なぜJR東日本など異業種が銀行業に参入するのか。中の人「あくまでも一時的なキャンペーンだぞ、勘違いするな」
JR東日本が楽天銀行のBaaS(バンキング・アズ・ア・サービス)としてJRE BANKを5月よりサービス開始
することがアナウンスされています。
JRE BANKで貰える特典が結構お得で、50万円を預けておくだけで片道4割引券やグリーン券が貰えるなど、
鉄オタじゃなくても、それなりにJR東日本に乗る人には垂涎の的となっています。
関連記事:JR東日本の銀行サービス「JRE BANK」がサービスイン。50万円預金+ビューカード(うまい棒)で片道4割引券+グリーン券が貰える。5/9 12時~。 | 節約速報
なぜこのような異業種が銀行業に参入することが増えているのでしょうか。ITmediaビジネスが報じています。
近年、JRE BANKの例のように銀行代理業社が事業会社をサポートする形で銀行サービスに参入する例が増加している。例えば住信SBIネット銀行では「NEOBANK」というネットバンキングのブランドを立ち上げ、「高島屋NEOBANK」や「第一生命NEOBANK」といった具合に、異業種をスムーズに銀行参入させている。
本来、銀行業は「免許制」という許認可システムの中でも非常に厳しい審査を突破しなければ営めない。審査期間は登録制である証券会社の設立よりも長期であり、資本金要件も20億円と高額だ。またこの資本金要件も、実務上は30~50億円程度なければ赤字期間に資本金額が割れてしまうこともあるため、なかなか免許が下りないのが実情だ。
そこで、すでに免許を有している銀行事業者とタッグを組み、既存の銀行インフラや技術を利用して、顧客に対して広範囲の金融サービスを提供する動きが生まれている。これを一般にBaaS(バンキング・アズ・ア・サービス)と呼ぶ。
(中略)
では、今このタイミングでBaaS参入が増えている理由は何だろうか。その大きな要因として、日銀による金融政策正常化の見込みが挙げられる。
政策金利が高騰すると、貸付金利が上昇し、銀行が運営する金融商品に対する投資収益率が向上する。これにより、金融セクターへの投資が魅力的になると同時に、金融サービスの提供も収益性が高まる。すると、新たな収益源として金融業界への参入を考慮するケースが増えるのだ。
高金利環境では、伝統的な銀行業務だけでなく、さまざまな金融サービスがより高い収益を生み出せるようになる。異業種企業は貸出金利と支払い利息間の利ざやを利用して、自社の核となる事業にシナジーを生み出す新たな金融製品やサービスを開発することが可能だ。
なぜ、JR東は「銀行化」するのか? 運賃4割引きなど、破格の特典も懐が痛まないワケ(ITmedia ビジネスオンライン) – Yahoo!ニュース
理由は、金利と、顧客接点が得られるため:
という訳で、金利政策が正常化し、ゼロ金利政策が終了することで、預金者の預け入れで貰える金利と、
貸付で貰える金利に差が生まれやすくなり、利ざやが抜きやすくなる、という訳です。
もちろん、この手のBaaSを提供する住信SBIネット銀行や楽天銀行に寺銭も抜かれますが、
それでも収益が伸びるでしょう、という目論見です。
もちろん、金融サービスを提供することで顧客接点が増え、乞食避けに預金残高など一定の条件を満たす顧客に
自社サービスを優先的に提供することで、より高収益を得やすくなることが予想されます。
JR東日本が自社の割引券、JE POINT、グリーン券を配ったところで、消費されるのは自社の経済圏ですから、
言うほど元手はかかりませんし、うまく閑散路線や閑散期に分散させることで、設備の稼働率の平準化を
行うことも出来るでしょう。
将来的な改悪は必至:
なお、JR東日本の5月から始まるJRE BANKはあくまでもキャンペーンであり、
撒き餌であることも記されています。
JRE BANKは、冒頭に紹介した特典の数々をあくまで(一時的な)「キャンペーン」とうたっているが、それを見たSNSユーザーが、恒久的なサービスと受け取られかねない形で喧伝している様子も散見される。
銀行側がキャンペーンについて誠実に告知していたとしても、そのサービスが終了した時、利用者にとって“改悪”と映れば、長期的なダメージは計り知れない。JRE BANKのケースに限っていえば、魅力的な特典がどの程度続くかについてもより明確に提示しておくべきかもしれない。
なぜ、JR東は「銀行化」するのか? 運賃4割引きなど、破格の特典も懐が痛まないワケ(ITmedia ビジネスオンライン) – Yahoo!ニュース
という訳で、将来的な改悪は既に予告されています。そりゃそうだ、あのペースで割引券をばらまき続けると、
本業の方の売上が多少落ちてもおかしくない。それは本末転倒です。
それに、乞食が集まって客層が悪くなっても、いいことがないですしね。
最初の1-2年は今のサービスを続けるでしょうけど、客が集まったらそのうちしれっと改悪されるのが世の常です。
常にアンテナを高く掲げ、顧客不利になったら一目散に逃げ出しましょう。
> 魅力的な特典がどの程度続くかについてもより明確に提示しておくべきかもしれない。
ITMedia(ソフトバンク)がそれを言うのか
他社には厳しいから。。
通勤なんて4年以上してないや
> SNSユーザーが、恒久的なサービスと受け取られかねない形で喧伝している様子も散見される。
「拡散」とか「周知」ではなく「喧伝」という直球表現にワロタ
拡散してるのアフィカス乞食しかおらんしな
改悪されれば、資金を引き上げるだけなんで何の問題もない。
特典は一時的なものだという話、記者の思い込みでは?
プレスリリース見る限り、特典は2025年度以降も同内容で続ける予定のようだし
特典の説明ページには確かに本キャンペーンという言い方も出てくるが、他に一時的であるという根拠も無さそうだし、断言してるのは飛躍し過ぎでしょ
同じくプレスリリースサッと目を通したけど
一時的なようなこと書いてあったっけか?
長く続かない可能性はあるにしても
JR東日本内の割引券だと正直使い道がなぁ
東北方面とか行かないし