例のDMMブックスの70%OFFクーポン、実は中の人が60億円の損害を出す。責任者は辞職覚悟。でも許された。
2021/3/25よりDMMブックスの全品70%OFFクーポン・キャンペーンが行われ、
4/12には早期終了してしまったので、「結構反響あったのかな?」と思っていました。
どうやらDMM的には「結構な反響」どころではなく、60億円の赤字を叩き出す等、
DMMの歴史のなかでも最大級のインパクトを残す赤字施策になったそうな。
当初は市場の反響も薄く無風状態だったそうですが、4/4にツイートされてそれ以来反響が広がり、
キャンペーン上限100冊を購入して全額で7割引を受けるという人が拡大していったそうな。
ここで、会長の亀山さんと電子書籍事業部 部長の細山田さんの会話を見てみましょう。
細山田「最初は反響があって喜んでいたのですが、まさか上限の100冊を全部購入する人がそんなに出てくるとは予想していなくて、そのまま続けると会社全体にダメージを与えかねないレベルになってしまいました。試算し直した結果、早めに打ち切るしかない状況になりました。夜中に、数字見ながら、辞表書くしかないな、と」
亀山「俺は、別に最初から、辞めさせる気は全くなかったよ」
細山田「具体的な反省点はいくつかあります。まずは、過去のデータにとらわれてしまった点。実は最大リスクは計算できたんです。期間設定も含めてきちんと想定していれば、条件次第で早期終了の可能性があることを最初からユーザーに伝えられたはずなんです」
引用:60億円の損害を出した「DMMブックス」70%OFFキャンペーン早期終了の裏側を責任者と会長に聞いた。 – DMM inside
インタビューは続きますが、細山田部長が故意に失敗したわけではなく、不正でもない、
隠蔽もしなかった、最速で報告に来た、よって信頼できる、「同じ失敗はするなよ」
「とにかくユーザーは増えたんだから、何ができるか、どう活用するか考えて努力しろ」
ということで会長に許されます。良かったよかった。
間で半沢直樹の大和田常務ばりの土下座劇もあったのでしょうか。
管理人だったら60億ふっ飛ばしたらとりあえず土下座するわ・・・俺の土下座なんて無料だし。
それにしても会長の亀山さんも心が広いですね。
亀山「細山田は過去の実績もある。期待に応えていくつか成功してきたので、今回の失敗だけを見て評価はしない。ただし、"同じ失敗をくり返すな”
とは言いたい。”一度の失敗を二度の成功で補え" ってことかな。対策があるとも聞いてるし、今後に期待してるよ〜」引用:同上
普通の会社で60億円ふっ飛ばしたら・・・首かな。しらんけど。
少なくとも降格・異動・地方に「栄転」はありそう。
という訳で、乞食さんたちが殺到したあのキャンペーンの裏側には、
こんな大人のおじさんたちの物語があったのでした。
とりあえず、めでたしめでたし。
当時の記事のコメント欄はこちら。
関連記事:【もう終了】DMMブックスで70%OFFクーポンは早期終了。進撃の巨人全部まとめて買っても7割引。~4/12 12時。 | ニュー節約速報
失敗は失敗だけど、会員増加したり既存の購買欲も上がっただろうから、単に60億飛ばしたって言い放つのもちょっと違うのではと思います。
会長男気があるね。
DMMって2000億円企業だよね。たとえ広告宣伝費に60億かかっても全然取り戻せる範囲内だよね。
ウマ娘のせいで損害を出しているとの噂。
本体にお金が落ちないでサーバー代だけ持ってかれているらしい。
マジで馬鹿なんやな細山田部長
何をどう考えたって新入社員ですら結果わかりきってただろうに、金ばら撒きの施策じゃなかったんか
まあアクティブしないユーザー爆増の宣伝費って言い訳で通すしかないな
これを気にアプリの使い勝手と商品ラインナップ整備してくれたら使うぞ
こうしてロイヤルカスタマーが一人生まれたのであった。
>>まさか上限の100冊を全部購入する人がそんなに出てくるとは予想していなくて
いやぁ、普通の人の感覚はそうだよね。
でも、常識が通用しないのが今の世の中
これは一企業だからいいけど、政府がやると愚の骨頂だよね。
ゴートゥー何とかとか、ふるさと何とかとか・・・
確かdmmは、アッハ~ン♥️うっふ~ん♥️が売りの会社だったのう。
若い頃はお世話になったもんじゃ。