日本政府、物価高対策に2兆円をぶちまける。低所得世帯に3万円＋子供一人5万円。LPガスも補助へ。

日本政府、物価高対策に2兆円をぶちまける。低所得世帯に3万円＋子供一人5万円。LPガスも補助へ。

日本政府は物価高対策として、２０２２年度予算の予備費から２兆円超を支出するそうな。
内訳はエネルギーや食糧費対策、低所得世帯に3万円＋低所得世帯の子育て世帯に
追加で子供一人当たり5万円給付、とのこと。

　政府は２月検針分（１月利用分）から電気代と都市ガス代への補助金を導入したが、ＬＰガスは対象外だった。ＬＰガスは地方で利用世帯が多く、与党内で支援を求める声が強まっていた。

　交付金の残り５０００億円は特別枠とし、住民税非課税などの低所得世帯に一律３万円を給付する。自治体の判断で、給付額を３万円より減らす代わりに対象世帯を広げるといった変更もできるようにする。

　交付金とは別に、低所得の子育て世帯に子ども１人あたり５万円を給付する方針だ。新型コロナウイルス対応の病床を確保した病院を自治体が支援する「緊急包括支援交付金」も大幅に増やす。物価高の影響を強く受けている輸入小麦の政府売り渡し価格の抑制も続ける。これらの対策に計１兆円程度を計上する見通しだ。
物価高対策に２兆円超、ＬＰガス補助は「推奨事業」に…低所得世帯に一律３万円（読売新聞オンライン） – Yahoo!ニュース

「我々は貧乏人世帯とその子供を養うために納税してるんじゃねーよ」という声もありますが、
相互扶助社会なのである程度は仕方ない。いつ何時自分がそちら側に堕ちるか分かりませんので、
社会のセーフティーネットとして必要です。

ただ、子育て支援金は所得制限なしにしたほうが良いかと思いますけどね。
これからもうすぐ死ぬ年寄りに死に金を配るより、これから未来を担う子供に金を配るほうが
誰がどう考えても有益です。

プロパンガスの補助も出るぞ：

LPガス（プロパンガス）は業者がぼったくってる場合もありますからね。
大家と結託して、設備費を家賃や使用料金に乗っけたり、などはあるあるです。

また、プロパンガスは自由料金制ですので、そこに税金を流し込むのはなぁ・・・
底が抜けたお風呂にお湯をじゃぶじゃぶ流し込むように見えます。

ま、業者側にも値付けの論理はあるのでしょうけどね。設備投資や維持費、メンテナンス費などが
かかるんじゃ、と言いたいのでしょう。でもそんな事消費者は知ったことではないので、
出来ればプロパンガスの物件は避けましょう。

所得税を減税して欲しい：

政府としてはリスキリングとして労働者を教育し、副業や再就職を含めて生産性を高め、
増税路線は維持して、集めた金を所得の再分配として広くばらまき、競争市場の歪みを
うまくコントロールしつつ、貧富の差を拡大しすぎないようにする、という典型的な経済学の
教科書通りの対策を行おうとしています。

それはそれで良いんですが、所得税を減税して欲しいなぁ・・・五公五民だったら良い方で、
自営業者なんて更に事業税（5％）も取られますしね。

消費税も減税して欲しいですが、下げることは無いにせよ、下げるならば恒久的に下げて欲しいところ。
消費税の機動的運用ほど愚かなことはないと思う。数年おきに変動する消費税とか、
商売がやりづらくてしょうがない。当然買い控えも起きますしね。

「段階的な消費税減税」「一時的な消費税減税」とかアホ丸出しの公約を掲げる政党も
ありますが、何も考えてないパープリンしかいない。

話が長くなりましたが、いつの時代も税金は取られるだけ取られて、あまり公的扶助の
援護を受けることが出来ない中間所得層も報われる時代が来ることを祈ります。

はてさて、どうなることやら。