日経トレンディ「楽天キャッシュで最大4.5％還元も可能」。やめろ、日経に載ると大体改悪されるフラグ。

日経トレンディ「楽天キャッシュで最大4.5％還元も可能」。やめろ、日経に載ると大体改悪されるフラグ。

日経トレンディなどのマネー記事として大体的に報じられると、その影響力のせいもあって
流入する乞食（顧客）が爆発的に増え、改悪の一途をたどる、というのがこの業界の
繰り返してきた歴史ですが、また同じ悲劇が繰り返されようとしています。

2024年6月4日から、楽天グループのオンライン電子マネー「楽天キャッシュ」における楽天ポイント還元のルールが変更される。どのような影響があり、お得の面ではどう変わるのか。うまく使いこなせば、投資信託の積み立てで計3.5％還元、買い物で計4.5％還元といった破格の還元率も可能になる楽天キャッシュの活用テクニックを解説する。

（中略）

【3％還元】JAL Pay×WAONルート

　クレジットカードでJAL Pay（日本航空グループのスマホ決済）にチャージし、JAL PayからiPhoneのApple Pay経由でWAON（イオングループの電子マネー）にチャージ。そのWAONを使って、ミニストップで楽天ギフトカードを購入することで、ポイント・マイルを“3重取り”しながら楽天キャッシュを調達できる。

　JAL Payには、次のクレカで1.5％の高還元でチャージが可能だ。

●Tカード Prime：日曜日のチャージで1.5％還元（通常1％の還元率が日曜日に限り1.5倍）
●三井住友カード ゴールド（NL）：通常0.5％＋ボーナスポイント1％相当（年間カード利用額100万円到達時）＝計1.5％還元　※ただし国際ブランドはMastercardに限る。Visaブランドではチャージ不可
「楽天キャッシュ」徹底攻略　普段の買い物で計4.5％還元も可能！：日経クロストレンド

楽天キャッシュが6/4に予定している制度変更はこちらの記事を参照してください。

主として、チャージ時の還元を廃止し、支払時にポイントを付与する、という流れです。
関連記事：楽天キャッシュ、チャージ時の還元を廃止。支払時に最大1.5％付与に。対象外店舗多すぎ。6/4～。 | 節約速報

現状は楽天キャッシュの購入時やチャージ時にもポイントが付与されるため、
6/3までに楽天キャッシュを購入し、6/4以降にポイントを消費するのであれば、
ポイント二重取り、というわけ。

楽天が消費者のお得になる改変を？そうは問屋がおろさない：

予測される改悪はこちら：

①楽天キャッシュPOSAカードの販売終了の恐れ。
現状では楽天ギフトカード購入時にWAON払いでポイント付与が行われています。
そのポイント付与はWAON側、つまりイオン側が負担していることでしょう。
楽天側の直接的なポイント負担は無いと思いますが、そもそもこの楽天ギフトカードの購入そのものの
体制を整えるコストも馬鹿にならないのでは。そして、現実的にはギフトとして使われず、乞食の踏み台に
されている以上、廃止されてもおかしくないのでは。

②Tカード Primeの日曜日のチャージで1.5％還元や、三井住友カードゴールドNLにおいて、
JAL Payへのチャージがポイント付与対象外となる恐れ。

③他、ANA Payを経由するルートなどが廃止、またはポイント付与対象外になる恐れ。

ただ、楽天側としては請求書払いや納税する際に楽天カードでチャージ（0.5％）して、
楽天キャッシュで支払う還元（0％）をまずは潰したかった、とも言えるので、
今回の改変でその目標は達成されています。

よって、この記事の影響で改悪が懸念されるのは、TカードPrimeや三井住友カード、JAL Pay、ANA Payかも。
という訳で、早めにチャージしておくほうがいいかも。ただ、一気に駆け込みチャージが増えると、
改悪が早まるという諸刃の剣です。

ご利用は慎重に、ただし抜け目なく、他人に先駆けて、どうぞ。