DHCの速攻ブルーベリー 30日分が抽選で1万名に当たる。なお、視力は回復しない。~12/27。
ファンケルの機能性表示食品「えんきん」は手元のピント調整力をサポートすると銘打って
販売されていますが、DHCの単なるサプリメント「速攻ブルーベリー 30日分」が
抽選で1万名に当たります。
ちなみにファンケルの「えんきん」の方は、曖昧な消費者の声で誤魔化されたり、
「夜の視界サポート」という曖昧な表現に終わることなく、
サンプルサイズ48名の無作為化プラセボ対象二重盲検並行群間比較試験により、
プラセボ効果だけでなく、明確な効果が存在することが立証されています。
ちなみに、無作為化プラセボ対象二重盲検並行群間比較試験の意味ですが、
目の疲れている45-64歳の男女48人を選び、そのグループを無作為に2つに分けて、
1グループ目はこの「えんきん」を、2グループ目は何でもない片栗粉などのサプリメントを渡しておきます。
二重盲検とは、老眼で苦しむ被験者にはもちろん、観察者(ここでいうファンケルの研究員)にも
どちらか片栗粉でどちらが「えんきん」なのか、を明かさないで試験を行う方法です。
観察者側に、どっちのグループが「えんきん」を使用しているとわかると、当然彼らもサラリーマン、
観察にバイアスが生まれて、結果として「えんきん」の効果が強く出た実験結果をレポートにまとめたりします。
その為、観察者にすら、どっちが「えんきん」か、なのかを教えないのは非常に重要です。
まぁ臨床試験では当たり前に採用されている方法です。
さて、並行群間比較試験なので、その2グループは同時期に実験が行われたのしょう。
結果として、「えんきん」の方がピント調整力が上がったとのこと。
注意したいのは、近点調整力の変化量(D)の単位がよく分からないこと。
元の論文を読めば分かるかもしれませんが、まぁ面倒くさいのでパスします。
そもそもだな、本当に老眼が改善するほどの作用があるのであれば、当然副作用もあるはず。
だったら第一類医薬品に分類されて、ファンケルのサプリメントとして終わるはずがない。
世界中の老眼に苦しむ人向けの歴史に残るベストセラー薬品となり、大企業が1個作れるレベル。
眼科は連日の「えんきん」を求める人で長蛇の列、夏の猛暑の中、並ぶ人が続出して熱中症患者多数。
老眼鏡は不要となり、世の中の老眼鏡屋・メガネ屋さんは軒並み全滅。。。とはなってないですね。
まぁ現実としてはサプリメント止まりなので、まぁお察しください。
機能性表示食品でないDHCのブルーベリーサプリメントの効果も、まぁお察しください。
ただ、趣味としてブルーベリーエキスを摂取したい人はどうぞ。
DHC 速攻ブルーベリー 20日分(40粒)【DHC】 |
なお、消費者庁の許可制であり、審査が厳しい「トクホ」とは違い、「機能性表示食品」は企業からの
届出制のため、ハードルが低く、企業が採用しやすいという社会的側面も忘れてはいけません。