高校生エンジニアがレシート1枚UPにつき10円もらえる買い取りレシートサービス「ONE」をサービスイン。乞食殺到でサービス一時休止。6/12～。

2018年6月12日

高校3年生の山内奏人が代表を務めるワンファイナンシャルが、財布に溜まっているレシートをスマホで
撮影してアップロードすると、1枚10円で買い取ってくれるサービス「ONE」を開始したところ、
開始からわずか半日で、レシートアップロード数が当初の一ヶ月の想定の10倍超えの16万件、
ユーザー数は4.5万人、AppStoreランキング1位に躍り出ました。

Appstore：「ONE(ワン)」
※Android版は現在リリース無し。

なお、出金は銀行口座経由で可能であり、運転免許証や健康保険証などの公的機関が発行した
身分証明書をスマホで取ってアップロードし、本人確認が必要とのこと。

出金手数料：200円。
なお、メガバンクや地銀など、概ね国内ほぼすべての金融機関に対応しています。

現在、一時的にレシートの買取をストップしております。ご迷惑おかけしております。

— ONE (@ONEbyOF) 2018年6月12日

そしてユーザー数増えすぎで買い取り一時停止とのこと。
なお、本人確認まで最長一ヶ月かかる見込みだそうな。

ONEの目的は：

ワンファイナンシャルCEOで高校3年生の山内奏人さんは｢レシートには究極のいろんなデータが含まれている。いつ、どこで、誰が何をいくら払って、いくらお釣りをもらって買ったのか。一人ひとりの購買行動やパターン分析ができるようになる｣と話す。蓄積データをメーカーなど企業向けに販売していく狙いがある。
https://www.businessinsider.jp/post-169009

要するにビックデータを蓄積し、ユーザーから1件10円で購入後、企業に11円以上で売ることで利ざやを稼ぐ
ビジネスモデルのようです。果たして企業はユーザーのアップロードしたレシートに11円以上払うのでしょうか、
そこがこのビジネスモデルが成立するかの肝のようですね。

ユーザーサイドは割に合うか？

ユーザー側は、1件10円、1日1回アップロードで、一ヶ月で30件で300円となります。
少し割に合わない感もありますね。もちろん、レシートが発行される買い物は1日1回ではなく、
2-3回とするかと思いますので、1日の終りにまとめてアップロードすれば30円ぐらいにはなるかも。

そうすると一ヶ月で900円。うーん、小遣い稼ぎにはすこし割りに合ってないかも。

将来的には、クーポンの配信も考えているそうな。とりあえずダウンロードしてみてレシートをアップし、
本人確認が滞っている現在は出金できませんが、今のうちに数を稼いでおくのもありかと。

なお、Googleイメージ検索でレシート画像を拾ってきて、それっぽく加工してアスペクト比や解像度、
EXIF情報を改変してiPhoneで撮影したっぽい画像にしてアップしまくるスクリプトを組み、
iPhoneのエミュレーターなどを使ってアップロードしまくるのは間違いなく偽計業務妨害罪に問われますので
絶対にやめましょう。でもそういうことを考える人も出てくるのですが、どう識別するのでしょうかね。

アップロード数TOP100あたりを目視でチェックし、明らかにおかしいのはBANして警告して
刑事訴訟するぐらいでしょうか。