識者「株価が急落しても、NISAを途中でやめる残念な人にならないで」

識者「株価が急落しても、NISAを途中でやめる残念な人にならないで」

少し株価が下げた＆円高に少し振れたようですが、早速証券会社はそれに反応して「まぁ落ち着けよ」という記事を
使いまわしてUPしているのでご紹介。

　つみたて投資の効用のひとつとして、相場の値動きに翻弄（ほんろう）されない投資行動が挙げられます。毎月少額ずつ、同じリズムでコツコツと投資資金を積み上げていくこの方法なら、値動きに左右されず、泰然自若と投資を続けられるはずですが、やっぱりつみたてを始めた途端に相場を気にする人が後を絶たないのです。

　つみたて投資は価格が下がったら安く買い付けることができるので、長期投資では途中で値下がりすることは決して悲観することではありません。

　しかし、相場の下落が続いてくると、弱気になって積立金額を少なくしたり、つみたてをやめてしまったり、ついにはつみたてた金額を全部解約して損失を実現させてしまう。一方で、価格が上がったら上がったで、欲望があらわになり、利益確定とばかりにあっさり投資全額を売却してしまう。

　いずれにしても、途中の値動きで長期投資を終了させてしまう人が後を絶たないのです。2年とたたずつみたてをやめて売却してしまう人もおり、本当に残念に思います。
株価が急落しても、NISAを途中でやめる残念な人にならないで | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

多少株価が下げたところで狼狽売りなんてもってのほかで、ましてやNISAで売っても枠が開放されるのは
来年となります。そもそも年始から始めたならばまだ20％超えの含み益があるはずなので、
早くから始めた人は「むしろ下げたの？気が付かなかったわ」というところでしょう。

7月から始めた人はご愁傷さまに見えるが・・・

7月からｅＭＡＸＩＳ Ｓｌｉｍ 米国株式（Ｓ＆Ｐ500）を買い始めた人には、こんな感じにチャートが見えます。
ｅＭＡＸＩＳ Ｓｌｉｍ 米国株式（Ｓ＆Ｐ500）｜三菱ＵＦＪ銀行

なんだこの積み立てとか言うクソゲーは！みんな「絶対損はしない！」って言ってたのに！騙された！
という心境でしょう。

でもね、そんなものです。むしろ積み立て初期に下げが来るのはボーナスステージで、
その分、ドルコスト平均法でいっぱい買えますからね。放置しておきましょう。
どうせ20年は使わないお金でやっているはずなので、無視でOKです。

本当の底はこんなもんじゃない：

ちなみに、本当に下げるときはこんなレベルではないぐらい下がります。

最近の比較的軽い下げは、コロナショック時の2020年前半、12861円⇒8432円まで、
わずか1ヶ月で35％も下げました。

しかしご安心を。そこから6ヶ月程度でまた元の水準に戻っています。

リーマンショックはもっとひどかったですし、管理人は生まれていませんが、
世界恐慌時は、それはそれは世紀末のようなチャートになっていたでしょう。

という訳で、多少何があってもぶれない心が大事です。
投資で一番成績が良かったのは、1位：投資したまま死んだ人、2位：投資したことを忘れてた人、
という格言もあるぐらいですから。

地上波が騒ぎ出した時がピーク論：

本当に目立つぐらい下げの場合には、地上波が騒ぎ出すでしょう。

街の人の声などで、「本当に下げて、大損です、どうしよう」などのインタビュー映像が出回り始め、
メディアがセンセーショナルに騒ぎ始めたら、そろそろ底かな、という話もあります。

ただ、そういうところで押し目買いをしていいのか、するべきなのかは分かりません。
押し目買いをするにも平常時から余剰資金を貯めておかなくてはなりませんし、
だったら余剰資金をさっさと投資に回しておいたほうがリターンが高い論もあります。

落ちてくるナイフはつかむな、という格言もありますからね。
人間、何か慣れていない変なことをしようとすると、火傷するのですよ。

管理人は投資のセンスがないことを自覚しているので、特に何もせず、ただ淡々と毎日、
システムで自動的に積み上げることにします。