現代ビジネス「東京の男性の平均年収は600万円、全国は443万円」。そりゃ物価違うのに何言ってるんだ。
貧乏人ほどスタバやマクドナルドを嗜む、という不文律に取り憑かれている現代ビジネスですが、
東京と地方の収入格差について報じています。
平均年収443万円――これでは普通に生活できない国になってしまった。なぜ日本社会はこうなってしまったのか?
話題書『年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活』では、〈昼食は必ず500円以内、スタバのフラペチーノを我慢、月1万5000円のお小遣いでやりくり、スマホの機種変で月5000円節約、ウーバーイーツの副業収入で成城石井に行ける、ラーメンが贅沢、サイゼリヤは神、子どもの教育費がとにかく心配……〉といった切実な声を紹介している。(中略)
〈地域別の年収は、国税庁の国税局別の給与額から把握できる。
2020年の年収を男女別で見ていくと、男性で最も高いのは東京の608万2000円、次いで大阪の540万4000円、名古屋の534万2000円だった。最も低いのは沖縄の400万円だった。
女性の場合は、最も年収が高いのは東京の332万1000円、次いで大阪の295万7000円で、他は250万〜270万円程度に留まる〉(『年収443万円』より)
当然、東京が最も年収が高い。
男性はどの地域・都道府県でも400〜500万円くらい、女性は東京をのぞいて200万円台がほとんどである。
東京の男性の平均年収は600万円、都市と地方の「収入格差」その厳しい実態(現代新書編集部) | 現代新書 | 講談社(2/2)
せめてグラフにしてもらえないと読む気がしないので、こちらでグラフにしてみました。
区分 | 平均年収(万円) |
日本人平均 | 443 |
男性平均 | 545 |
女性平均 | 302 |
正社員 | 508 |
正社員以外 | 198 |
東京 (男性) |
608 |
東京 (女性) |
332 |
大阪 (男性) |
540 |
大阪 (女性) |
295 |
名古屋 (男性) |
534 |
沖縄 (男性) |
400 |
ここから読み取れるのは次のとおりです。
・全国平均でも、どのエリアでも、男女別年収では男性が高い。
・正社員と正社員以外では年収格差が2.5倍。
・東京都の平均年収は男女ともに全国1位。
それ故、東京都は年収が高く、暮らしやすい・・・というのは明らかな間違いです。
物価水準、特に住宅費用が大いに異なりますから。
食費や雑費として、スーパーやドラッグストアの価格はあんまり変わらないのですが、
外食するとやはり東京はお高いですね。地価と人件費が外食代の大半を占めていますから。
原材料費なんて3割行けばいいほうですからね。
東京と大阪と名古屋の家賃を比べてみる。
さて、東京と大阪と名古屋で家賃はどの程度違うのでしょうか。比較していっました。
家族(大人2名+子供1名)が暮らすのに必要な、マンション・3LDK(70~74m^2)で築浅で
駅徒歩5分程度で比較してみました。
物件の立地として、東京駅、大阪駅、名古屋駅まで20分~30分以内とします。
Yahoo!不動産で検索し、指定した条件の平均賃料を求めました。
東京 | 大阪 | 名古屋 | |
月額 | 36.1 | 26.8 | 15 |
年額 | 433 | 322 | 180 |
東京との差(月額) | 9 | 21 | |
東京との差(年額) | 112 | 253 |
そうするとですね、東京の圧倒的家賃の高さと、名古屋の圧倒的安さが目を引きます。
名古屋は物件自体が少ないのと、「ザ・パークハウス名古屋」が21-26万円と、かなり平均値を押し上げていますが、
それでも名古屋は安い。
年額換算で東京より253万円は安い。もちろん、これは支出で安いので、この支出をカバーするためには税金率0.7-0.8で
割り戻しした300万円前後の年収が必要になります。
別に東京の男性が恵まれているわけではない:
そう考えると、東京男性(608万円)と名古屋男性(540万円)を比較すると、だいぶ名古屋男性の方が
可処分所得が多いことが分かるでしょう。
一方、名古屋の男性は生活を営む上で車を所有する必要があります。車代、駐車場代、ガソリン代、税金、
