節約速報管理人の青色確定申告の準備スケジュールとやり方、コツまとめ。
さて、管理人もそろそろ確定申告の準備に入らなくてはいけませんので、
やり方・スケジュール情報を共有させて頂きたいと思います。
前回の記事:
関連記事:青色確定申告アフィリエイト、普段の心がけや準備について。銀行口座の明細PDF保存、クレカは紙明細一択、経費はメモっとけ。
関連記事:アフィリエイトの青色確定申告について。節約速報は税務調査を受けたぞ。会社にバレない副業の方法。
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青色確定申告の準備スケジュール
・2月中旬:
そろそろ各ASPの去年の数字が確定し、入金が行われだす頃です。
青色確定申告は発生主義なので、入金がいつあるのかは関係ないのですが、
中には入金直前によく分からない理由で減額してくる糞みたいなASPがあるので、
入金があると一安心ですね。
この頃から、土日もしくは平日にASPごとに収益を入力していきます。
具体的なコツは下記にて記述します。
ASPの数にもよりますが、概ね一週間はかかると思ってください。
想像以上に1-12月の12回×複式簿記、かつ入金状況も入力すると、激しくめんどくさいです。
この時に多少後悔するのが「殆ど金をよこさないASPなんて取引するんじゃなかった」と思うこと。
一番金を回してくれるGoogle AdSenseも、月に数円、下手すりゃ0円(0円の場合は記帳しなくていいですけど)
のASPも、記帳する手間はほとんど同じ。むしろ、たまに振込が発生するASPの方がイレギュラー対応で
記帳の仕方を考えなくては行けないため、「このASP、来年は切ろうかなぁ」なんて思ってしまいます。
・2月末:
収益も入力しきったことでしょうから、次は経費を入力します。
収益と違い、経費は人間の主観が入りますので、慎重に行いましょう。あとで税務署に叩かれます。
経費は自分の記憶に頼って入力もありですが、何よりも経費台帳をつけるか、そもそも発生次第、
やよいの青色確定申告に入力しておくと吉。
・3月上旬~中旬:
最終的な数字のチェックを行います。収益計上漏れは無いのか、
(口座経由で現金をやり取りしている場合、確実にバレると思ってください。指摘されるかは別問題)、
経費計上漏れは無いか。
レシートがなくても、本人が確かに支払ったと記憶していれば計上できます。
ただし、嘘で経費水増しは悪質な脱税と認定され、重加算税、下手すりゃ実刑となります。
官制ヤクザの執念深さはこの国最高レベルらしいので、敵に回さないようにしましょう。
ただ、事業主と税務署の経費の認識の相違はよくありますので、その時は戦いましょう。
青色確定申告のコツ・やり方;
①まず去年の仕分けをPDFで用意するか印刷する。
ASPによる売上発生、入金、経費発生、支払いという仕分けは、概ね定例化した処理になります。
その為、まずは去年の仕分けをPDFで用意するか、印刷して紙で準備しましょう。
今年の処理も去年通りに従って入力すると、悩む手間が省けます。
「そう言えば事務所として按分計上している賃貸マンションの更新料支払いがあったんだけど、
これはどう処理するんだっけ?」という時も、その時の仕分けを見れば一発です。
ここで、例年通りの仕分けをしないと、税務署から「なぜ基準を変えたのか、答えよ」と言われるので、
出来るだけ前例主義にて計上しましょう。
②ASPごとの売上計上基準をメモ帳に書いておく。
アフィリエイトというのはいい加減な業界で、後から後から「やっぱり売上キャンセルで」とか、
「初掲載ボーナス500円です」とか、数字の修正がしょっちゅうあるのは御存知の通り。
以前に某ASPの発生画面で単価400円だと思っていたら、後から担当から連絡があって、
「実は単価200円でしたさーせん、○月○日まで遡って返金相殺処理しておきますね。」、
