総務省激おこ「半額サポート時でも即時SIMロック解除を要求する」。ソフトバンクやauが対象。
※総務省が正式に意見を表明へ。9/20、日経報道。
ソフトバンクが始める端末代金の半額補填、と言う割には消費者はほぼお得感がなく、むしろそんな
半額サポートプラスですが、auも同種のものを始めます。
関連記事:ソフトバンクで回線契約なしでも半額サポートプラスで新型iPhoneが半額へ。ただしSIMロックあり、月390円×24、25ヶ月目に再度購入必須など罠だらけ。9/13~。
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これに待ったをかけたのが総務省が2019年9月11日に開いた有識者会合。
総務省の有識者会合「モバイル市場の競争環境に関する研究会」で、野村総合研究所の人が
「(行き過ぎた割引や囲い込み、通信と端末代金の完全分離を目指す)改正電気通信事業法の趣旨に反する」
とのこと。
現状、半額サポートプラスでは購入時から100日経たないとSIMロック解除が出来ませんが、
ここが問題になっているそうな。半額サポートそのものは別にいいのか・・・
というわけで、総務省側は各キャリアに分割払いでも即時SIMロック解除を義務付ける方針を固めたそうな。
新ルールの端末 通信大手と総務省と駆け引き SIMロック撤廃 :日本経済新聞
SIMロック解除が即時解除出来ることで、消費者はドコモMVNOを使ったり、
海外旅行時にボッタクリローミングを使うこと無く、現地のプリペイドSIMが利用可能となります。
消費者にとっては歓迎すべき流れなのですが、何で総務省もここまで意地になるのでしょうね。
菅官房長官の「携帯電話料金はもっと下げるべき」発言を忠実に実行しているのでしょうか。
はてさて、この問題の落とし所は、キャリアが泣く泣く?SIMロック解除の要求を受け入れ、
総務省もそれならば認めようと、双方(表面上は)痛み分けで半額サポートを継続。
実際に消費者が金銭面で得をすることは上記の解説記事の通り無いですし、
キャリアは2年後に中古iPhoneが中古市場に放出されることを防ぎ、自社のサブブランドで整備済み商品として、
また売り出す弾をゲットしたことになります。
SIMロック解除は消費者として喜ばしいことですが、中古市場に出回る弾が少なくなると、
キャリアに中古市場が価格統制されて、中古品の価格が上がるかも?売る側はいいですが、買う側はキツイ。
うーん。
とりあえずiPhone11は本日21時受付開始となります。
興味ある人は予約してみましょう。