特典が使える維持費の安いANAクレジットカードはこれ。「ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード」「ANA VISA Suicaカード」の年会費が811円/年。
月0.5~1回ぐらいで飛行機を乗る人にとって、ANAクレジットカードの保有は必須ではありません。どうせ大してマイルも貯まりませんし、クレジットカード決済でANAマイルを集めたところで、ANAマイルって結構使いづらいんですよね。ANAコインに変換したら1マイル=1コイン=1円として航空券の支払いに使えますが、それだと還元率が悪くなります。クレジットカード決済するならば、漢方スタイルクラブカードやリクルートカードプラス、リーダーズカードやREXカードなどがありますからね。
さて、それでも管理人がANAクレジットカードがほしい理由は下記の通り。
・空港のANA提携店舗や「ANA FESTA」でドリンク・フード・お土産が1000円以上10%OFF。
これ、結構使います。特に会社の出張などではお土産購入が必須な方もいらっしゃるかと。それが1割引きは結構デカイ。
・国内線・国際線の機内販売割引10%OFF
どうしても機内で発作的にビールが飲みたくなったり、ハーゲンダッツが食べたくなった時に10%OFF。まぁ元値が高いですけど。
・クレジット会員のみ、旅割などを先行予約受付してもらえます。
これも結構使います。航空料金は元値がボッタクリな分、割引率も半端ない。椅子取りゲームに一般会員よりも早めに参加できる権利は結構重要です。
・飛行機搭乗マイルにボーナスが付く。詳細は下記参照。
フライトで貯める│ANAカードで貯める│マイルを貯める│ANAマイレージクラブ
まぁ国内線ユーザーが1便乗っても200-500マイルぐらい。それに10%ボーナスが付いても、20-50マイルが余分に貰えるぐらい。年6回往復・中央値で35マイル貰えるとして、6回/年×2回(往復)×35マイル=420マイルが貰えるかな、ぐらいのどうでもいい特典ですが、まぁ無いよりましです。
・成田空港でのパーキング割引、「ANAショッピング A-style」で7%OFF。
割とどうでもいいですね。
という訳で、「良き社会人としても(謎)、年会費1000円ぐらいであれば、ANAクレジットカードを1枚ぐらい持ってても良いかな」、と思ったので、で維持費が安いANAクレジットカードを探してみることにしました。
学生カード、ANA ZEROカード、ANA VISA Suicaカード、ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード比較:
まず、学生はANAカード学生用を選べばOK。VISAでもJCBでもMASTERでも年会費無料。以上終わり。
次に、18歳以上29歳以下の方で学生以外の方は、ANA ZEROカードでOK。入会金、年会費無料。ただし5年間限定のANA JCBカードです。
問題は、この記事が対象としている、「社会人になって数年経ち、学生でも無いし、ANA ZEROカード入会資格もない、もしくはANA ZEROの5年間の枠を使いきった、中途半端な若めのおっさん」はどのカードを選べば良いのか、ということです。
ちなみに、ANA ZEROカードは5年間経過後、自動でANA JCBカード(初年度年会費無料、年2160円)が送られてきます。いらんのに。。
というわけで、若めのおっさん向けANAクレジットカードを探します。
条件:年会費が安い、クレジットカード還元率はどうでもよい。(別のメインカードを所持している前提)
このカードで決済はほとんどしない。したとしても、割引の条件となる支払いのみ。
年会費 | 割引後年会費 | 備考 | |
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード |
2160円 | 811円 | マイ・ペイすリボ登録割引 1349円引き |
ANA VISA Suicaカード | 2160円 | 811円 | マイ・ペイすリボ登録割引 1349円引き |
ANA VISA 一般カード | 2160円 | 1107円 | マイ・ペイすリボ登録割引 1053円引き |
ANA JCBカード | 2160円 | 2160円 | 割引なし |
ANA ZEROカード | 0円 | 0円 | 5年間限定、29歳以下のみ可能 |
ANAカードを発行する三井住友カードには、カードご利用代金WEB明細書サービスとマイ・ペイすリボ登録割引があります。
カードご利用代金WEB明細書サービス:
年6回以上請求がある人が、540円引き。うまい棒を6回買うのもありますが、公共料金の引き落とし先に設定しておくと楽に達成できるかも。
マイ・ペイすリボ登録割引:
年1回以上の請求で適用。割引額は上記表を参照してください。使った額が全額リボ払いになるサービスです。そんな手数料払うわけねぇだろ赤字だわな人は、「この額を超えたらリボ払いにするよ」、な一定額(ショッピング枠全部も可能)を設定できるので、とりあえず10万円超えに設定しておけば、全額一括払いとなり手数料は不要です。
なお、上記2つの割引は、ワイドゴールドカード以外は併用できません。つまり、下級国民で低属性の一般カード会員は、マイ・ペイすリボ登録割引の方が割引額が大きいので、両方設定した場合でもマイ・ペイすリボ登録割引のみ適用されます。
という訳で、ANA ZEROカードを除くと、ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカードかANA VISA Suicaカードが年会費が811円で安いことが分かりました。
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカードとANA VISA Suicaカードの入会特典&特徴比較:
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード | 入会特典 | ・入会時2000マイル ・10万以上利用で8000マイル、50万利用で15000マイル ・家族カード5万利用で5000マイル ・iD3万円利用で2000マイル ※移行手数料6,480円 ・2万利用で1,000 TOKYU POINT ・5000円以上でネームタグ |
カードの 特徴 |
・継続時に1000マイル付与。 ・東急系ストアでTOKYU POINTが貯めれる。 ヒカリエや渋谷109、東急ストアなど。 ・PASMOが利用可能 ・1000TOKYUポイントを750マイルに交換可能。 ・10000マイルを10000TOKYUポイントに交換可能可能。 ・iD、ETCカード(無料)を付与可能。 |
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ANA VISA Suicaカード | 入会特典 | ・入会時2000マイル ・10万以上利用で8000マイル、50万利用で15000マイル ・家族カード5万利用で5000マイル ・iD3万円利用で2000マイル ※移行手数料6,480円 ・1万オートチャージでSuica1,000円分 ・5000円以上でネームタグ |
カードの 特徴 |
・入会や継続時に1000マイル付与。 ・Suicaが利用可能。 ・10,000マイルで10,000円のSuicaに交換可能。 ・モバイルSuica年会費(1030円)が無料 ・iD、ETCカード(無料)を付与可能。 |
という訳で、入会特典は入会時の2000マイルを除くと、入会後2ヶ月以内に数万円を使わなくては貰えません。まぁチャレンジするとしたら、3万のiD利用で2000マイル、2万利用で1,000
TOKYU POINT、1万オートチャージでSuica1,000円分ですかね。なお、マイルは10マイルコール(年会費6480円)で計算しているため、これは割に合いません。無料の5マイルコースで移行すると、3万のiD利用で1000マイルとなります。1000マイル=1000円/30000円=還元率3.3%。まぁこんなもんか。
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカードをお勧めな人:
その名の通り東急との連携が強いため、東急沿線に住んでいたり、渋谷でよく買い物をする人はこのカードを選びましょう。
ANA VISA Suicaカードをお勧めな人:
Viewカードです。Viewカードって還元率低すぎで持っていてもいいことはあまりないのですが、下記割りとどうでもよいJR系サービスが割引となります。
Viewカード特典:
・JR東日本ホテルズ 10%OFF、直営レストラン・バー 基本料金最大10%OFF、チェックアウトを12時まで延長。
・東急ホテルズや駅レンタカーが10%OFF
・スポーツクラブ:JEXERの入会金・事務手数料が無料。
・ビッグエコーが「ルーム料金30%割引」もしくは、「飲み放題プラン10%割引」
・「楽蔵」などのダイニング店舗で飲食代10%割引(ランチは50円引き)
唯一モバイルSuica年会費(1030円)が無料となるのはデカイかも。まぁモバイルSuica年会費1030円も、リクルートカードプラスであれば1030/0.02=51500円/年で回収できますので、飛行機はあまり乗らないけど、電車や東北新幹線はガンガン乗るぜな人は、年会費を払ってリクルートカードプラスで支払うのもあり。
というわけで、管理人的には、東急と関わりがない人は、とりあえずViewカードでも作っておくといいのではないでしょうか。これで年会費811円、継続時に1000マイルが貰えて実質-189円でANAクレジットカードを維持することが出来ます。