岐阜県で中学校の給食費3年間で16万円を無料化、財源は年寄り向け10万円の“100歳祝い金”や敬老会への交付金を廃止。年寄りにも感謝の気持ちが必要。

岐阜県で中学校の給食費3年間で16万円を無料化、財源は年寄り向け10万円の“100歳祝い金”や敬老会への交付金を廃止。年寄りにも感謝の気持ちが必要。

岐阜県郡上市で敬老会への交付金や100歳を迎えた市民に配布している一人10万円の100歳祝い金を廃止し、
中学校の給食費3年間で16万円を無料化するそうな。

現在、岐阜・郡上市の公立中学校では、生徒1人あたり月に4600円の給食費を徴収しています。
それを2025年度から市内の中学生およそ1000人全員を無償化にすることを検討。
単純計算しますと、中学3年間で1人あたり約16万円かかっていたのがタダになるわけです。

子を持つ親からは、「ありがたいです。大きいですよね」「大きいですよね。学費がこれからかかってくるし、うちは2人なので」といった声が聞かれた。

さらに、市内の高校に通う生徒のみが対象だった高校生の通学費の助成金も2025年度から市外に通学・下宿する生徒にも拡大する方針だといいます。

ただ、気になるのがその財源をどこから持ってくるのかです。
そんな中、市が検討しているのが高齢者を対象にした事業の廃止なんです。

郡上市では、100歳を迎えた市民に対して長寿者褒賞を贈っています。
取材した高齢者施設でも2024年に100歳を迎えた3人に10万円が贈られました。

100歳を迎えた人:
（100歳のお祝いをしたとき?）うれしかった祝ってもらって。

この10万円の褒賞とともに敬老会への交付金などを廃止して、その予算を給食費無償化の財源の一部に充てる方針だといいます。
【賛否】中学校の給食費3年間で16万円を“タダ”に…その代わり10万円の“100歳祝い金”などを廃止…若者へのシフトを検討　岐阜・郡上市長「若い世代に一度かけてみたい」（FNNプライムオンライン（フジテレビ系）） – Yahoo!ニュース

反対意見は：

40代:
ありがたいなと思う半面、ご年配の方たちへの感謝の気持ちとかがなくなっちゃう。ちょっと正直どうなのかなっていう複雑な思いがありました。

60代:
何かを犠牲にするのはやっぱり（よくない）。せめて無償化でも半分を出す。それが食べていく道では当たり前だと思う。
【賛否】中学校の給食費3年間で16万円を“タダ”に…その代わり10万円の“100歳祝い金”などを廃止…若者へのシフトを検討　岐阜・郡上市長「若い世代に一度かけてみたい」（FNNプライムオンライン（フジテレビ系）） – Yahoo!ニュース

そもそも月額4600円という格安の給食費すら捻出できない家計は見通しが甘いと言わざる得ないですし、
100歳を超えたからと言って10万円貰って、今更どないするねん感もあります。もう死ぬだけやろ。

とは言え、子育て家庭は給食費以外にもありとあらゆる出費がかさみますから、給食費が無料というのは
家計面への配慮の他に、「郡上市は子育て家庭を応援する」というメッセージ性が強いかも。
そうすると、近隣の街からも若い世帯が引っ越しに前向きになるかもしれませんし、
他にも子育て政策が行われると、実際に若い世帯が増えて税収も増えるかも。

ただ、反対意見もさもありなん。

年配の方たちへの感謝の気持ちを忘れてはいけません。ただし、感謝は別に10万円じゃなくてもいいはず。
「感謝の気持ちは現金で」という話もありますが、正直年寄りに金を配ってもしょうがない。
100歳まで生きた人は、それなりに十分蓄えがあるでしょうしね。

60代の「何かを犠牲にするのはやっぱり（よくない）。」というのは、十分に現役世代を犠牲にしておいて
こいつは何を言ってるんだ感があります。「飯というのは無料じゃないんだ、それが当たり前」
「次は土日や夏休みの給食を無償で提供しろと言い出すのか？」
というのならばまだ分かりますが。

という訳で、草の根レベルで世代間論争を巻き起こしそうなこの取り組み、果たしてどうなることやら。