住宅ローンの「フラット35」、申込者がだんだん高齢化。迫る住宅ローン危機。

住宅ローンの「フラット35」、申込者がだんだん高齢化。迫る住宅ローン危機。

比較的ゆるい審査で金利は高め、最長で35年間の長期固定金利を提供する「フラット35」ですが、
新規申込者が段々と高齢化しているそうな。

　40歳を過ぎて住宅ローンを組む人が増えている。長期固定金利の住宅ローン「フラット35」の2023年度の申込者のうち40代以上は約6割を占め、30代以下との比率は10年前に比べ逆転した。多くは70代以降も返済が続くとみられるが、リストラや介護など想定外の事態で資金が不足し、「住宅ローン破綻（はたん）」に陥る人が増えかねないと専門家は警鐘を鳴らす。

（中略）

　ただ、住宅ローンに詳しいファイナンシャルプランナーの川淵ゆかりさんは「完済予定年齢が70歳を超えると、住宅ローン破綻に陥るリスクが高まる」と指摘する。職場で役職定年やリストラにあう、病気や親の介護で仕事が続けられなくなるなど、高齢になるほど収入減や思わぬ出費に直面し、返済計画に狂いが生じる可能性が高まるからだ。
迫る住宅ローン危機　「フラット35」利用　40代以上6割に（朝日新聞） – Yahoo!ニュース

まず晩婚化しているので、家を買う年齢が遅くなっています。
次に、そこそこ稼ぎがあって健康に問題がない人は、メガバンクや地銀やネットバンクなどで変動金利で借りるでしょう。
今どきは大半が変動金利で借りますしね。

ネットバンクの変動金利は、住信SBIネット銀行やauじぶん銀行などが保障も厚く、低金利で有名ですね。

変動金利が0.8％として、フラット35が2％弱ですから、変動金利が0.25％単位で上昇するとして、
短期プライムレート連動型の変動金利があと5回利上げするとフラット35を上回るかも。

とは言え、そこまで金利が高くなる世界だと、名目賃金は結構上がってそうですし、
結構年数が経っているので、ローンの返済も結構進んでいるのでは。
実質賃金は相変わらず下がりっぱなしで、ヒーヒー言ってそうですが。

35年後のことなんて誰もわからない：

結局、変動金利と固定金利、どちらが正解というのはありません。管理人ならば変動金利を選ぶかな。
とりあえず目先の支払いを減らすことが出来ますし、余ったお金をインデックス投資に回せますし。

でも35年後のことなんて誰も分かりませんからね。ペアローンを組んで離婚したり、妻が妊娠出産で退職したり、
自分や家族がリストラされたり、病気になったり、鬱になったり、事故をしたり、子どもがいじめられて引っ越ししたり・・・

一応明るい未来として、実質賃金が伸び、オルカンなどの投資収入も増え、世の中は好景気で、
キャッシュレス決済のキャンペーンやもれなくお酒やお菓子が貰えるキャンペーンが大盛況で、ポイ活も順調、
そして人生バラ色・・・という未来は残念ながら来そうにもない。

それにしても、これから家を買う人は大変ですね。住宅価格は上がるわ、金利も上昇傾向だわ、
そのために面積は狭くなり、5年前には最初から付いてきた設備仕様がオプションとなり、
スペックダウンとなります。乾式壁で建材もケチられ、職人は不足しているから仕上がりも雑に？なるかは不明ですが。

賃貸派の人も、これから都心部の賃料はじわじわと上がっていきます。
決して無関係ではありません。次回更新時には、震えることになるかも。
まぁ借地借家法で守られているのでいきなり激上げにはなりませんが、数千円程度のUPだと、
払わざる得ない場合も多いでしょう。

田舎のほうだと家はあまりそうなので、テレワークもありますし、比較的ゆるい会社に勤めて、
テレワークで「都会に行こうと思えばすぐに行ける」地方に住むのが一番コスパがいいかも。

衣食住＋仕事、バランスよく生きていきたいものです。