武田総務大臣が釈明。auの新プランに対して自身がガチギレした件につき。

2021年1月19日

au by KDDIが発表した新料金プランpovo（ポヴォ）について、KDDI側はニュースリリースや
新料金発表会でも特に「最安値」とはPRしていませんでしたが、新料金発表会にて、
ついついKDDIの高橋誠社長が「最安値」と口走ったことについて、武田総務相が
「国民に対してあたかも一番安いと思わせるやり方。非常に残念だ」と述べていました。

さて、1月19日の閣議後記者会見にて、武田総務大臣が自身の発言について釈明しています。

武田氏は19日の会見で「料金プランに対して指摘したつもりはない。さらなる低廉化が進むことは非常にいいこと」と釈明。その上で「発表する記者会見の席で（社長が）使った『最安値』という言葉が誤認を導くことを懸念した。これからも消費者の立場に立って、指摘していくべきことは指摘していきたい」と強調した。
武田総務相が釈明　KDDI新料金プラン「評価」　PR方法は「問題」 – 毎日新聞

「音声通話をあまり利用されない方にとってはありがたい制度」と述べた。
KDDI新料金批判総務相が釈明 – Yahoo!ニュース

という訳で、auの新料金プランは最安値とは言い難いものの、そこそこよく頑張った、
と言えそうですね。

そんなどうでもいいことより各社音声定額外せないの？横並びはよ！

さて、総務大臣がどう思おうが、一般市民にはどうでもよくて、au社長が記者会見で
「最安値を目指した」という口走ったこともどうでもよくて、要望するのは次の事項かと。

・もうちょい安くならないか。5GBや10GB、15GBと刻んでくれないか。
・各社音声定額を外せるように、いつもどおり談合（嘘）してもらえないか。
・各社キャリアメールもオプション（300円ぐらい）で提供してもらえないか。

というところでしょうか。

一番実現性が高そうなのは、「各社音声定額を外せる」ことでしょうか。
auが出してきたので、各社も真似しやすそう。

5GB、10GB、15GBと刻むのはなかなか難しいでしょうね。それだけ値下げになりますし。

キャリアメールを提供すると、年寄が新プランに逃げてしまう。

キャリアメールも提供してくれないかも。今どきキャリアメールに拘るのはお年寄りで、
30歳以下の若者は@docomoだの@ezweb.ne.jpだの@t.vodafone.ne.jp(死語）などに
何のこだわりもないので、すんなり格安プランに移行できるでしょう。

一方、年寄りほどキャリアメールにこだわりますし、キャリアも本音は現状のお高いプランに
留まってもらって、養分様としてお金を引き続き文句を言わずに落として欲しい。

そうなると、「敢えてキャリアメールを使わせない」ことが、お年寄りを現状のお高いプランに
留めるインセンティブとなります。

よって、意地でも各社キャリアメールを提供しないかも。
とは言え、国民1億総加入者時代であり、キャリアメールを提供したほうが競合相手から客を奪え、
長期的に自社の利益になると判断すれば、3大キャリアのうち、どこかが提供するかも。
1社が提供すれば、あとは負けじと提供するでしょうね。

何れにせよ3月のサービス開始まで、もう少し細部が煮詰まってくると思います。
もう少々待ちましょう。

キャリア	ドコモ	au	ソフトバンク
プラン名	ahamo	povo	Softbank on LINE
月額	2,980円	2,480円	2,980円
通信容量	20GB	20GB	20GB
4G/5G	両方対応	5Gは2021年夏対応	両方対応
音声定額	5分無料	無し＋500円で5分無料	5分無料
低速時	1Mbps	1Mbps	1Mbps
テザリング	無料	無料	無料
キャリアメール	無し	無し	無し
海外	82ヶ国でのみ可能他プランは200ヶ国可能。	検討中	アメリカ放題のみ ※グアム、サイパン不可
オプショントッピング	無制限かけ放題・1000円	5分かけ放題・500円 24時間データ使い放題・200円	無制限かけ放題・1000円
その他			LINEデータはカウントフリー
微妙に困る点	FOMA利用不可 20歳未満契約不可	5Gが当初は利用不可。	回線網がソフトバンク