なんて話もありました。
そんな話飲めるか!こっちは管理画面を契約条件として、
広告掲載してるんやぞ!と一度は突っぱねましたが、まぁ額が大したことなかったのと、
今後の付き合いもあるので、泣く泣く飲みましたが・・・
さてはて、こういったイレギュラー対応はともかく、ASPごとに売上基準は定めておき、
メモ帳あたりに書いておきましょう。
記述すべきは、ASPのどの画面のどの項目が売上の数字で、いつ確定とし、
いつ頃入金するか、です。
いつ入金するか、は銀行口座の入出金履歴があるので、そこは自動で確定するとして、
いつ売上確定とするかはしっかりと決めておきましょう。
ここを変に弄ったり、年をまたぐような処理を恣意的にすると、速攻で税務署が飛んできます。
例えば管理人は、アドセンスとバリューコマースについて下記の通り設定しています。
アドセンス:
毎月末日に確定とし、翌25日前後に振込
バリューコマース:
報酬支払い情報の振込情報の振込額(対象期間)にて、末日に売上、
翌々月に振込とする。振込手数料270円は支払手数料として計上。
何年も前に定めた基準なので、今これが正しいのかは不明。今更変えられないしなぁ・・・
アドセンスも消費税関連で法律変わったらしいですし。
この辺の情報はググってもあまり出てこない(≒書くと税務署やら読者からツッコミが入る?)ので、
実態、実務、法令に合わせて自分で設定する必要があります。
そして、一度設定した基準はおいそれと変えないようにしましょう。
③クレジットカード明細も印刷しておく。
毎月定常的に発生する電気代などを按分計上している場合、またアフィリエイター同士の
飲み会などで支払いが発生した場合、クレジットカードで支払うかと思いますが、
クレジットカード明細を印刷しておきましょう。
クレジットカード明細で1月から12月にかけて「東京電力」への支払いを入力し、
最後にまとめて決算仕訳を行って按分計上すると、手間が省けます。
入力が終わった経費項目は、クレジットカードの明細上でチェックを入れておくと、
間違って二重計上する手間が省けます。
④出す書類は全部PDFにして保存しておく。
意外と「去年どういう数字を出したっけ?」「この届出書だしたっけ?」「ふるさと納税の寄付証明書、
どうだっけ?」「源泉徴収票のどの数字をやよいの青色申告に入力すればいいんだっけ?」ということが、
結構あります。
出す書類は全てスキャナやデジカメでPDF化しておき、年度ごとに纏めておきましょう。
⑤医療費は別表に纏めて提出しよう。
医療費控除を受ける場合、通院日時、金額、支払先病院、通院費用を纏めた別紙を作って、
まとめて出してあげましょう。パスモやSuicaで支払った通院費用も医療費控除の対象となります。
もちろん、領収書がなくても証明できることが必要です。
ただ、横浜に住んでいる人は東京の病院に通った場合、徒歩で行けるわけでもなく、
瞬間移動したわけでもないので、普通に考えると電車に乗ったので、その交通費を計上するのは、
至極当然のことでしょう。
まとめ:税務署を敵に回すな。
という訳で、確定申告のスケジュールとコツをざっと纏めてみました。
自分で税金を計算する煩雑さ、収益を積み上げるごとに増えていく税金、虚しい・・・
この確定申告の時間があれば、もっと書きたい記事があるのに・・・と思いますが、
脱税は国家反逆罪、この国で生きていく上には、納税の義務を果たさなくてはいけません。
ただ、どう考えても必要な経費(レンタルサーバー代とか)はしっかりと計上し、
納税者として正当な主張は行いましょう。収益をごまかすと、ごまかした利益の割には、
とんでもないことに巻き込まれますので、それだけは絶対に止めましょう。
よく分からないことがあれば、最寄りの税務署に相談しましょう。彼らも仕事ですので、
尻尾を振って税金を収めようとする納税者には優しいですよ。