その他整備費用が必要です。その分可処分所得が減殺されますので、
上記結果ほど名古屋男性は東京男性より恵まれているわけでは有りません。
という訳で、東京の男性は年収が高いからと言って、特に羨むべきものでもなんでも無いことがわかります。
東京男性は、満員電車、長時間労働(激烈な競争)、(相対的に)低い可処分所得、劣悪な住宅環境、
教育問題等を抱えています。ろくに子育ても出来ません。
上記の家賃相場の例は夫婦+子供1名の3LDKとしましたが、夫婦+子供2名となると4LDK程度は必要で、
そうなると必然的に郊外に行かなくてはならず、そうなると満員電車が片道1時間×往復×年240回×40年という
地獄が待っています。
地方に比べて恵まれているのは買い物をする場所やイベントが充実している、
教育・医療・芸術・公共機関が充実している、車を持たなくていいところ、公共交通機関(飛行場含む)が
発達していることでしょうか。
しかし、その代償はあまりにも大きい気がします。
別に実家ぐらしでもいいじゃない:
男女問わず社会人になって実家ぐらしだと、よく「子供部屋おじさん・おばさん」などと馬鹿にされますし、
「いい年して実家ぐらしはみっともない」と言われますが、それはそれで家賃を抑制し、
将来の資産形成に資する節約術ですので、別にいいかと思いますけどね。
住む場所も別にどこでもよくて、ライフスタイルや自分の選好に合わせた地域で仕事を見つけ、生活の糧を得て、
家族と暮らしていければなんでも良いと思いますよ。最近の猫も杓子も「東京に行け」という一極集中っぷりには
違和感を覚えます。
管理人、なんだかんだで首都圏近郊に住んでいますが、碌でもない土地ですよ、こんなところ。
若いうちは良いですが、歳を取ったら田舎に帰りたいものです。
こういう記事、もう飽きた
他の事業でなんか大きな損失出したとか?損益通算のためにブログで稼げるだけ稼ぐみたいな
たしかに最近、節約情報自体はようつべで取ることが多くなってきた
名古屋いうほど車いるか?大阪の地方都市だが車なくても困らん
名古屋ってか、愛知は車持ってないやつは人にあらず的な、、
ただ駐車場が激烈にやすいので、気軽に持てるというのは有るけど
2023年7月時点のビッグマック指数は、日本は450円でアメリカは778円と、アメリカは日本の約1.7倍らしいけど、国会議員報酬は、日本は約3000万でアメリカは約2000万らしい。日本の国会議員は40000個も多くビックマックを食えるということに。ビックマックは東京と名古屋で値段は変わるのかなぁ
数字の根拠を確認しない
ドルで考えない
典型的な騙され安い貧乏人
いつも自民党に投票
管理人の思想押し付けられただけでお得情報何も無し
こういう記事増えたねぇ
タイトルだけで回避できるから読まんでもいいのに
こういうのは中央値をとらないとなんの意味もない。
馬鹿みたいに稼いでいるやつが基本的に都内に多いから、平均が上がっているだけ。
国土交通省が出してる都道府県別の中央値付近の層の可処分所得表はその地域の金銭的な住みやすさで参考になるよ
これかな。
見栄、富山、茨城、山形、福井、徳島、愛知、岐阜、岡山、新潟の順やね。
だったら愛知がいいなぁ。
やっぱり愛知でトヨタ傘下に就職するか埼玉茨城神奈川に住んで東京で仕事するのが比較的良いように見えるから新しい発見はなさそう
都内で2LDKで二人子育てです。
都心だと、3Lすらめったに見かけないし、4Lはほぼ見たことない……
3Lはいくらでもありますが、4Lは無理があるので
郊外に一軒家が妥当でしょうね。
見たことないのではなく、あなたが見ていないだけです。
3L4Lなどマンション賃貸にいくらでもあります。超高いけど、逆にそれが払えない世帯はお呼びじゃないのよ。
もちろん俺も払えんが、世の中にはね、払える奴らもまたいくらでもいる。
分譲マンションで4Lもあるといえばあるね。
シティータワー新宿とか、価格がエライことになってるけど
まあそんなに難しいこと考えなくても、田舎は高齢化と過疎化が進行中だし、自治体に金もなくてバスや鉄道すら廃線or数時間に1本だし、ジジババのプリウスミサイルは頻繁に飛んでくるし(北朝鮮のミサイルより怖いw)、東京近郊〜都市部に住むのが正解だね。
節約速報見れば物価は日本全国同じでしょ?
というわけで情報オナシャス。