプとは、ディスプレイが360度ぐるっと回転し、タブレットの用に使ったり、
画面を全部倒して相手にプレゼンするのに役立つそうな。
NECが世界最軽量に返り咲き! 最新の「LAVIE Hybrid ZERO」は13.3型の2in1で約769g – 価格.comマガジン

2017/2/22:
報道関係者を対象にした事業説明会「FCCLの匠 体験会」において、
「LIFEBOOK (ライフブック) UHシリーズの質量は761gである」との発表を行った。
世界最軽量13.3型の座を譲らなかった「LIFEBOOK UH75/B1」、777gから761gに ~富士通、未来のコンピューティングを創出するプロジェクトを公開
– PC Watch

777gは製造上どうしてもでるばらつきを考慮した安全値であり、実際に生産したロットの重さを
図ったところ、761gは十分にクリアできると判断した、とのこと。

という訳で、現状の最軽量争いは富士通が一歩リード、761gが最軽量とのこと。
ちなみにですが、MacBookAir13インチは1080g、MacBook Pro13インチは1580gであり、
質量対決では全く勝負にならず、日本勢の完勝となっています。
でも御存知の通り、出荷台数や市場での認知度、人気は日本勢のボロ負けかと。

モノづくり大国ニッポン、勝ったのは軽さだけだった・・・?

勝ったのは軽さだけじゃない!拡張ポート数は圧倒的富士通の勝利:

さて、実際に富士通の新LIEFEBOOK UHシリーズを店頭で見てきたのでご報告。
NEC側はまだ旧モデルしか店頭に置かれていませんでした。

ざっと見た感じの所感は下記の通り。

NEC(外見は旧モデル) 富士通
デザイン ロゴがどっちもダサい
筐体の高級感 ペラペラ そこそこ丸みを帯びた形状。うーん。。。
VAIOの用にエッジが尖ったほうがカッコイイかも。
キーボード 相変わらず打ちづらい。キーが真ん中よりで、
端の方のエリアが活用できていない。
変態配列。Fnが一番左という相変わらず。
打つとキーと本体が擦れてきしむ感じがする。
意外と打ちやすく、また端の方までキー領域があり、
キーピッチも確保できている模様。
Ctrlが一番左。
値段 15万円 19-20万円
拡張ポート USB 3.1(Type-A)×1、USB 3.0×1
HDMI出力端子×1
SDメモリカードスロット
オーディオ端子
USB 3.0×2(Type-A)
USB 3.1×1(Type-C)(USB-PD対応)(本体充電可能)
HDMI出力端子×1
SDメモリカードスロット
なぜか有線LANポートを気合で実装
オーディオ端子
寸法 305×205mm×16.9mm
画面のフチは7.2mm×5.35mm
309×212.5×15.5mm
その他 電源ボタンが側面にあり、なんかダサイ。
1時間で80%まで充電可能。
指紋認証あり
1時間で50%まで充電可能。
参考ページ NEC公式 富士通公式

トータルで富士通のほうが管理人は好みでした。
富士通のほうが、日本のものづくり特有の、文系が適当に考えた「ぼくの考えるさいきょうのノートPC」と
「とりあえず色んな機能やポートを付けとけ!」という社内政治を設計者が色濃く反映した作りになっている、
そんな気がしています。

NECのLAVIE Hybrid ZEROの全体的なマイナス点は、高級感のなさとキーボードの打ちづらさでしょうか。
全体的にペラペラなんですよね。
未だに「Fnが一番左」という、どこに需要があるのかよく分からない配列ですし、
打つとキーと本体が擦れて、微妙に嫌な振動と音を感じる(ような気がする)のは、
管理人が4年ぐらい前に買った、初代Lavie Z(当時はZシリーズだった)のとあまり変わっていません。

富士通のLIFEBOOK UH75/B1も高級感がある、所有欲が湧くとはパット見で思えませんでしたが、
そこそこの剛性が確保されており、キーボードも打ちやすく、色んな所から機構設計者の
血の苦しみ、産みの苦しみが伝わってくる、なかなかの傑作かと思います。
管理人も初めて富士通のノートパソコンを買おうかな、なんて思っちゃいました。
まぁ値段が半額なら考えますね。

キーボードは富士通の圧倒的勝利:


まずNECの13.3型 液晶モデル、LAVIE Direct HZのキー配列はこれ。
半角/全角がやたら小さく、TABやバックスペースがやたら小さい。
スペースキーこんなに大きくいるか?


富士通のLIFEBOOK UH75/B1のキー配列はこれ。
(引用元:マイナビニュース
右下にあるのは指紋認証。NECより幅広に作られており、上述のNECのキーも、
比較的余裕を持って配置されています。

この僅かな差が、富士通の方が圧倒的に打ちやすいと感じました。


また、この富士通の技術者がしのぎを削ったと思われる有線LANポートの実装ですが、
SIMスロットカバーのように引っ張り出して使います。


(引用元:上記のマイナビニュース)
こんな感じで、本体より引っ張り出し、分厚いケーブルを差し込みます。まさに変態実装。
こんなのよく思いつくわ・・・ジョブスなら真っ先に切り捨てるレベル。

恐らく社内の声の大きなおじさんが「このPCは法人向けのフラッグシップモデル。
法人ならセキュリティ上、有線LANは必須」、と主張して、
若手技術者が文句言いながら泣きながら実装したのでしょう。まぁ個人ユースなら正直要らない子かと。

また、富士通側は法人向けBTOモデルでSIMスロットが追加可能であり、MVNOのSIMも含めて、
無線WANが使えるそうな。

という訳で、なんやかんやでてんこ盛り20万円になってしまった富士通の新型世界最軽量ノートPC、
LIFEBOOK UH75/B1ですが、メモリ4GB、SSD120GBっておい、そこケチったのかよ!とも
ツッコミたくなりますね。

まぁそんなに重たい処理は外出先でしないし、帰宅/帰社したらネットワークHDDやサーバーストレージや
外付けHDDを繋ぐとしたら、そこまで問題ないかも。ある程度割り切りは必要ですが。

さてはて、社内の無茶振りおじさんと、妥協を許さなかった技術者が相まみえて、
いろいろと変態実装盛りだくさんとなった新型LIFEBOOK UH75/B1、
気になる人は、会社で買ってもらいましょう。個人で買える値段ではないかも。


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>こんな感じで、本体より引っ張り出し、分厚いケーブルを差し込みます。まさに変態実装。
>こんなのよく思いつくわ・・・ジョブスなら真っ先に切り捨てるレベル。

激しく同感です。

F-07c, FM/V U/G90, U50, P70 といい、DVDドライブをバッテリーと置換できる機構をもつP772等、富士通にはいい意味で絶滅危惧種の変態が居るようです。

が、残念ながら富士通のノートパソコンは伝統的にヒンジとキーボードの間が無駄に広いために、逆にパームレストが無駄に狭くて本体の角が手首に当たって痛いです。

ただしそれは12.1インチ以下の所有PCの話で、13.3インチはどうなんだろ?

家利用でも有線LANの方がストレスなく動画を見れるとおもうんですが。
大学もスクーリングで使っている建屋しか知りませんが有線です。

あと、富士通って法人が主戦場だったようなぁ。
うちの会社は、本社(親会社含め)ではいまだに有線ですよ。事業所は、知っている範囲では有線ですね。

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