ヤマト運輸「日本郵便よ、届けるの遅くない？配達委託止めるわ」。クロネコヤマトの現場ではiPhone盗難が多発。

ヤマト運輸「日本郵便よ、届けるの遅くない？配達委託止めるわ」。クロネコヤマトの現場ではiPhone盗難が多発。

2023年6月にヤマト運輸と日本郵便はメール便と小型荷物の配達を日本郵便側で1本化することで
物流と経営の効率化を図る合意に至りました。しかし、ヤマト側は郵便局の配達の遅さに大変ご不満の模様です。

　ヤマトと日本郵便は、メール便と薄型荷物について、集荷は各社で行いつつ、配達先の郵便受けに投函（とうかん）する業務を日本郵便が引き受けることで昨年６月に合意した。ヤマトは日本郵便に対して委託料を支払う。ヤマトのメール便は今年２月に日本郵便へ委託した。薄型荷物も昨年１０月から順次、委託を始め、来年３月までに全量を日本郵便に任せる予定となっていた。

　関係者によると、両社が協議しているのは、クロネコゆうパケットを巡る配達の委託だ。ヤマト側が、２０２５年１月～２６年３月の間の委託を中断したいと申し入れた。委託を始めた一部の地域で、輸送にかかる日数が以前より長くなっていると主張しているという。一方、得意とする二輪で配達できる荷物の取扱個数を増やし、収益の拡大を期待してきた日本郵便側は、合意に反するとして反発している。

（中略）

　ヤマトの打診の背景には業績の悪化がある。ヤマト運輸の親会社、ヤマトホールディングスは２４年９月中間期の最終損益で、中間期として５年ぶりに赤字に転落した。ネット通販の伸びが鈍化する一方、人件費や物流コストなどが増えたことで日本郵便への委託料が重荷となったとみられる。
ヤマト運輸が日本郵便に配達委託の停止を打診…「クロネコゆうパケット」対象、日本郵便側は反発（読売新聞オンライン） – Yahoo!ニュース

日本郵便では、2021年10月2日（土）以降、普通郵便やゆうメールの土曜日配達は休止されています。
郵便局員の負担軽減や普通郵便の減少に対応するためです。その他、なんだかんだで最近は郵便物が
届くのが遅くなっています。

ヤマトは既に大量に首を切った後なのに：

そのへんにヤマト側はご不満の模様です。一方、このヤマトと日本郵便の協業のために、
ヤマト側は数万人のパートや個人事業主を解雇または契約解除しており、
「日本郵便が使えないから戻ってこいよ」とは今更言えない気もします。
＜ヤマト運輸・現場が大混乱＞“業務効率化”で正社員が一斉退職、人員補充は委託業者頼りの本末転倒「実はクール便の品質にも問題が起きていて…」 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け

アマゾンのプライム会員の送料無料や、時折行われるプライムデーやブラックフライデーなどの
大型セールでも、結構物流網に負担がかかってそう。

アマゾンなどの巨大プラットフォームが適切な料金を払っていれば問題は顕著化しないかもしれませんが、
実際に横行しているのは運賃の買いたたきであり、そのため賃金はなかなか上がらず、ドライバーが集まらず、
現場は披露疲弊してそう。

管理人も、最近アマゾンで買った衣類収納ケースが輸送センターの誤配かなにか分かりませんが、
「輸送経路修正」ということで埼玉県の物流センターから東京都まで物の輸送に5日間もかかっていました。
なんだか働いている人も混乱してそう。お疲れ様です。

クロネコヤマトの現場ではiPhone盗難が多発。

現場ではスキマバイトで雇われた日雇い労働者が荷物の仕分けとトラックへの積み込みを
行っているそうですが、現実にはそういったスキマバイト君が法人向けに配達するiPhoneを盗んでいるそうで、
もはや地獄絵図。
「スマホをパクってるのは絶対にスキマバイトの連中だろ」…150億円の赤字に転落した「ヤマト運輸」で「iPhone窃盗」が頻発している「謎」（現代ビジネス） – Yahoo!ニュース

しかもこれから年一の忙しさを誇るクリスマスシーズン。どうすんのこれ。

我々に出来ることは、できるだけまとめて買う、店に買いに行く、または事前にクロネコメンバーズなどに登録しておき、
宅配予定日には家に在宅することですね。

物流がうまく流れないと社会もうまく機能しません。全員の思いやりが大事かと。