京都府亀岡市、有償無償問わずレジにてレジ袋を提供禁止へ。無駄な努力お疲れ様。1/1～。

京都府亀岡市、有償無償問わずレジにてレジ袋を提供禁止へ。無駄な努力お疲れ様。1/1～。

京都府亀岡市にて、2021/1/1より小売店でプラスチック製レジ袋の提供を
全面的に禁止する全国初の条例が施行されます。

有料でも配布できなくなり、地元のスーパーや商店をはじめ、飲食店や量販店の大手チェーンも市内の店舗のみ紙袋を使うなど、それぞれ対応を進めている。

条例では、国が無料配布を認めているバイオマスプラスチック25％以上配合のレジ袋でも提供できず、紙袋でも有料が義務となる。違反し、市による立ち入り調査や勧告などを経ても改善されなければ、6月以降は事業者名公表の手続きも始まる。

これも時代の流れですかね。レジ袋を禁止しても、そもそも海洋プラスチックゴミ汚染に
レジ袋はほとんど寄与していないのに、とりあえず目につくものを禁止して満足するという、
科学的思考と統計が苦手な日本人らしい発想の帰結ですね。

管理人だとバカバカしくて付き合ってられないですし、仮に住んでいたらアホらしくて引っ越しそう。

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管理人だったらこういうレジ袋をまとめ買いして使いますけど。
1枚4円と安くはないですが、ストレスフリーで使えますし、最後にはゴミ袋に転用して
まとめて燃やして、焼却炉では燃料代わりで最後までエコ。

それにしてもアマゾンでレジ袋が一切売っていないのはなぜだ・・・と思いきや、
普通に売ってました。自分で買うなら、こういった細長タイプより横長タイプ、
またはスクエアタイプが使いやすいですよ。縦に長いと地面に着きがちやねん。

レジ袋削減、苦労の割に効果少ないよ：

ちなみに日本での海洋プラスチックゴミは年2万～6万トン発生しており、
中国の100分の1程度の排出量です。
ソースは環境省：【資料２ー２】海洋ごみをめぐる最近の動向rev3

だからといって対策しなくて良いわけではないですが、日本において発生する海洋プラスチックゴミは
発生するプラスチックゴミの総トン数の0.1％～1％程度とのこと。
逆に言うと99％が回収して最終処分なりリサイクルなり焼却されているわけです。

0.1％～1％を対策するために「大元を断つ」などと称してプラスチックの総生産量を
減らすのならばかろうじてギリギリ分からなくもない（相当な論理の飛躍はあるけど）ですが、
更に3段階ぐらい飛躍して「総トン数の0.1％～1％を対策するために、そのうち1.7％のみ占めるレジ袋を
削減する」というのは論理の飛躍を通り越してキチガイ、または無能な働き者です。
レジ袋の占める割合は、プラごみ総量のわずか1.7％！ ガラパゴス化した日本のプラごみ政策 | ダ・ヴィンチニュース

こういう無能がトップになると社会全体が間違った方向に行くため、即時更迭しないと
ろくでもないことになるのですが、現実社会はそうなってないのは無敵の無辜の一般市民が構成する
環境団体がロビー活動と称してのさばっているのを見ると明らか。悲しいなぁ。

こんなアホな活動に補助金出したりして、ゴミみたいなNGO団体を肥え太らせるのであれば、
海洋プラスチックゴミの流出元を特定したり、事業者への罰則強化をしたり、
海洋プラスチックになりにくいプラスチックを開発する大学に補助金を出したり、
もっともまともなやることがあるはず。そもそもこの国は学問や研究に関して金を払わなさすぎなんよ。

理系は畑から生えてくると思ったのか。旧ソビエトの「兵士は畑から生えてくる」じゃねーんだぞ。
研究費は研究者や企業が独自に拾ってこい、理工系博士課程修了者は就職に苦しめ、
文系オーバードクターはさっさと自殺しろ、みたいな政策はホント勘弁して欲しい。

この国がやっているのは、研究者を燃やして、レジ袋を燃やさない。
ほんと国益の浪費ですわ。

という訳で、この社会実験みたいな京都府亀岡市の取り組みが今後どうなるかは不明ですが、
全国的に発展しないことを祈ります。