農林水産省が備蓄米放出後のコスト構造分析を発表したところによると、卸売業者が随分と経費や利益を上乗せしていたそうな。
農水省によると、3月17日~4月13日に流通した備蓄米は、集荷業者による平均落札価格が玄米60キロ・グラムあたり税抜き2万1246円。これに対し、卸売業者への販売価格は2万2207円で、差し引き961円が経費や利益として上乗せされていた。これは22年産(最大2400円)の水準を下回った。一方、卸売業者の段階では、小売・外食業者などに2万9800円で販売しており、上乗せ分は7593円に上った。22年産(2206~4689円)と比べて1・6~3・4倍となり、上乗せ分が大きくなっていた。
卸売業者からは「物流コストが相当上昇している。価格競争よりも安定供給が求められるようになり、適正な価格転嫁ができるようになった」との声が上がっている。
江藤農相は16日の閣議後記者会見で「備蓄米は国民の財産だ。通常のコメの流通とは違うということをぜひ理解してほしい」と述べ、業者側に対応を促した。
政府備蓄米の価格上乗せが拡大、卸売業者から小売り・外食へは60kgで7593円(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース
玄米60kg分に対して、卸売業者が34.2%の価格を乗っけて販売していたそうな。
%でいうとそんなに大したこと無い気もしますが、卸売業者のコストって物流コストと管理コストぐらいですかね?
それで34.2%は結構ぼりすぎでは。
その価格水準で小売・外食業者が買うわけですから、それが市場経済ですけどね。
外野がどうのこうの言える問題ではないかも。
ただ、ヤマタネや木徳神糧など米卸売業者の決算発表で、売上や純利益が爆増となっており、
米備蓄米の放出がこれらの業者の懐に流れ込んだ、という側面は否定できません。
コメ卸のヤマタネ、2025年3月期決算、食品事業の営業利益が3・7倍 価格転嫁が寄与(産経新聞) – Yahoo!ニュース
木徳神糧、最高益28億円へ コメ卸大手、価格高騰で押し上げ(共同通信) – Yahoo!ニュース
市場が明らかに失敗しているならば、政府が介入するべきですね。
国は現行の制度の中で入札を行って備蓄米を放出するしかありませんが、
米価格を下げる、という目的では、別の枠組みを早期に作る必要もあるかも。
もしくは、戦後のGHQ統治時代まで遡り、「物価統制令」(現在、残っているのは銭湯価格ぐらい)を使って
価格統制を行う方法もありますが、現実には難しいでしょうね。
という訳で、米価格が直ちに値下がることは期待できません。
しょうもない節約術やらポイ活をしても、所得が劇的に増えることはありえないので、
そもそもの所得を上げて生活水準を向上させるためには、何かしら他人とは違う工夫や努力をするしか無いかも。
もはやマフィア(早口言葉)
もうちょっとやり方に工夫ねーのかなって
全農パールライス株式会社や株式会社神明辺りはウハウハや
木徳神糧は売り上げ1650億円で、純利益が18億円から28億円になっただけなので、売上のたった1.5%しか純利益がありません。
悪意のある記事では、利益爆増5割増しとか書かれていたりするようですが、この会社は悪徳業者ではないかなあと思います。
まさにこれなんだよね。悪徳業者のように見られてるけど決してそんなことはない。
だが、本来もっと苦しいのは農家だと思うのでそこに還元されないのはどうかと思う。
卸売業勤務なんで、心が痛い。ちなみに米はやってない。
でも昨日のNHKニュース9で大臣は問題ないって
ヤマタネや木徳神糧の株価がコメの小売価格に連動してて笑える
JAの夏季ボーナスが気になります。日本政府とのマフィア
キャベツなんかは元値ぐらいに戻りましたよね。個人的にはキャベツはもう少し高くてもいいのにって思う。
江藤農相が、物価高で元々コメの値上げは不可避だけどあまりにも上昇が速すぎるって言ってたけどその通りだと思う。もう、元値には下がらないんじゃないかな。
米に関しては今までが安すぎて農家の人が困っていたのは事実なんだけど、高止まりでも農家に全く還元されないとか・・・もやるわ流石に。
どんなに高くても米を食べなきゃいけない人は大変だなー
江戸時代ならともかく現代は小麦食えばいいだけだもんな
しょうもない節約術やらポイ活をしても(自嘲)
まあ野菜がガツンと下がったから全体的にはそこまでって感じだわ
次に価格が暴騰するのは何なのだろうか
でも暴騰するなら転売ヤーがサメ以上の嗅覚で既に食らい付いてそうだけど
国民の反発くらう発言しまくり、
そして国民の反発食らう政策も取る政権・無能議員ども
次回の選挙の心配してないのかな?