楽天のディズニーストアも強制送料無料化に嫌気が差して閉店へ。三木谷氏「想定通り」。

楽天のディズニーストアも強制送料無料化に嫌気が差して閉店へ。三木谷氏「想定通り」。

楽天の送料無料化強制化に伴い、公取委が調査を始めていますが、
本日16時のワークマンの閉店に引き続き、ディズニーストアも閉鎖されることが明らかになりました。

閉店日：2020年2月14日(金)15時

なお、ディズニーストアはアマゾン側も同時に閉鎖し、後は直販のみにするとのこと。
なお、リアルストアは今まで通り問題なく営業されます。

一方、三木谷氏は「一部店舗が騒いでいるが、意地でも送料無料化はやるぞ。
アマゾンに負けているのは送料だ」との発言を繰り返しています。

確かに「アマゾンに負けているのは送料」なのは間違いありません。
問題は、「勝つためには送料無料化だ」ではないことです。

見やすいページ、検索しやすい検索ツール、価格比較しやすくする比較ページ、返品サポート、商品サポートなど。
やることはいっぱいあるはずです。

おそらくこれらの施策は楽天側も検討したはずです。ですが、店舗をまたがる施策は費用が楽天持ちとなります。
また、雑多なショップが並ぶ楽天市場を検索しやすく、比較しやすくすると、逆に生き残れない店舗もあると
判断したのでしょう。

そのため、仕方なく送料無料化をぶち上げて、費用は自分で払いたくないのでショップ持ちにしたのかと。
楽天が送料無料化の費用を多少負担すればここまで大きな騒動にならなかったかも。
ただ、楽天側が送料負担する道理もあまり無いですし、やっぱり現状に落ち着くのかも。

はてさて、公取委の判断待ちとなります。優越的地位の濫用が認められ、排除措置命令が出されると、
楽天側も従わざるえないでしょう。この国で公取委を無視して営業できる企業はありません。