【悲報】ATOKが単体のパッケージ版の販売を終了。月額サブスクリプション形式(286円~)へ。2018/2/1~。
一太郎付属の日本語入力システムとして、MS-IMEの糞っぷりに嫌気が差した人が使うことで
定番のATOKですが、2010年12月16日に公開された、Google 日本語入力、通称GoogleIMEの出来が
そこそこ良く、なおかつ無料だったため、ジリジリと対抗馬のATOKの売上が下がっていたのでしょう。
この度、ジャストシステム(徳島県が本社の会社)は、日本語入力システム「ATOK」の提供方法を
「ATOK Passport」に統一し、製品単体の販売方法としてパッケージ版の販売を取りやめ、
月額サブスクリプション(毎月支払い)タイプに統一されることになりました。
ATOK Passporの料金:
「ATOK Passport [ベーシック]」(月額286円[税別])
「ATOK Passport [プレミアム]」(月額476円[税別])(ベーシックの機能+広辞苑)
パッケージ版は5300円。1回買うと3年は使えるとして、1年1766円。
ベーシックの場合、1年で3706円税込み。うーん、2000円差です。
逆にベーシックを3年使うと11120円。ちょっと価格差が目立ちます。
恐らく1本5300円の小売価格に耐えきれず、月額制に統一したのではないでしょうか。
マイクロソフトもOfficeにおいて月額制を導入し、出来ればそちらに全面移行したい、
そうすれば顧客から永遠に金が取れると踏んでいる傾向もありますしね。
管理人もGoogle 日本語入力のリリース前まではATOKを利用していましたが、
ソフト単体で数千円するため、Google 日本語入力のリリースである010年あたりで購入を止めました。
だってGoogleで十分だもの。
また、言葉狩りの影響でしょうか、ATOKでは何故か変換できない語句も一定数存在し、
Google 日本語入力はその辺をお構いなしに変換できたため、Google側の株が上がったというのもあるでしょう。
何れにせよ、国産ソフトウェアには頑張ってほしところです。
今更一太郎が日の目を見ることはないと思いますが、ソフトウェア会社が傾くと、
そこで雇用が失われますので。
ジャストシステムも2006年頃にxfyというXMLデータ処理に関する技術提携を行い、
世界で売っていくというプレスを発表した時は株価も爆上げして有名になりました。
なお、今株価を見ると、2010年前半の頃から株価が爆上げしていますね。
(株)ジャストシステム【4686】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
法人向けシステム、教育用システム、またカスペルスキーの販売が功を奏しているようです。
知らなかった、勉強になりました。
月額制になってまでイラネーよ、という人は、今のうちにパッケージ版を買っておきましょう。
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