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ユニクロ、非正規社員を増やして正社員は賃上げ4割アップ。サントリー6%、日本生命、ロート製薬7%アップ。お前らこの賃上げウェーブに乗れてるか?

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ユニクロ、非正規社員を増やして正社員は賃上げ4割アップ。サントリー6%、日本生命、ロート製薬7%アップ。お前らこの賃上げウェーブに乗れてるか?

ユニクロを展開するファーストリテイリングが、国内の正規従業員の年収を最大4割アップ、
人件費を総額15%UPする方針を固めたことが報道され、話題を呼んでいます。

 対象は国内の正社員8400人で、具体的には新入社員の初任給は現在の25万5千円から30万円に引き上げる。入社1~2年目で就任する新人店長は、月収29万円を39万円とする。その他の従業員も数%から約40%の範囲でアップさせる。
ファストリ、最大で年収4割上げ 国内従業員、人件費15%増(共同通信) – Yahoo!ニュース

目次

ただしファーストリテイリング、非正規社員を激増させていた。

この賃上げ劇の一方、ファーストリテイリングは非正規社員をここ数年、
激増させていたことで有名です。

東洋経済によると、「非正社員をこの5年で増やした」500社ランキング、
という不名誉?なランキングが公開されており、去年に引き続きファーストリテイリングがNO1の
王座を獲得したそうな。

ランキングの1位になったのは昨年に続き、ファーストリテイリングだ。5年前比で非正社員が3万6854人増加し、6万3136人が働いている。国内のユニクロではそのうち2万9934人、ジーユーでは1万2193人が働く。
「非正社員をこの5年で増やした」500社ランキング | 企業ランキング | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

店頭の品出し、整頓、接客業、また倉庫に関連する現場職を非正社員にて増員したのでしょうね。
ここ5年で非正社員は+140%と2.4倍、非正社員比率は53%と、働いている人の半分強が
非正社員となります。

なお、出前館は5年前比率で+2661%、つまり27.6倍。草。そりゃドライバーは非正社員でしょう。

でもしっかり正社員も増えている:

ちなみに有価証券報告書より、ファーストリテイリングの連結の従業員数(正規社員)を抜粋すると、
次の通り。

・2018年8月:52,839人(売上高:2.13兆円)
・2019年8月:56,523人(売上高:2.29兆円)
・2021年8月:57,727人(売上高:2.0兆円)
・2000年8月:55,589人(売上高:2.13兆円)
・2022年8月:57,576人(売上高:2.3兆円)
有価証券報告書 | FAST RETAILING CO., LTD.

という訳で、2021年8月に売上高が落ち込んでいますが、おそらくこれはコロナ影響でしょうね。
正社員一人当たりの売上高はあまり変わっていないので、売上高に応じて社員数も増やしている、
と見ることが出来ます。

サントリー6%、日本生命、ロート製薬7%アップ、ただし※

サントリーや日本生命、ロート製薬などの大企業も賃上げを予定していますが、
問題はあくまでもこれは平均値でることです。

近年のジョブ型人事への移行に伴い、単に年功序列で給料が増えていく時代は終わりました。
あくまでも、その人物がどのようなことが出来るか、で評価される時代です。

年をとっただけの無駄飯食いのおじさんを養う余裕は、日本企業にありません。
よって、社内ニートなどの働かないおじさん、うだつの上がらないおじさんへの富の配分は減り、
中途で入ってきた優秀な人材、やる気のある新卒の人材により多くのパイが分配されます。
「サントリー6%、日本生命、ロート製薬7%アップ」賃上げムードの中”社員間賃金格差”で泣く人笑う人(プレジデントオンライン) – Yahoo!ニュース

また、最近は米国のテック企業での大規模リストラが相次いでいます。
Twitterでトレンドを恣意的に濫用し、世論工作を行っていたようなゴミ社員はともかく、
フェイスブックやアマゾンなどの第一線で働いていた従業員は、DX化などで経営の効率化が
強く求められる日本企業において、喉から手が出るほど欲しい人材です。

という訳で、同じ会社でも、その能力とバックグラウンドに応じて、年収に大きな差が生まれ、
社員間給与格差はどんどんと開いていく方向になるでしょう。

年収を上げたければ:

自分の給料を上げたければ、まずより金回りのよい業界に行く、次に金払いのよい会社に行く、
そして会社内で必死に努力する、もしくは口先三寸で地位を確立し、成果を出して金をせびり、
昇給交渉を行い、金が貰えないならさっさと別の会社に行くというジョブホッピングを適度に、
経歴が傷つかない程度に繰り返すしかありません。

同じ会社に長くいるから、プロフェッショナルだから、では給料は上がりません。
むしろ「あいつは辞めないだろう」と見なされて給料が(相対的に)下がる時代です。


その意味で、「如何に自分の給料や市場価値を上げるか」を常に労働者が考えて行動しなくてはいけない、
そんな時代が到来しつつある、と言えるでしょう。そのビッグウェーブに乗れていますか?

正直、しんどいですね。ま、しょーがない。これも時代の流れです。
出来ることから、少しずつ挑戦していきましょう。


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涙拭きなよ

乗れてないです。
中小企業経営だけど、5%の賃上げかあ。
ギリギリ黒字は確保出来るだろうけど、難しいかな。
消費者向けの物価は上がっても、BtoBサービスの相場は、それほど上がってない気がする。相場が上がってくれれば、価格転嫁して給料も楽に上げられるのに。

内部留保分を確保しない限り
従業員さん達への給与アップが
難しく厳しいと思う

会社側の社会保険料負担分を
50%→0%にするしかない

乗れてたらこんな弱男サイトにお世話になってねーよw

ホントこれ。

給料を貰う立場(雇われ)が自分の意思で年収アップさせるなんて無理。
それができるような人はとっくに独立して経営者の立場になってる。

経営者とかほぼ水商売やんけ
転職成功したらホワイト企業で悠々自適になるのに

諸外国に比べて低い日本のマネージャー職を大幅に上げる言うてたな
まあ日本のはただの罰ゲームみたいになってたしなそら拒否されるわって

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