【レビュー】ソースネクストのVPNソフト「Hotspot Shield Elite、WiFiセキュリティ」をインストールしてベンチマークしてみた。
無料Wi-Fiスポットをはじめとするネットワーク上の安全を確保する個人向けのVPNソフトで、
有料版Hotspot Shield Eliteの年5760円ですが、ソースネクスト版だと2980円で購入可能です。
ちなみに、VPNとは「Virtual Private Network」の略で、サーバーまで仮想のトンネルを構築し、
その間の通信経路で傍受される恐れを極小化しようという仕組みです。
さて、先日のセールで管理人もちょっと購入してみたので、インストールしてみたのでご紹介。
手順:
①ソースネクストのダウンロードページ、https://www.sourcenext.com/dl/action/mydl_listから
exeファイルを入手し、インストール。
②解凍に時間がかかるので、その間にHotspot Shield側でIDを作る。
https://www.hsselite.com/sign-up
メールアドレスと適当にパスワードを設定すると、アカウント自体はすぐに作れます。
③そのまま、ソースネクストから送られてきたメールに記載のある、
ライセンスキー(TAから始まる文字列)を入力して、アクティベーションする。
これがインストール直後の画像。なんでElite(有料版)の案内や、無料版の制限(広告表示)などが
されるんだろうか。。。ワイは有料ユーザーやで!
と思っていたら、クライアントソフト側でログインできていませんでしたので、
メニューから適当にログインします。
すると、こんな感じでEliteユーザーと表示されます。
なお、ネットワークアダプタに仮想ネットワークアダプタが追加されるようです。
名前は「Anchorfree HSS VPN Adapter」とのこと。
シールドの有効化、VPN化は上記画像の時間が表示されているボタンを押すことで、
簡単にON/OFFを切り替えることができます。
なお、接続時は接続時間が表示される模様。時間課金プランはないので、あくまで目安としてどうぞ。
Speedtest.netのベンチマーク結果:
サーバーは日本を選択して計測しました。比較として、VPNをOFF時
VPN ON:
1回目:
PING 16ms
DOWNLOAD 52.25Mbps
UPLOAD 29.32Mbps
2回目:
PING 8ms
DOWNLOAD 49.64Mbps
UPLOAD 32.2Mbps
VPN OFF:
PING4ms
DOWNLOAD 176.32Mbps
UPLOAD 95.32Mbps
という訳で、ベンチマーク上はそこそこスピードが出る模様。まぁ最近はMVNOの速度詐欺もあり、
そこまでスピードテストに期待していませんが、体感速度としてほぼ変わらないスピードにて
広告なしでインターネットできるのはなかなか快適です。
確認くんやら診断くんやら:
一般的な情報
REMOTE_HOST ip-122-***-***-***.asianetcom.net
REMOTE_ADDR 122.***-***-***
DNS paranoid check failed.(ip-122-***-***-***asianetcom.net)
HTTP_REFERER https://www.google.co.jp/
HTTP_ACCEPT_ENCODING ? gzip, deflate, sdch
HTTP_ACCEPT ? text/html,application/xhtml+xml,application/xml;q=0.9,image/webp,*/*;q=0.8
HTTP_USER_AGENT ? Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/56.0.2924.87 Safari/537.36
HTTP_ACCEPT_LANGUAGE ? ja,en-US;q=0.8,en;q=0.6
HTTP_HOST ? taruo.net
その他の情報
HTTP_CONNECTION . (none)
HTTP_UPGRADE_INSECURE_REQUESTS ? 1
DNSBL登録情報
SORBS ? not hit
RBL_JP ? not hit
SPAMCOP_NET ? not hit
TOR_EXIT ? not hit
判定
ip-122-***-***-***.asianetcom.net (122.***-***-***
判定:プロクシです proxy判定箇所が 1箇所、 疑惑点が 1箇所ありました。
漏れ判定:漏れてはいないようです
総合評価:A
極めて物静かなproxyです。proxy経由であることを示す情報がほとんどありません。
一応IPアドレスは伏せ字にしておきます。IPアドレスがバレても問題ないのが、VPNの強みですけどね。
なお、日本には複数のサーバーがあるようで、接続ごとにIPアドレスが異なりました。
これは便利な人には便利かも。激速なプロクシ串として使用可能です。
Hotspot Shield Elite、WiFiセキュリティは何に使えるのか:
で、このVPNソフトは何の役に立つのか、ちょっと考えてみました。
下に行くほどまともな用途です。
海外ダウンロードサイトから制限回避してダウンロードしまくれる。
海外のダウンロードサイトだと、1IPあたりダウンロード出来る容量が24時間あたりで
制限されていたりしますが、それらを回避可能かと。
海外の日本からのアクセス遮断サイトに問答無用でアクセスする。
海外の動画サイトや通販サイトなど、一部サイトで日本からのアクセスを遮断しているサイトがありますが、
現地のサーバーを選択してアクセすることで、アクセス禁止を回避することができるとか。
中国などから日本向けサービスのSNS(facebook、LINE、twitter)などを利用する。
中国に渡った友人が、日本向けのSNS(facebook、LINE、twitter)ができないんだよね、
と言っていました。
中国大陸ではSNSやGoogleの利用が検閲、
いわゆる「グレート・ファイアウォール(防火長城、英語: Great Firewall)」にて制限されております。
このVPNソフトを利用することで、回避できるとかできないとか。
同様に海外において政府によって通信に秘密が侵害される国が多数ありますが、
それらの地域において安全に通信するために、VPNは世界中で使用されています。
野良WiFiスポットや飛行機内WiFiで安全にインターネット/メールチェックする
ノマドワーカーやビジネスマンが、野外で野良WiFiスポットを使う場合、HTTP通信などが
簡単に傍受される恐れがあります。そんな危険なことするかよ、スマホでテザリングするよ、
という人も、ANA/JALで導入が進められている航空機内WiFiはオープンネットワークであり、
機内でメールチェックやインターネットを閲覧するのは危険が伴います。
関連記事:JAL機内で使えるSky Wi-Fiがついに無料開放へ。2/1~8/31。定価が高すぎた。VPN必須だぞ。
それらの被傍受環境下で通信の秘匿を確保し、安全に通信するためには、VPNソフトが必須です。
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