北海道のホテル「去年1泊1万だったけど、今年は21万円にするわ。金無い奴はすまんな。」

北海道のホテル「去年1泊1万だったけど、今年は21万円にするわ」

昨今のホテル料金の高騰っぷりはサラリーマンの出張族が舌を巻くレベルですが、
原因としては外国人観光客の増加や人件費の増加などが挙げられます。

さて、北海道では単なるビジホが1泊5万円、10万円、場所によっては20万円という
超絶ボッタクリ料金で営業しているとのこと。

　夏の観光シーズンを迎えた道内のホテルや旅館で宿泊予約が取りにくくなり、料金も急騰している。外国人観光客らが前年に比べて大きく増え、宿泊需要が新型コロナウイルス禍前の水準にほぼ戻ったことに加え、7月下旬から道内各地で全国高校総合体育大会（インターハイ）が開かれることが料金を押し上げている。予約サイトでは1室1泊10万円前後の料金を提示するビジネスホテルもある。

　「1泊5万円でも予約は入る」。札幌・大通公園近くのビジネスホテルの支配人は高揚気味に話す。

　このホテルは、コロナ禍に素泊まりで1泊1万円だった部屋の宿泊料金を大幅に値上げしたが、予約は絶えない。15日からの3連休もほぼ満室で、わずかに残る空室も同4万～6万円で強気に設定している。
北海道内ホテル料金急騰　「ビジネス」で1泊10万円も　外国人客回復にインターハイ重なる（北海道新聞） – Yahoo!ニュース

まぁインターハイが開催されるためと、外国人観光客の増加で需要が著しく増加し、
宿泊料金も相当に上がっているそうな。ホテル側も「コロナ禍での損失を取り戻さなきゃ」と
息巻いているでしょうしね。

楽天トラベルで確かに1泊21万円のホテルが存在する：

楽天トラベルで適当に札幌でお盆の時期の8/11から一泊で検索してみると、カプセルホテルが6900円、
ボロそうなビジホが1.2万円、普通のビジホは2万円程度～というとんでもない事になっています。

1泊21万のホテルは：

ちなみにこのホテル、8/11から1泊で最上階　プレジデンシャルペントハウス/57平米が1泊21万円。

記事で取り上げられたのがこのホテルなのか、たまたま21万円なのかは不明。

次期をずらすと9600円～最高値で32000円：

同ホテルで10月ぐらいに時期をずらすと32000円。最安値のホテルは9600円。
別に高級宿マークも付いていない、普通のホテルに見えますね。

まぁ、嫌なら泊まるな、金を払うやつが正義なのだ、ということでしょう。

ビジネスホテル界隈がこれだけボッタクリモード全開だと、おちおち旅行はともかく、
出張すら経費精算が面倒くさいレベル。

経理に領収書を出した時に「なんでこんな値段するのよ、ビジホで1泊数万円っておかしいでしょ」
と言われそう。

ちなみに時期をずらすとあら不思議、1泊2万円超えの単なるビジホが、
1泊6000－7000円に値段が激下がりするのが面白い。

ということで、需給バランスが逼迫した夏の北海道は行かずに、
夏休みは家で昼寝でもしていたほうが、だいぶお得かも知れません。

クソボッタクリホテルを掴まされないために：

繁忙期はどうしてもホテルも値上げしがちですし、それが商売なので、客が納得して金を払えば
それで何の問題もないのですが、過去にホテルを利用したことがある人や地元民からすると、
「えっ、あのホテルでその価格（笑）？ぼり過ぎでしょ」という、ホテルの格に似合わない値上げは
しょっちゅう出くわします。

ホテル側の値上げにも、限度というか、節度を持って欲しい、というのは管理人のわがままでしょうか。

ホテル選びで迷っていると、価格を水準として「安いほうがボロそう、高いほうが格式高そう」と
消費者が勝手に誤解したりしますが、現実にはそうでないこともチラホラ。

という訳で、ボッタクリホテルを避けるためには、連休などの繁忙期の価格を見るだけでなく、
普段の閑散期からの値上げ率を確認しましょう。値上げ率が低いホテルほど、良心的であり、
かつ自分のホテルの格を分かっている、とも言えます。

単に人気がないホテル、とも解釈できますけどね。